防衛省は5日、東シナ海を尖閣諸島(沖縄県石垣市)の方向に飛行する中国国家海洋局の航空機を確認し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。中国機は同諸島の北方約120キロの地点で針路を変更し、領空には侵入しなかった。同海洋局の航空機が同諸島の領空に接近するのは今年に入って初めてで、同省で警戒を強化している。
同省統合幕僚監部によると、中国機は「Y―12」というプロペラ機で、5日午前、自衛隊のレーダーが東シナ海を南東方向に進む同機を探知し、空自那覇基地から戦闘機がスクランブルした。中国機はその後、針路を変更して同諸島から遠ざかった。同海洋局の航空機は、昨年12月13日に中国機として初めて日本の領空を侵犯して以降、同諸島への接近を繰り返している。
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昨年9月11日の尖閣諸島国有化後、周辺海域では中国公船の航行が常態化している。海上保安庁によると、台風通過など天候悪化のケースを除き、ほぼ連日、日本の領海のすぐ外側にある接続水域での航行を続ける。海保巡視船は、日本の領海に近づかないように警告しているというが、中国公船は「釣魚島は古来より中国固有の領土だ」などと抵抗し、航行をやめる気配はない。
さらに、領海侵犯も繰り返す。海保によると、11月初旬と12月中旬ごろには3日連続で立ち入るなど、領海侵犯はすでに計20回に達している。領海侵犯した中国公船は国家海洋局所属の海洋監視船「海監」が延べ63隻、農業省漁業局所属の漁業監視船「漁政」が延べ5隻で計68隻に上る。
一方、さまざまな示威行為をみせ、日本側への圧力を強める。この海域に中国の主権が及ぶことをアピールするかのように、漁政が操業する中国漁船に立ち入り検査を行う姿も当初、確認された。また、中国調査船が日中の取り決めに反する海洋調査を実施したほか、就役したばかりの大型監視船の展開もみられた。最近では、海洋監視機の領空侵犯もあり、海保幹部は「攻勢を強めている」とみて、厳重警戒を続けている。
中国は領土の獲得のためには一戦辞さずと言うことだろうか。尖閣諸島を巡って日本に圧力をかけ続けている。なめられているということもあるのかも知れない。10年後の中国の軍事費は米国を抜いて日本の10倍以上になるとも言う。一党独裁で予算など使い放題の中国ならそれもあるだろう。
どうも危険で嫌な国だ。それでも中国も国内には様々な問題を抱えているし、経済がこのまま永久に伸び続けるということもあり得ない。旧ソ連のように早く分裂して欲しいものだ。ここは日本としては感情的にならずに冷静な対応が望まれるだろう。そして日米、ロシア、豪州、インド、その他のアジアの国家と中国包囲網を形成すべきだろう。最後の手段は核オプションだろうか。運搬手段はすでに確保しているのだから弾頭さえ作れば良い。
核で恫喝されると手も足も出ない。MDも完ぺきとは言えない。あるいはレーザーを使った迎撃システムでも国内に大量配備するか。小さな島一つで何とも金のかかることだが、国家の主権を守るには止むを得ないだろう。
Posted at 2013/01/05 20:38:26 | |
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