無意味な節電の意味

ｍｉｘｉニュースより転載
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節電中のコンビニで強盗　石川・小松市

１９日未明、東日本大地震への支援で節電のため店のネオンを消していた石川・小松市のコンビニエンスストアで２人組の男が店員を襲い、現金数万円を奪って逃走した。
　事件があったのは、小松市にある「ファミリーマート」今江中店。１９日午前１時５０分頃、２人組の男が店を訪れ、１人が客を装ってたばこを注文した直後に、もう１人がレジカウンターの中に入って３６歳の男性店員の体を押さえ、現金数万円を奪って逃走した。男性店員にケガはなかった。
　犯行当時、店では男性店員が１人で勤務しており、客はいなかった。事件当時、この店では東日本大地震への支援として、節電のため店の外のネオンを消していた。警察は強盗事件として、逃げた２人組の行方を追っている。
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殆どマスコミ報道に載りませんが、残念な事にやはり火事場泥棒の様な真似をする卑劣な輩が現れているそうですね。被災地でご遺体から金品を盗む奴、倒壊した建物に忍び込んで家財を盗む奴・・・それに、やはり現れた募金詐欺、耐震補強詐欺・・・不愉快極まる話しです。

が、それはひとまずおいておいて、今日本中に蔓延している過剰な節電騒動に、そこはかとない不安を感じます。

強盗に入られてしまった石川の店舗だけで無く、僕の家の近所のファミリーマートも同じ様に夜間の看板の照明を”被災地支援の為”と称して点けずに営業しています。店長さんと話した所、本社指示によるものなので従うしか無く、店舗毎の考えで行って居るものでは無いそうです。さらに、最初は本当に支援になると思ったので喜んで従ったとの事。デマが元になっていて直接の支援にはならないと知って、かなり驚いていました。

しかし、それでも未だに看板を消している理由は何かと言うと・・・消して営業をしないと猛烈なクレームが来るかららしいんです。実際には殆ど効果は無く、逆に用心悪く売り上げ低下を招き、敢えて言えば精神論でしか無い行為ですが、「被災地の方々が困っているのにけしからん！！」と言うクレームが多発するのでとにかくそうしているみたいで・・・

なんかね、直接影響無い地域に住んでいるのに、冷静に考えることが出来ずに買い占め行動に走る心理と、この思慮の不足しているヒステリックなクレーム行動、形は違うけど根っ子の所は実はほぼ同じなんじゃないかと感じるんです。

国難と言える程の大震災に対して、日本人が見せている強い忍耐力に世界中から賞賛の声が届いています。日本人として僕もとても誇りに思い、被災してしまった方と少しでも苦難を共にして復興を目指したいと強く思います。

しかし、その裏で何か得体の知れ無い感情が渦巻いていて、何かの拍子に堰をきったように流れ出して国全体がパニックに陥るんじゃ無いか・・・
ただひたすら口汚く現政権を中傷するばかりで代案のカケラも無い言葉とか、事象を理解する前から思考を停止して原子力発電を全否定してしまうような書き込みとか、風評に惑わされて健康被害なんか全く無いのに福島県は被爆地だから近寄りたくないと言う者とか・・・そして、無駄にセンセーショナルな表現で不安を煽るばかりのマスコミ報道とか・・・

過剰な自粛の強要はやめ、物事を冷静に考えて、明日に向けて頑張っていきませんか？



追記
もちろん、東電、東北電管内での節電を無意味と言っている訳じゃ有りません。
逆に、西日本圏で節電したら効果が有るのなら、喜んでそうするのに！とやきもきしてます。