昨年 9月に
OIL漏れ修理&キャリパーOHの際に出して貰った代車のシフォン。初めて六連星マークのダイハツ車(OEM)に乗りました。って言うかダイハツの車を数日間に亘って乗ったこと自体が初めてでした。今回 3日間ほどお借りして、主に街中+ちょい高速と約150kmぐらい乗ったので、僕なりに感じた事や思った事を、いつもの様に徒然と書き留めたいと思います。(*^_^*)
それで僕が乗った事の有る軽自動車と言うと、ここ数年はスバルの軽自動車が殆どで、RA型プレオ・R2・RN型ステラなど代車で乗りました。でもシフォンの様なスクエアでハイトなミニバン軽はお初となります。お借りしたシフォンはご覧の通り現在では前モデルで、グレードは
「Gスマートアシスト(FFモデル)」でした。恐らく販売当時、一番の売れ筋モデルだったと思われます。この手のミニバン軽ゆえ、ご多分に漏れず至れり尽くせりの装備が標準的に一通り付いてるモデルです。
先ず運転席に座ってみて感じたのが見晴らしがとても良い事。普段 乗ってるレガシィB4はスポーツセダンの端くれゆえ、今時の車と較べるとシートポジションが低いので、軽のミニバンであっても随分と視点が高く感じて仕舞います。そしてガラスエリアも大きく且つガラス面が立っているので、車内が明るく広く感じます。高い視点と相まって、この視界の良さは運転のし易さに貢献してるだろと思われます。でも個人的にセンターメーターは頂けないと感じました。その昔、初代ヴィッツだったでしょうか?「センターメーターにする事で遠視点化となり、前を見たまま視点が合わせやすく視点移動も少なく安全」みたいな事を謳ってたと思うけど、実際に使ってみるとそんな感じ(安全に繋がる)は全くせず、返すまでずっと違和感しか湧きませんでした。そう感じた方が多かったのか?現行モデルでは、ダッシュボードの奥な点は変わりませんが、メーター位置自体は運転席の前に戻ってます。
っで、いざ走らせてみると、NAで52ps/6.1kg・mなので驚くような加速はしませんが、街中を普通に走る分には まぁ過不足ないと言った感じでしょうか。高速道路(東名)も走りましたが、制限速度の80km/hは普通に出て巡行できました。とは言えそこから+10km/h程度アップして追い越しをしようとすると、助走距離をそれなりに要して非力な点を否めません。これが過給機付だったらかなり違ったと思います。過去に借りたプレオのマイルドチャージでも、かなりスイスイ加速してくれましたので。そしてスモールパワー+CVTゆえ、ちょっと強めに加速しようとするとピークトルクに近い5000rpm辺りをキープしたがるので、やや騒々しいのは致し方が無い所。でもなんだろ?スバル製の軽に乗る事が多かったせいか、3気筒エンジンのフィーリングが馴染めないと言うか なんか変な感じが拭えませんでした。決して3気筒が悪い訳じゃないんですけど、直4とは違う何とも言えないフィーリングに違和感を感じて仕舞いました。まぁこの辺は慣れの問題なんでしょうネ。僕が乗るBEの不等長不等爆の方が、よっぽど一般的なフィーリングではないのですから。(^ ^ゞ
フットワークの方は、この手のハイト・ミニバン軽なので“それなり”と表現するのが妥当でしょうか。それなりに減速をして、それなりに転舵して、それなりにコーナリングフォースを出す走り方に終始する感じですネ。まぁハイト・ミニバンなので異様にハンドルレスポンスとかが良かったら逆に怖いですから、これぐらいの味付けで丁度いいんだと思います。でも基本的には問題無くこれぐらいで良いのだろうと思うのですが、軽自動車サイズ一杯×2使って開口も大きく取った代償か?ボディ剛性や局部剛性が やや低いのか?なんとなく線が細いと言うか華奢なフィーリングも感じて仕舞いました。それでサスペンションや下回りとかを覗いて見ましたが、やっぱり見た感じでも華奢に見えて仕舞いました。とは言え、この手の車を求めるユーザーからすれば、大した問題では無いのだろうと思いますけどネ。
あとアイドリングストップの躾が好みに合いませんねぇ~。インプレッサなどスバル製のアイドリングストップは、完全に車両が停止した事を確認してからエンジンが止まるのですが、このシフォンのアイドリングストップは車両が停止する寸前、まだ動いてる状態で「もうすぐ止まるのね」とでも言う感じにアイドリングストップが機能します。確かにスバルの考え方より積極的にアイドリングストップをさせるので、環境的にも燃費的にも効果が高いのでしょうが、如何せん僕の乗り方だと芳しくありません。もう昔からの癖で、ノーズダイブからの戻り(停車時にフロントサスが沈んで戻るさま)を嫌って、停止寸前に軽くブレーキを抜いて踏み直すのが常な乗り方なんで、停止前にアイドリングストップしても停止寸前にブレーキを抜くもんだから、エンジンが再始動してしまうという有り様な訳です。それじゃあ意識して踏力を変えない様にブレーキを掛けてみると、エンジンが止まると同時にブレーキアシスト(サーボ)も機能しなくなる様で、ブレーキフィールも変化(踏力が同じだと効きが甘くなる)して、これまた褒められません。正直言ってダイハツさんはアイドリングストップのロジックを見直した方が良いように思います。
って事で僕の結論。街乗り用・ご近所用にセカンド・カーであれば“アリ”、有れば便利な一台かと。しかしながらファースト・カーとしては僕にとっては役不足で“ナシ”ですネ。恐らく僕が車に対して求めるベクトルとは、方向が明らかに違うのだと思います。まっそれ言っちゃったら身も蓋もないですけどネ。最後に、またいつもの様にフォトアルバムの方で、各所の寸評もしてますので良かったら其方も覗いて見て下さいませ♪(*^-^)ニコ
【フォトアルバム】→ シフォン G スマートアシスト(LA600F)
Posted at 2020/03/20 23:12:03 | |
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