2022年09月24日
台風15号。
記憶が正しければ、個人的に、直接被害らしきものを被った初めての台風………か?
昨夜22時、キリンチャレンジカップサッカーを見ていると、県西部地域に記録的短時間大雨情報が出たというテロップ。
サッカー中継の画面が、危機管理情報のために、4分の1程縮小されてしまった。おいおい。
その20分後には、ワタシが住んでいる地域にも記録的短時間大雨情報と線状降水帯発生を予想するテロップ。
時間120mm以上の降雨量だそうだが、そんなに降っている実感は無い。
(後で確認すると、自転車並みのゆっくりしたスピードのせいで、線状降水帯が16回も発生したという)。
画面を見ると、そこら中の小学校等を避難所として開設したと紹介されている。
こんな雨の中、開設準備作業をやらなきゃならない関係者は大変だろう。
サッカーは日本が2得点してアメリカ勝ったので、気分良くベッドに入った。
風邪薬を服用していたこともあり、あっという間に眠りに落ちた。
午前3時30分、トイレに起きるため照明のリモコンスイッチを押すも点灯せず。
電池切れかよ~、と毒づきながらベッドから立ち上がり、壁のスイッチを押すも点灯せず。
停電か?
辺りは真っ暗闇。
下手すると階段を転げ落ちる。
だが、時折光る稲妻のお陰で何とか目的を果たし、再びベッドへ。
朝9時45分に起床。
停電なら起きてもしょうがない、とベッドでゴロゴロしていたのだ。
案の定、停電はまだ続いていた。
風呂とコンロはガス式だが、停電ではシャワーは使えない。
冷蔵庫を開けると、中は真っ暗。
何時から停電しているか分からないが、少なくとも6時間以上は経っている。
冷蔵庫内の足の早い物に火を通そう。
とりあえずワタシは南瓜を煮て、嫁さんは麻婆茄子を作った。
火を使ったのでちょっと暑くなったが、エアコンは使えない。
ならば扇風機で涼もうとしたが、扇風機が使えるわけもない(笑)
幸い水と食糧はある。
しかし、TVはもちろん、電話もメールも使えない。
停電範囲や近くの大河川の状況を知りたいが、情報は一切無い。
11時になり、市役所から街頭スピーカーで、市内全域に断水や水の濁りが発生しているという放送があった。
うちは停電だけ。
運がよかった。
が、どうせ放送するなら、停電エリアや河川状況も流して欲しいものだ。
(買い物にしろ、何かするにしろ、停電エリアの外へ行かなきゃならないからね)。
嫁さんが周辺をひと回りしてきたところに依ると、信号は機能しておらず、ほとんどの店は閉店しているという。
停電では、レジもカードもペイペイも使えないから、自家発電設備が無ければ営業出来ないのだろう。
幸い乾電池でも使えるラジオがあるが、電池が心許ないので買いに行くことにした。
北へ数キロ自転車で走ると、大通りを親子連れが自転車でやって来る。
話掛けると、北の方はずっと停電しているという。
Uターンして、繁華街経由で南へ向かうことにするが、通りの信号を見れば状況は分かる。
主要な交差点以外の信号が機能していないエリアは停電中だ。
クルマは用心しながら走っているので、大概の道路は横断できる。
JRの線路を越えて更に南下。
信号待ちをしていたおっさんに停電状況を聞くと、市の南側も広範囲に停電しているが、SBS通りから向こうは大丈夫。アピタ(ショッピングセンター)はやっているという。
ビンゴッ!!!
初めての有益な情報だ。
そのショッピングセンターまで数キロ走り、乾電池や果物を買って帰宅。
帰る頃には停電も復旧しているのではないかと予想していたが、途中の信号は全く機能していなかった。
城のお堀の水位が、見たこともないほど高い。
大河川の状況を見に行きたいが、自粛。
12時40分。
帰宅してラジオを聞くと、停電の原因は送電鉄塔の倒壊。
大雨で足久保の山が崩れ、鉄塔が倒れた。復旧にどれくらい掛かるか分からないという。
へ?
今の段階でどれくらい掛かるか分からないとすると、2〜3日はかかる?
とすると、とりあえず風呂が問題になる。
近くの日帰り温泉は混むだろう。
少し離れた、しかも交通の便が良い日帰り温泉をチェックしておこう。
しかし、アレだ。
洗面所へ行くたびに、そして階段を上り下りするたびに、(電気は来てないのに)無意識に照明のスイッチを押してしまうのが笑える。
ガスコンロは有っても、薬缶が無いので、湯を沸かすには鍋を使わにゃならん。
普段は瞬間湯沸かしケトルだから、停電だと1日1.5Lの湯を呑むのが大変だ。
13時55分、ふとTV下のタコ足コンセントを見ると、スイッチが明るい。
お?
通電か?
TVのリモコンスイッチを押すと、間もなく点いた。
なんとまぁ。
つい1時間前に、復旧はいつになるか分からないと言っていたのに、予想外の早さではないか。
やはり日本は凄い国だ。
そして、今回は良い経験になった。
もう少し気温が高い日だったら、エアコンが効かない家に居ることすら耐えられないだろう。
かと言って、今回の様に周辺が広範囲に停電していたら、ショッピングモールやデパートで凌ぐ事も出来ない。
停電が1日を超えるなら、風呂も考えなきゃだ。
やはり、何らかの給電対策が必要だろう。
発電機を災害対策としてだけ保有するのは合理的ではないし、メンテや燃料備蓄が面倒だ。
一番手っ取り早いのはHVやPHEVの導入か?
でもね~、災いって、備えると起こらないんだよね~(笑)
Posted at 2022/09/24 17:35:22 | |
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