どうも(^^)v
今回はみん友さんの愛車紹介に出ているクルマのカタログになります。
全然馴染みの無い車種ですねぇ…(^-^;
6代目ハイラックス後期です♪
この手のピックアップにしては珍しくデビュー当時にCMやってるんですよね。
どうやら当時の若者にピックアップがカスタムベースで人気があったからCMやったようですね(^^)v
そうそう…90年代末期は色んなジャンルでのカスタムがまだまだ沢山あった訳で、トラッキンもいた訳です。
マーバンやアベニールなんかもカスタムベースで流行って貨物でオシャレな時代。
そんな時代の1997年に今回の6代目ハイラックスがデビューしています。
4ナンバーの通常のハイラックスに1ナンバーでレジャー向けのスポーツピックアップとう構成。
で…2001年に今回の後期型へとマイナーチェンジしています。
元来、この手のボンネット型のピックアップって、大昔の(ソレこそ1950~60年代)のクルマが庶民にはまだまだ高価だった日本では、平日は仕事に…休日はレジャーやデートに使える貨物兼自家用で使われてたクルマになります(^^)v
オシャレ貨物と言いますか…。
80年代になりますと、さすがに日本でも自家用車は普及してますし、どちらかと言いますと日本よりもアメリカ市場がメインになった感じがあります。
アメリカでは税金・維持費が比較的安く、学生達の通学やデートの相棒…
まさにBTTFでマーティがジェニファーを横に乗せて湖に行くようなですね。
この辺りから日本では代用アメ車的なニオイがこのハイラックスにはしてきたような気がします(*'▽')
今回のカタログは2003年9月のモノになります。
ってコトでまずはシングルキャブ低床のデラックス。
土建屋さんや工務店が仕事でいかにも使いそうなタイプですね(^^)v
ヘッドライトは規格型の角目2灯。
当時のプレスリリースを見つけて今見てますが、どうやらテーマは「スポーティ&タフ」らしい。なるほど。
コチラは4WDシングルキャブのデラックス。
4駆になりますと全高が一気に160㎜もアップしますので、かなり大きく見えます!
しかしながら、全長も全幅も4ナンバーサイズでコレは2駆も同じ。
テールがアオリの両サイドに配置されてますが、比較的大型なのとテール上部が丸みを帯びていて、この辺りでやや乗用車的な雰囲気も感じ取れます♪
インパネはシンプルそのもの。
寧ろ今の商用車は法規制の絡みが無くもないですが、色々と装備を付け過ぎてる感もします。
エアコンあるなら窓も手回しでいいじゃないのと。
このフェンダーミラーがデラックスは標準でドアミラーがオプション。
ステッキ式のサイドブレーキレバーも今や殆ど見る機会が無くなりました…(泣)
エアコンスイッチは汚れた手でも、軍手をしてても扱いやすいダイヤル式。
シートもビニール張りでフロアもビニール…清掃性は抜群でございます♪
さすがに座面ビニールは夏場は熱く、冬場は冷たくと快適性に劣りがちなので、ココは部分ファブリックとかでもイイかとも思ってしまいます…(^-^;
しかしながら業種によってはビニールのニーズが絶対あると思うので、今の営業車もこういう設定があってもイイと思うのです…実用ビニールパックとか。
ハイラックスはオプションでファブリック表皮が選択出来ます…分かってます。
で…ダブルキャブもあります。
ダブルキャブはオプションでビニールもファブリックも…更にスポーツシートも選択出来ます♪
つまりはよりレジャー志向の一般ユーザーにも向けてるというコトでしょう(^^)v
この時代のトヨタはまだこういうニッチなニーズにホントに長けてたと思います。
で…コチラはメーカーのプレスリリースでもパーソナルユースと謳っているスポーツピックアップになります(^^)v
シングルキャブの後部を延長したエクストラキャブなのが特徴♪
ダットラで言うキングキャブですね(^^)v
全長は結構長く5035㎜もあります…セルシオより長い…(汗)
ワイドフェンダーで全幅も1790㎜とワイドになってます(^^)v
そう言えばタイムリーな話題で、日本沈没を見てたら香川照之が乗ってますね(笑)
しかしあのドラマに出てたのは2WDで車高が低いんですよ…(汗)
どうやらモデル途中まで2WDのスポーツピックアップがあったようです♪
スポーツピックアップは後席にも補助席程度のシートを設けた4人乗り。
まぁ…そうそうコレに4人乗る機会も無さそうな気もします…(^-^;
そんな6代目ハイラックス後期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
・5L…直列4気筒3000㏄OHCディーゼル、91馬力、19.5kg-m。
トヨタ初のタイミングベルトを用いたのがこのL型なんだそうです…へぇ~。
70年代から続くトヨタ伝統のL型エンジンの中でも最大排気量となる3リッター。
自分はサッパリこの辺り詳しくないのですが、100系ハイエースの時の2Lとかはヘッドガスケットが抜けるトラブルを多々耳にしましたが、この5Lとかになるとどうなんでしょうね…(^-^;??
コレに組み合わされるミッションはなんと5速マニュアルのみ!!
21世紀に突入しても商用車とは言え、マニュアルのみの設定というのが潔いですね(^^)v♪
足回りはフロントがダブルウィッシュボーンでトーションバースプリングを用いた、いかにもトラックなメカニズム。
リアも半楕円リーフでこれまたトラックなメカニズムです。
4駆のシステムはトランスファーで切り替えるパートタイム式。
但し、デラックスはフリーホイールハブで前輪を切り離すタイプ。
スポーツピックアップは走行中にコレが自動的に行われるADDという機構を採用しています♪
更にリアの電動デフロックや、クラッチスタートのキャンセルシステムが付いてます♪
特にクラッチスタートキャンセルは正直日常においても個人的にはキャンセルしときたいかなぁと…(苦笑)
装備としましては、4駆のデラックスにはTOYOTAのロゴが入ったテールゲートがオプションで選択可能です(^^)v
いや~ハイラックスと言えばこのリアゲートがカッコイイんですよね!!
まだ発表されて間もないですが、ランクル300やハイラックスのGRスポーツがフロントグリルにTOYOTAのエンブレムを採用してきましたね(^^)v
若干懐古的にも見えるかもしれませんが、トヨタのあのロゴはホントにカッコイイ!
よくぞ復活してくれたもんだと思います…あぁいう表現が大事。
そしてスポーツピックアップはこの通り豪華な加飾装備が多いです♪
いかにも貨物なデラックスもイイですが、このように豪華に見せたスポーツピックアップもこれまたイイですよね(*'▽')
で…グレードはこんな感じで、ビジネスユースは全てグレード名がデラックスになるんですが、仕様が結構あるのです。
・2WDシングルキャブ低床
・2WDシングルキャブ高床
・2WDダブルキャブ低床
・4WDシングルキャブ低床
・4WDダブルキャブ低床
・木製デッキ車…コレはTECSの持込み登録車ですね。ちなみにシングルキャブ平床
・スポーツピックアップ…1ナンバーでパーソナルユース
オプションはこんな感じで。
全体的にスポーツピックアップ向けの内容かと(^O^)
ケバケバしい木目調もココまで目立つと逆に味です♪
ボディカラーはデラックスが4色。
スポーツピックアップが4色。
自分でしたらスポーツピックアップのダークグリーントーニングを。
オプションでLSD、電動デフロック、ムーンルーフ、メッキリアバンパーを。
さて…そんなハイラックスですが、国内向けは2004年にこの6代目で一旦終了。
海外専売の7代目を挟んで10数年ぶりに現行モデルで復活しています♪
現行モデルで国内復活は確かに今のSUV全盛の日本の車種構成を見てますと、異端児的にも見えますし、クルマ選びに一石を投じる感じもこれまたあり…オモシロイとこを突いてきたなと(笑)
ただ…デカ過ぎる…(汗)
車体サイズはセンチュリー並…そして信号待ちで横に並んだ西鉄バスの運転席と目線の高さが同じでした…(爆)
そう考えますと、この6代目はグローバルでもありつつ日本市場を見据えたサイズで実にイイ塩梅のクルマに見えてきます♪
最も、この当時はこのようなクルマなんざ中古でも大量にありましたし、敢えて新車で購入するまでも無かったのもあるでしょうし、このようなピックアップを買うならもっと荷物の乗るキャブオーバータイプの1.5t積…トヨエースを買った方がより合理的と思い買わない人(業者)が大半だったんでしょう。
だからトヨタも日本市場を捨てて7代目は海外に打って出たとも思わくもない。
そして日本市場から無くなると「貴重なボディサイズが云々…」と嘆く。
そう考えるとマーケティングというのはホントに難しいんでしょうね…(^-^;