「スタビリンク編その1」でローダウンを行ったとしても、サスペンションのストロークが純正同等(縮みきった位置と伸びきった位置に変化なし)の場合は、スタビリンク長も純正同等に留めて置くのが良いとお話しました。では「社外スタビリンクのメリットは何?」と言うと私が思うに、社外スタビリンクは純正のスタビリンクと較べ、強度のアップ(剛性アップ)と可動するリンク部の動きの良さが得られるメリットだと思ってます。純正スタビリンクを見るとロッド部は細くてしなりそう(実際にしなってるか確認してません)ですし、リンク部の動きも結構シブく感じましたから。それらを改善する事でスタビライザーの効きをレスポンス良くリニアに作用してくれるようになるんだと思います。
ですがローダウンした場合、スタビライザーの静的位置(角度)が変化してしまう事は確かです。だけど、それによって著しくスタビライザーの効きが悪くなってしまうのでしょうか?私も乗るレガシィ(BE5)のスタビライザーの形状も複雑な形状を成しているので、完全に当て嵌める自信は無いのですが、そもそもスタビライザーとはトーションバーの一種で鋼管、又は丸棒のねじりに対する反発を利用した棒バネな訳で、左右の入力差が生じた時にその効力を発揮します。なので理論上は静止状態から片側に入力が発生すれば、どの位置からでも作用すると思うんです。但し「入力される角度によっては」と考えるとスタビライザーの角度補正が必要なのかも知れません。
しかし添付画像を見て下さい。この画像は私のレガシィ・フロント30㎜ダウンのスタビライザー・スタビリンク・ロアアームらの1G状態の画像です。撮影角度の問題もあるでしょうが、フロント30㎜ダウン程度ですと、ご覧の通り著しくスタビライザーが“バンザイ”してしまってるようには私は思えません。この状態からでも充分スタビライザーは、効果を発揮してくれてると思います。何故ならショートスタビリンクが破断してとりあえず装着した純正スタビリンクにした際に、スタビリンク破損状態=スタビライザー無効状態から純正スタビリンク装着した=スタビライザー有効状態では、そのロール感は雲泥の差だったのです。その経験から考えて画像の程度のスタビライザーの状態でも、充分にスタビライザーは効果を発揮してると思うんです。その後、P社のスタビリンク(画像の物)に替えて、スタビライザーの効きが良くなった事は言うまでもありません。
とは言え、スタビライザーの位置(角度)を本当は補正する事は大事なのかも知れません。私はまだまだ勉強不足で真意を理解してないのですが、もしもローダウンしてスタビライザーの位置(角度)を補正するのなら、フロントだったら『ロールセンターアダプター』を使うのが私は良いと思います。これを使う事でロアアームの角度が補正されてロールセンターも純正値に近付くので、フリクションも軽減してサスペンションの動きが良くなると思います。そうです!ロアアームの角度が補正されると言う事は、スタビリンク&スタビライザーの位置・角度も補正され、それらのネガ部分の改善が見込めます。まさに“一石二鳥”なパーツだと思います。何を隠そう、私も欲しいと思うパーツの一つです、ロールセンターアダプター♪ 多分、動きがよくなるのでサスペンションの当りも優しくなって運動性・快適性ともに向上するんじゃないかと推測してます。
リアはレガシィ(BE/BH、BL/BP)に関しては、勉強不足で今の所いい改善方法が判りません。でも、実物を見るとスタビライザーは後側ロアリンクを跨ぐ形でスタビリンクを介してハブユニットと繋がれてて元々、スタビライザー回転支点(=スタビブッシュ)から一旦上方向を向いてロアリンクを跨いでスタビリンクに向かって下がっている形状をしてるので、あまりスタビライザーの位置(角度)は気にしないでも良いような気もします。でも本当の所は如何なんでしょ?まだまだ勉強不足ですネ。もっと精進して参りたいと思います。f(^_^;ポリポリ
さ~て、久し振りに「ご存知ですか?」シリーズを更新しましたが、次回は何時になるんでしょ?自分でも判りませ~ん!(^ ^ゞ
注).あくまでも私が集めた情報と推測、実体験を元にお話してます。なので間違ってる所もあるかも知れません。その際は、どうぞご了承下さい。又、ご指摘頂ければ幸いです。
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『ご存知ですか?』 | 日記
Posted at
2006/02/15 00:21:04