
唐突ですが
“LED”って、イイですか?
僕はLEDに対する知識・情報が薄いせいか、正直それほどLEDに魅かれる所がないのが本音です。なのでMyB4は、殆どLED化がされて居ません。唯一使ってる所と言ったら、ナビのモニターぐらいでしょうか。でも多くの方々が愛車をLED化してるのですから、何らか魅力がある事は確かなのでしょうネ。それに最近では自動車メーカーからも標準で採用する車種もチラホラ出てきてるのですから、やはり何らかのメリットがあるのでしょう。って事で、軽く(上辺程度?)LEDについて考察してみたいと思います。
えっと~LEDの構造や技術的な細かい事は今回はさて置くとして、単純にユーザーが使うに当って「どうなのか」に焦点を絞って考えてみたいと思います。と言う事で先ずはLEDのメリットとデメリットを大雑把ですが挙げてみましょう。
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-LEDランプの特徴/メリット-
LED照明に於いては、コスト(光熱費)削減だけでなく、CO2削減、発熱が少ない、有害物質を含まない、虫が寄ってきにくい、小型化が可能、点滅が自在など多くのメリットが有ります。
【寿命が長い】
白熱電球の約20~40倍、40,000時間もの長寿命。
ランプ切れ交換の手間の省略。高い天井にある照明は特に有利。
【消費電力が少なく経済的】
一般的な白熱電球と比べて約10分の1
一般的な蛍光灯と比べて約2分の1
参考:交通信号灯では従来の70W電球を12W LEDに変更。それでも視認性は向上。
【発熱量が少ない】
光源が熱を殆ど持たない、発光効果も低下しない。
間接的に空調の利用が抑えられ、電気料金を削減。
如いては、CO2削減にも寄与。
【水銀・鉛・カドミウムを使わない】
蛍光灯のように水銀を使っていないので、環境を破壊しない。
廃棄が容易で環境にもやさしい。従来の電球は処理に手間が掛かった。
不燃ごみでの廃棄が可能。
※地域によって廃棄ルールは異なりますのでご注意下さい。
【紫外線・赤外線の放出が少ない】
虫が殆ど寄ってこない(虫は紫外線に集まってくる)
生鮮食料品の劣化を助長しない。
展示商品などを変色させない。
重要文化財や貴重な展示物の保護に有効(博物館など)
【小型化が可能】
設計・デザインをする上で自由度が高い。
自動車のデザイン等に有利。自動車は現在主流のHID(ディスチャージ・ヘッドランプ、キセノンヘッドランプ)がLEDに置き換わる可能性大。
【点滅が自在 点灯・消灯が早い】
水銀灯は明るくなるまで時間を要するがLEDは瞬時に明るくなる。
従来までの水銀灯に取って代われる上、今まで以上に利便性が高まる。
【防水構造が容易】
さまざまな用途に使用が可能。
屋外照明で特に強さを発揮。
-LEDランプのデメリット-
【価格が高価】
出始めた頃よりかは大部シェアを確立してきたので、最近は少しずつだがだいぶ値も下がって来ました。でも単体価格としては、まだまだ従来の電球等の方が安価には変わりない。
【熱に弱い】
素子と呼ばれる本体の背面から熱が出ます。これを上手に放熱するため各メーカーは特許を取って独自性のある工夫をしています。熱が溜まると本体の寿命を短くします。
【光が直進性】
点光源ゆえに、光の拡散性に課題が残っている。その代表例がLCDのバックライトで白色LEDの点光源を面光源化する拡散板が問題となっている。とは言え、拡散性のあるものも少しづつ開発されて来てるので、直下など部分的にしか明るくないデメリットも改善されつつある。類似事項として、レンズの改善や高出力素子の開発により解消されつつありますが、「照度不足」も否めません。
【白色の演色性に劣る】
白色LEDは青色LEDの光で黄色の蛍光材料をたたき、黄色を発光させ混色することによって白色を得ています。故に赤が不足しているため、白色として演色性が劣り全体的に青白く見えてしまいます。現状では蛍光材料に赤を加えることによって相当改善されていますが、効率を落とさざるを得ないという問題点があります。別の解決策として赤、緑、青の三色のLEDを用いるという手法がありますが、どう色を混ぜるか案外難しい問題があります。
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上記はとあるサイトにあったメリット・デメリットの記載を基本筋に、その他サイトの情報を僕なりに織り交ぜたモノです。基本的には一般的なLEDランプ(家庭向け)についての話しとなりますが、車向けのLEDバルブも大まかには同様だと考えて良いようです。
それでは各項目について、僕目線で考察してみましょう。先ずはメリットについて。
【寿命が長い】
家庭内の階段や洗面所にトイレなど白熱電球でよく切れる箇所にはかなり有効だと思う。同様に車向けにも長持ちな事は歓迎できる事。でもMyB4、約13年乗り続けてますが未だ何処のバルブも切れた事が無いんですけど…
【消費電力が少なく経済的】
これは常に享受できるメリットでしょう。特に白熱電球比だと1/10の消費電力で済むのは大きい差ですネ。やはり一般家庭の階段やトイレに洗面所などに使うと効果が覿面かと。それじゃあ車に用いた場合はどうなんでしょ?通常のバルブで消費電力が気になるって事は正直 僕はありません。あとウェインカーをLED化した場合、低電力の副作用で車両が「球切れ」と判断する事もあるようで、対処するのに抵抗を噛ませたりして低消費面で本末転倒だったり、リレー自体を変えたり等、一筋縄でない所は頂けませんネ。やっぱりバルブ交換感覚でお手軽でないと。あとLEDの事を検索してたら「渋滞でバッテリーが上がって、原究したら制動灯の消費増が原因だった」ってのが有って、その方は制動灯のLED化をして対処したと。事実なのかも知れませんが正直 僕には信じ難い話に思えます。制動灯だけじゃなくて、いろんな要素が積み重なった結果なんじゃないかと思うのですが?。そもそも僕自身、バッテリー上がりの経験が未だ一度もありません。なので僕の使い方(交換サイクル等含)だけで言えば、LEDの低消費電力も大きな魅力だとは…
【発熱量が少ない】
だから何? 電球や車用バルブが熱を持って困った事ってあったかな? メリットとして挙げられてる内容も、どれも間接的な事ばかりでピンと来ません。
【水銀・鉛・カドミウムを使わない】
蛍光灯の水銀使用に対しては、多いに優位性はあるでしょう。でも僕の住んでる地域では、蛍光灯も電球もガラスや瀬戸物と同じ「不燃ごみ」扱いなので廃棄のし易さに変わりはないですネ。
【紫外線・赤外線の放出が少ない】
ヘッドライトをLED化して虫が寄って来ないのはちょっとイイかも。特に夜の高速道路に於いて。でも些細な事に過ぎないかな。それに現況のHIDヘッドライトに大きな不満も無いのよネ。まぁLEDヘッドライトはこれからの技術でしょう。あっ家庭内だと紫外線・赤外線が無いって事に何か大きなメリットってあるのかなぁ?
【小型化が可能】
これから設計・デザインをするのなら、かなりの優位性でしょう。でも既存のモノから代替する場合は、何の付加価値にもなりませんネ。
【点滅が自在 点灯・消灯が早い】
以前、電球型蛍光灯(パルッ○ボー○)を使った事があるのですが、ONにしてから明るさ全開になるまで時間が掛かって仕舞って、本来使いたかった階段などに不向きだったので、ソレと比較したら雲泥の差でしょう。車向けに考えた場合は、ON:OFFがレスポンス良く反応する事は必須ですので、これが出来なかったら話になりません。でも当然の事ながら、従来のバルブもこの項目は網羅してるので特別…
【防水構造が容易】
ん~、これもたいした魅力に感じないなぁ。この項目は使う側(ユーザー)よりも、作る側(メーカー)にとってメリットなんじゃないかな。
続いてデメリットについても、私的考察をしてみましょう。
【価格が高価】
従来品より値が張る事は確かですネ。でもこの3~4年でかなり下がって来たとも思います。但し、「安けりゃ良かろう」的な粗悪品も多く出回っている事は頂けませんネ。それでもあと数年したら、価格も品質も安定して来るだろうと思います。それぐらいの勢いでLEDは普及して行ってますから。
【熱に弱い】
車に使う場合、コレが最後までネックになって行くのでは推測します。どうしても車は何処の箇所でも温度変化が大きい事は否めませんので。直射日光、エンジンが発する熱、春夏秋冬、等々…温度変化をもたらす要因が車には有り過ぎますから…
【光が直進性】
コレに関しては、かなり改善しつつあるようですネ。LED製造メーカーの努力の賜物でしょう。とは言え、既存からの代替の場合、車だと既存のレンズカットやリフレクターなどの形状が気になります。
【白色の演色性に劣る】
要は色見の事ですネ。これはもう個人の好みの問題が大きく左右するだけの話しで、使う側としてはたいしたデメリットでは無いように思います。ちなみに僕はLEDの青白い光は、好きでも嫌いでもありません。
それじゃあ僕的にLED化はアリなのかナシなのか、どっちなのか結論付けると…
自宅には
『多いにアリ♪』。車両には
『どっちでもいいや!』って感じですネ。(^ ^ゞ
今回、少しばかりですが調べてみて家庭内では、多いに使えると思いました。特に白熱電球はよく切れますし、電力効率も悪いですから、LEDの優位性は高いと思います。唯一、欠点を言えば結構 値が下がったとは言え、やっぱり従来品より高価な所でしょうか。車向けには、正直みなさんのようにLED化を推し進める気が、今の所は湧いて来ません。過去にナンバー灯の所にLEDバルブを使用した事がありますが(画像の時がそう)、ソレも自ら望んでLED化したのではなく、譲って貰ったリアガーニッシュがたまたまLEDだっただけの事でした。でもそれも車検の際、指摘を受けて従来のバルブに戻してしまいましたが。それから車の各種バルブをLED化した場合、対車検についても気になります。基本的にはLEDに明確な規制等は無いようですが、各灯火類の規制に照らし合わせてみて「どうか?」って所がポイントのようです。商品には車検対応と明記されていても、検査官や地域によって
NGな事も多々あるようですので注意が必要かと。ちなみに神奈川スバルでは、そういったグレーゾーンは安全策優先とし、基本NGのようです。ゆえに「GF-BH5」の記載しかないレイルのセンターパイプは、「BE5」であるMyB4への架装はグレーと見なしNG扱いと現在はされちゃってます。
と言う事で、家庭内のLED化は電球交換時に随時検討して、導入を前向きに考えて行きたいと思います。車の方のLED化は、今の所はバルブ切れなどの交換時に普通バルブより安価だったり同等だったりしたら導入しようかな程度の意識に留めたいと思います。基本的に必要性を個人的には感じてませんが、決して悪いものではない事は確かだと思いますLEDは。まだまだ新しい技術に違いないのですから、今後の進化・発展を多いに期待したいと思います♪