ウォーキングの折り返しポイントとして図書館へよく行く。
序でに本も沢山借りてくる。
リュックに入れて負荷を上げた状態で神社の階段を上るためだ。
なんちゃって ^_^;
そこまでストイックなウォーキングはしてないのよね(笑)
図書館で借りる本は、住居、料理、旅行、車、音楽、小説などでジャンルはバラバラだし、ハードカバーだったり、文庫本だったり、雑誌だったり、要するに何でもありだ。
もちろんタイトルなどを見て、面白そうだと感じて借りるのだが、どういう訳か借受け期間中積んだまま放置し、そのまま返す事がほとんどだったりする。
そんな中で珍しく読んでいるのがコレ。
ビートルズがタイトルに入っている事から分かる様に結構前の本で、2005年に出版されている。
タイトルの二重の主旋律とは、ジョンとポールの事。
万葉集の頃、恋慕や親愛の情を綴った歌を相聞歌と呼んだらしい。
著者は、ビートルズの曲をジョンとポールの相聞歌として聴きほぐし、その思いをこの本に著したという。
そんな、珍しい視点でレノン=マッカートニーの曲を分析、解説している本。
読み始めは、何言っちゃってんのかな〜、みたいな感覚だったのだが、それでもまぁ何となく読み続けられた。
そして、ビートルズ解散前の名曲達、「Hey Jude」「Get Back」「The Long and winding road」「Let it be」のあたりまで読み進む頃には、意外にも著者の説に信憑性の様なものを感じ始めている自分がいるのに気付く。
突然だが、死を宣告された人の心理状態は『否認→憤怒→取引→抑鬱→受容』という過程をたどると言われている。
解散に向かう頃のビートルズの曲をこれに当てはめると、例えば「Get Back」はポールの否認と憤怒、「The Long and winding road」は取引→抑鬱、「Let it be」は受容を表しているのだという。
その内容は本に譲るが、16〜7歳の頃から運命共同体のように人生のほとんどの時間を共に過ごしたバンドの解散局面となれぱ、そしてそれが世界最高のバンドだったとすれば、まあ頷けなくもない、かもしれない。
しかし、ビートルズを聴きながらこんな深読みをしていた人がいたなんて、ホント世の中色んな人が居るんだね。
という訳で、何となく最後まで読んでしまいそうな気がしている。
おまけ。

今日、じゃなくて5月3日の富士山。
快晴で暖かい1日だったけど、大気中の水分多めで霞みまくりだった。
毎回、毎回違う表情を見せてくれるので飽きないね。
大谷選手も活躍してくれて、気分は↑↑(^^)
Posted at 2022/05/07 09:57:56 | |
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