2020年03月10日
神奈川県内のバイクの死亡事故が2か月で13件とか。お上から「指導を徹底されたい」と下知があった。昨年も49人の方が亡くなっているが、緊急事態だそうだ。今年は13件のうち5件が右直事故だそうだ。いわゆる直進のバイクと右折の四輪が衝突する事故で以前からよくある事故形態ではある。これも右折車両の安全不確認が大きな原因ではあるが、バイク側も車列の左側、つまり路側帯を走ってくることにも原因がある。
右折する場合、対向の車両はしっかり確認するのだが、車両が通過した後に車両の左後直近を走行してくるバイクを見落とす場合が多い。バイクは目標が小さく視認性が良くない。それに加えて四輪の陰に隠れるような走り方をしているとこうした事故が起こりやすい。夜間などは四輪御ライトに紛れて全く見えなくなる。
二輪の卒業生には自動二輪車も自動車なんだから四輪の自動車と同じように走れと言っている。要するに車列の中に入って先行車と充分車間距離を取って走れということだ。そしてヘルメットはフルフェイス、そして最低限胸部・背部にはプロテクターを装着する。神奈川県内では頭部を負傷して亡くなるライダーよりも胸部腹部などを強打して心臓や肺がつぶれたり内臓が破裂して亡くなる人も多いそうだ。また背骨が折れると人間そこから下が動かなくなって命が助かっても以後の生活に非常に苦労する。できれば転倒した際に真っ先に路面に激突するであろう肘と膝も着けた方が良いが、通勤とか通学だとそこまでは難しいだろう。胸部だけでも着けた方が良いと思うが、・・。
それから周囲をよく確認すること。バイクに乗ったことのない四輪の運転手はあまりバイクを見ていないように思う。そして何よりもスピードを控えること。バイクは車体の割にエンジンのパワーが大きくちょっとアクセルを開けただけで恐るべき加速をする。それがバイクの魅力でもあるのだけどパワーを受け止める駆動輪が1輪で接地面積は切手4枚分くらいしかないという。
白バイも違反者の追跡で停止からフル加速で走り出すと後輪が暴れ出してコントロールできなくなり転倒する事故が多い。その手の事故でバイクがコントロールできなくなって信号中に激突したり対向車線に飛び出して対向車と衝突したりしてなくなるライダーも多い。
バイクに乗るときは皮膚を露出させない、ヘルメットは日本製のしっかりしたメーカーのフルフェイス、プロテクターを装着する。そして走り出したら急加速はしない、すり抜けや左側追い越しをしないで車列に入って車間距離を保持して走る、進路を変更するときは周囲をしっかり確認する、何と言ってもバイクには乗る人間を守る装備は一切ついてはいないのだから自分で気を付ける以外にはないだろう。そしてもしもどうしても自分のバイクの限界を試したいのなら、・・サーキットに行こう、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2020/03/10 15:36:43 | |
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バイク | 日記