えっと~、これまでもライトなど灯火類について、気になった事をチョイチョイ取上げて来てますが、最近ちょっと気になってるのが
『フォグランプの点灯』なんです。
そもそもフォグランプは、「フォグ(=霧)」と言うのだから霧(濃霧)の時に使用するのは当然として、雨や雪などの悪天候の時や、郊外の田舎道や山道(峠道)などで、ヘッドライトだけでは心許無い時などに、「補助灯として使う物」と僕は認識してるのですが、最近の使用状況はどうも違う感じ。普通の街中であっても、天候に関係なくフォグランプを点灯させてる方が多い気がします。眩し過ぎる車両は問題ですが、純正フォグとかなら別に支障無いんですけど、点ける意図が判らないので、気になって仕舞います。はて?何の為に皆さん点けてるんでしょ?
って事で先ず、フォグランプについて軽く調べると、とあるサイトにはこう説明されてました。
『フォグランプ(fog lamp)=霧灯』
その名の通り「霧(fog)」をはじめとする悪天候時に、安全な視界を確保するための補助前照灯。上下の光を抑えて車に近いところを左右に広く照射するもので、透過性の高い黄色や白色のランプが用いられる。霧は地表に近い高さで密度が低くなっているので、フォグランプは低い位置に搭載するのが定石。ちなみに、晴天時にはまぶしすぎて対向車や歩行者の視界を奪う恐れがあるので、不必要な点灯は避けたい。
フムフム、この解説は僕の認識とほぼ同じ。でも、昔の後付するフォグランプは100Wとかで、凄く明るい物が殆どだったけど、最近は純正装備の物が多く、その殆どが55Wぐらいの物ばかりだから、言うほど眩しくないのが実状でしょうか。
それじゃあ次に、法的にはフォグランプはどうなっているのでしょうか? 道路運送車両の保安基準には、「前部霧灯」として下記のように定められています。
-前部霧灯-
第33条
1.自動車の前面には、前部霧灯を備えることができる。
2.前部霧灯は、霧等により視界が制限されている場合において、自動車の前方を照らす照度を増加させ、且つ、その照射光線が他の交通を妨げないものとし、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合する物でなければならない。
3.前部霧灯は、その性能を損なわないよう、且つ、取付位置、取付方法等に関し告示で定める基準に適合するように取り付けられなければならない。
4.自動車には、前部霧灯の照射方向の調節に係わる性能等に関し告示で定める基準に適合する前部霧灯照射方向調節装置(前部霧灯の照射方向を自動車の乗車又は積載の状態に応じて、鉛直方向に調節する為の装置をいう。)を備える事ができる。
やっぱり霧を始めとする視界が悪い時に使う物の様に定義されてる感じです。但し、点灯について法的基準は定められて居ない様です。なので普段の走行の際に、点灯する事は基本的に違反になりません。だけど明らかに対向車や歩行者に対して、眩し過ぎるような場合はお咎めがあるかも知れませんが。ちなみにEUではデイライトが義務化されているので、デイライト代わりにフォグランプを常時点灯する場合も有るそうです。逆に濃霧や悪天候以外に点灯する事を禁じてる国も有るみたい。
それから調べてて納得したのは、大型トラックやバス等のフォグランプの点灯。乗用車などよりもヘッドライトの位置が高い事が多いので、交差点など曲がる時などで直近の路肩や車線を確認するのに、ヘッドライトよりも低い所に設置してあるフォグランプは、横方向にも照射が広がるので、とても重宝するらしいです。
それじゃあ話しを元に戻して、「何故、普段でもフォグランプを点灯するのか?」を考えてみましょう。先ずは「暗いから点ける」のでしょうか?いやこれは無いか。昨今は従来のハロゲンランプから、HIDランプがかなり普及したと思うので、逆に以前より明るくなってると思います。それに僕が生息してる横浜は、街灯とかも多いので夜でも道路は結構明るいと思います。じゃあ前に信号待ちの時の
「ライト点けっぱ&ブレーキ踏みっぱ」の様に、自車の存在を「周囲にアピール」する為でしょうか?これも違う気がするなぁ。だって既にヘッドライトをしっかり点けてるんだから。ん~、他に思い当たる理由や意味って何かなぁ…、( ̄~ ̄) ン~?
実は当初、「フォグランプを点けてるのが、今は格好いい(流行)のか?」って自分の好みと、ただ合わない話しなだけかと思ってたんだけど、昨晩たまたま遭遇した白黒PCクラウンも、ヘッドライト+フォグランプを点けて走っていたので「もしかして何か明確な意図とか有るのか?」っと思い始めたのでした。
Posted at 2013/02/17 18:32:21 | |
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