先行き不透明で不安だった部品がショップに無事届いたようで,EF8は入院となりました.
不安だった理由は,こちらの手元にある部品を送って先方に加工してもらう必要があり,加工に出す部品が先方の想定した代物ではないので受けてくれるかどうか分からない点にありました.最終的には受けてもらえたので良かったですが,その際,先方から「送ってもらった部品をチェックしたけど,おかしくないよ?」と言われたそうで,左フロントの症状がホントにコレで直るのか? 別な意味で不安です・・・.
そんな進捗報告はさておき.クルマがないので週末はどこにも行けず,暇だったので都内で(電車で)見に行けるモノが何かないか調べていたところ,2つネタがあったので行って来ました.
1つ目は「ミュージアムタワー京橋(アーティゾン美術館)」.
元々BRIDGESTONEの本社および美術館が入っていた建物で,老朽化に伴い改装され,2020年にオープンした施設です.ここまででお察しの通り,BRIDGESTONEの関連施設なので,展示もそのネタ.
6月に「Bridgestone Innovation Gallery」で「
Bridgeston Motorsport 60周年記念展」を見に行きましたが,アチラの展示が終了し,一部の展示がコチラに移設されたようです.
見どころとしては,「Bridgestone Innovation Gallery」では展示されていなかったモータースポーツ関連のアートボード.F1,インディカーを筆頭に,SuperGTやMotoGP等が描かれているのですが,行ったのが日曜だったので入口が締まっており,外から覗くだけ・・・(オフィス街なので仕方ない).平日に東京駅を通る方はついでに寄ってみては如何でしょうか?
そこから銀座へ移動し,お次は「NISSAN CROSSING」.
ココは定期的に展示車が入れ替わっているのですが,7/末から「NISMO GT-R LM」のロードカーが展示されているので,そちらを見学.
「NISMO GT-R LM」は,1995年に製作されたR33ベースのル・マン専用GTカーで,当時のレギュレーションに「一般公道を走行できるロードカーが1台存在しなければならない」というものがあったため,これを満たすためだけに作られた車両です.
このクルマで直接レースに出る訳ではなく,あくまでレースベース車としてレギュレーションを満たすだけに作られた車両なので,色々と簡素化されている部分がありますが,経緯の通り世界で1台しかないクルマなので見に来てみました.
R33ベースなのに車名に「スカイライン」の文字が入っていない理由としては,当時のエントリー規定に「同一車種の中に4ドアが存在する車両はエントリーから除外する」という項目があり(あくまでGTカーのクラスなので・・・),「スカイライン」の名を冠するとこれに抵触する事から入れられなかったそうです.
それでは,実車を見て気になった点をいくつか.
1つ目がフロントバンパーの下がスカスカな点.ル・マンカーの方は当然ココにアンダーパネルが付いている訳なのですが,それがない辺りが公道仕様(or 簡素化仕様)といった感じですね.これではバンパー横に空いた穴も意味をなしてない感じです.
2つ目がリアタイヤの前方,ドアの下の開口部(↓).
ここで取り入れた空気は,そのままリアタイヤ前方に通しているのかな?と思ったのですが,
どうも塞がっているっぽい.サイドラジエターじゃないと思いますが,取り込んだ空気は何に使っているんでしょうね?
最後がフロントバンパー上部の開口部(↓).
インタークーラー or ラジエターとは別のラインとして引いているのかな?と思いましたが,
単純にそのまま真っ直ぐ繋がっていました.ル・マンカーでもこれは変わらないので単に開口面積を稼ぎたかっただけのようですね.
これ以外にもレースベース車の認可を得やすいイギリス仕様なので,灯火類はイギリスの法規を満足する仕様になっているそうです.フロントはそんなに印象が変わりませんが,リアのスカイライン伝統の丸目4灯も,よーく見てみると実は中が丸ではなく四角いランプだったりするそうです.
(当日の展示の向きのせいで,これは確認が出来なかった・・・)
以上,クルマがなくても見に行ける展示でした.
この後,ついでに新橋のタミヤ プラモデルファクトリーにも寄って,
いつぞやのイベントで見て気になっていたRCも見てきたのですが,一連の道中で遭遇する外国人がホント多い.円安のおかげで他の国と比べてローコストで遊べるおかげで人が集まっているんでしょうね(代わりに日本から海外に向かう方々はホント大変そうです・・・).
Posted at 2023/09/06 17:10:03 | |
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