今年、初の「ご存知ですか?」シリーズの更新です!(^ ^ゞ
凄~く久し振りになりますが流石に「ちょっとした~」的な話はもうありませんので、少々信憑性や真実なのか判断するのが難しい内容になりますが、自分なりに調査・考察し尚且つ実体験を混ぜられればそれらを元に話して行こうと思います。それゆえに私の勘違いや間違いもあるかも知れません。その際は、是非ともご指摘ください。私自身の認識も訂正したいと思いますし、拝見して頂いた方々に対しても誤認を訂正したいと思いますので。まっ、あくまでも素人考えですので多少の事は多めにみてやって下さいませ。(^ ^ゞ
さてさて前置きが長くなりましたが、今回のテーマの「スタビリンク」について話したいと思います。ところで皆さんは「スタビリンク」をモディファイされてますか?スバル車に於いては他メーカーに較べ多くの社外スタビリンクがありますよネ。私もご多分に漏れずスタビリンクを社外品に交換してる一人であります。実はその社外スタビリンクに悲喜交々ありまして・・・
先ずスタビリンクについて簡単に説明しますと、サスペンションは見ての通り多節リンク機構の一種で、アーム類がそれぞれの支点をもち旋回運動をするものを各種リンクで接続しています。その一つとしてスタビライザーとロアアーム、又はハブユニットを結ぶリンクが皆さんご存知のスタビリンクです。そしてこのスタビリンクは「スタビライザー」「ロアアーム等」と、それぞれに回転支点持つパーツ間に設けられたリンクでスタビリンク自体は固定されてない(移動する)と言う特徴があります。
っで、BE/BHレガシィに於いて、雑誌や巷の噂で『ローダウンした時は、スタビリンクもショート化してスタビライザーの位置(角度?)を補正した方が良い』って話を多く耳にしますが、はたしてそれを鵜呑みにして良いのでしょうか? 何故そんな事を提言するかと言いますと、過去に私も純正ショックにローダウンスプリングを組んでて、たいした知識も無い素人ですので雑誌や巷の情報を得てショートスタビリンクを我B4に投入した事があります。しかし半年ぐらいでフロント側スタビリンクのリンク部分が破断してしまいました。その後、メーカーに問合せてフォローして頂いて新品に交換して使いましたが、やはりリンク部分が破断すると言う結果になってしまいました(1回目の破断時、純正スタビ。2回目の破断時、C社スタビ)。と言う訳で私はショートスタビリンクを使うのを辞めたのですが、「何故に壊れるか?」を出来る範囲・判る範囲でですが調べたり、自分なりに考察してみた次第です。
数少ない情報と自分なりの考えを纏めると、純正のショックを使う限りローダウンしたとしてもサスペンションのトータルストローク(縮みきった位置と伸びきった位置)自体は変わりません。ローダウンすると縮み側ストロークはローダウン分だけ減りますが、その代り伸び側ストロークはローダウン分だけ伸びる事になるのでトータルストロークに変化は出るハズがありません。更に言えば純正ビルのままならフルバンプ量も変わりません。これを踏まえると純正スタビリンクはロアアーム等の回転軌跡とスタビライザーの回転軌跡のどの位置でも合うよう・届くように設計されていると思うので、そこに短いスタビリンクを入れるとどうなるんでしょう?
スタビリンクの動きを考えてみて下さい。ロアアーム等とスタビライザーが同じ方向で回転してて尚且つ、回転支点から回転軌跡までの距離が等しければ何ら問題ありません(ただ平行に移動するだけなので)。しかし実際は進行方向基準でロアアーム等は横回転、スタビライザーは縦回転、回転支点から回転軌跡までの距離も違う訳なので、サスペンションがストロークする毎にロアアーム等とスタビライザーの上下運動量は違い、スタビリンクの支点(=リンク部)は進行方向基準で考えるとスタビライザー側は上下運動+回転軌跡に沿って前後にも動き、ロアアーム等側は上下運動+回転軌跡により横方向にも動く事になります。
それらの動きに対応するように純正スタビリンクは長さや首振り量等が決められてると思われ、トータルストロークもフルバンプ量も変わらない所に短いスタビリンクを入れるとサスペンションのストローク中の何処かで届かない・合わない領域が出るのではないでしょうか?そして走行中にもしもその領域に入ってしまったら『ロアアーム等とスタビライザーの動きを拘束する→でも入力は続く→何処かに力が逃げたがる→弱い所に力が集中=スタビリンクのリンク部に力が集中→リンク部が力に耐え切れず破断』と考えると、私のショートスタビリンクが破断した事も説明が付くと思うのです。又、他の方々のインプレで「ロールが減った」「クイックになった」と言う話しも短いスタビリンクがサスペンションの動きを拘束してるからと考えると辻褄も合う気もします
と言う事で私の結論としては、サスペンションのストロークが純正同等(縮みきった位置と伸びきった位置に変化なし)の場合は、スタビリンクを短くしてはいけないのだと思います。ですから純正ショック+ローダウンバネの場合はスタビリンク長が純正同等でないと、各々の使用状況にも寄りますが私のようにスタビリンクのリンク部破断は充分起こりうる物と考えていいと思います。でも何故でしょうね?現行レガシィのBL/BPやGDBインプ等では「ローダウンしたのならスタビリンクも短く」ってのは、BE/BHやGC8ほど聞かないのは? 元々、BL/BPもGDBもフロントのスタビリンクはBE/BHに較べ短いからですかね? とは言え、ローダウンすればスタビライザーの角度は変わる訳ですから本当にローダウン時のスタビリンクショート化が有効ならばBL/BP・GDBでも、もっと話題になってもいいような・・・私が知らないだけ?
またも話しが長くなってしまいました(汗)。と言う事で
「その2」に続くとさせて貰います。f(^_^;
注).回転軌跡やストローク量を実測したり計算等はしておりません。あくまでも私が集めた情報と推測、実体験を元にお話してます。なので間違ってる所もあるかも知れません。その際は、どうぞご了承下さい。又、ご指摘頂ければ幸いです。
Posted at 2006/02/15 00:15:49 | |
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『ご存知ですか?』 | 日記