エリーゼに乗ってみたい、という欲求が時々頭を過ぎる。
走るために必要な装備以外何も付いていないという潔いクルマ。
軽量なボディに初期ロードスターと同じような非力なエンジンを積んだライトウェイトスポーツ。
内装はドアもダッシュも床も構造材剥きだしで、シートだってプラスチックに薄いスポンジを貼り付けただけのような代物だ。
屋根はS660と同じような、というかS660の方が後出しなのだが、サイドからクルクル巻き取るタイプの面倒なヤツらしい。
んでも、間違ったかトチ狂ったかして購入しちゃった人たちのレビューは、エリーゼをドライブする楽しさに満ちあふれている。
クルマ雑誌が時々やるスポーツカーの特集やランキングでも上位にいたり、お勧めだったりする。
そんなこんなで、とりあえずどんなものか、今の自分の好みに合うのか、確かめるためにも乗ってみたいと思うのである。
幸い、箱根にあるレンタカー屋さんに置いてあるから、乗ろうと思えば何時でも乗れるはずだ。そこにはスーパーセブンだって置いてあるから、そっちだって何時でも乗れるのだ。
なぜ、とっとと乗りに行かないのか、自分でも不思議っちゃあ不思議である。
実は、エリーゼにもセブンにも乗ったことがない、訳ではない。
エリーゼは、何年か前に、随分遠くにあるロータスのショップまで出かけて、たっぷり試乗させて頂いた。
頂いたのだが、その時は特別何も感じられなかったのだ。
セールス氏と二人で乗ったので、軽さが実感できなかったのかもしれない。
自分のNAロードスターだってそこそこ軽いので、二人乗りしたエリーゼでは軽さを実感出来なくても仕方がないだろう。
おまけに、どういう訳か分からないが、試乗の帰りにB3で高速を走っていたら酷い痛みに襲われてしまった。
どうやら座骨神経痛だったようで、そのあと数ヶ月はこの痛みに悩まされたのだった。
きっと、あの薄っぺらいエリーゼのシートにやられたか、乗り降りの際、サイドシルの幅に無理をして大股開きをしてしまったかのどちらかだろう。
こうしてエリーゼの記憶は、座骨神経痛と固く結び付いて脳裏に定着してしまったのだった。トホホ~。
しかし、今やその記憶も薄れつつある。
折しも季節は冬。
エアコンなんか付いてない、仮に付いていても付いてないに等しいエリーゼに乗るにはピッタリの季節だ。
箱根に、♪雪が~降る前に~、巡~り会~いたい~♪
Posted at 2016/11/28 11:26:06 | |
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