以前作ったスライド窓用換気扇。
製作時は静穏化と消費電力の低減目的で、24V用ファンを12Vで駆動することにしました。
カイシャの廃棄品から拾ってきたものなのでファンの素性が良く判っていなかったため
実際にガスファンヒータを稼働させ、一酸化炭素警報機を観察して換気性能を確認し
警報機の数値はゼロ表示のままだったコトから「使えそう」という判断をしたのでした。
その後遠征時に実戦投入し、確かに問題なく使えました。(^_^)
季節が変わり、車内での暖房が要らなくなってきたところで
今度は「夏場の暑さ対策」に使えないかと考え始めました。
そこで気になってくるのが「ファンの性能」。
警報機の数値を見て「換気が出来ている」ことは判りましたが
実際には「どのくらいの能力で換気が出来ているのか」が気になります。
ということで暑さが本格化する前に
換気扇のバージョンアップをすることにしました。(^^
大好きなヨドバ●(笑)のポイントを使って12V仕様のファンを購入し
換気扇の24V仕様のファンを交換しようと思います。
換気や空調、ましてやファンの性能に関して、なんて全くの素人なんですが
素人なりに性能を表す数値を見ながら選定してみます。(^^;
記載されている仕様の中で注目したのは「CFM」と「消費電力」と「騒音」。
「CFM」は 「Cubic Feet per Minute」の略で、流量の単位です。
日本語だと「立法フィート/分」で、判りやすく換算すると「1CFM=28.317リットル/分」になり
1CFMは1分間に28.317リットルの流体(空気)を送り出せることになります。
これを元に、ヨ●ドシの商品ページを見ながら
この「CFM」の値が出来るだけ大きくて騒音値と消費電流値が出来るだけ小さく
さらに保有ポイントで2個買える安いファンを選んでみました。(笑)
<RDL1225S/17SP>
回転数:1700rpm
静圧:2.46mmAq
騒音値:28.0dB(A)
最大風量:71.75CFM
電圧:DC12V 0.18A
期待寿命:30000時間
価格:1200円
これを2個、ポイント交換で買いました。
果たしてどれくらいの性能があるのか・・・早速素人計算で数値化してみます。(笑)
まずは流星号の室内容積を、計算します。
カタログなどの寸法では荷室のサイズしか載っていないため
長さに運転席/助手席分の1mを足しておきました。
多少の出っ張り・引っ込みは無視します。(笑)
流星号の室内容積
(幅)1720x(長さ)3750x(高さ)1370=88365リットル
次にファンの風量を計算します。
ファンの風量(2個分)
71.75CFM=2032リットル/分x2個=4064リットル/分
流星号の室内容積を風量で割ると
88365÷4064=22
ということで、理論上約22分で車内の空気を全て入れ替えられることになります。
ただしこれは「空気の流れの抵抗になるものが全くない状態」でのことで
実際には各ドアや窓を閉め、恐らく車体後方にある吸排気口から外気を吸い込みます。
車室内への吸気経路はそれほど大きくはないハズなので
風量だけでなく、ファンの「吐き出し力(吸い込み力)」も重要になってくると思います。
このファンの静圧は2.46mmAqとなっているので
2.46mmAq=24.13Pa=2.41kgf/㎡
というコトになりますが・・・
これがどの程度のパワーなのかは、正直私には良く判りません。(^^;
排気口の無い密閉した箱の1面にこのファンを付けて回した時に
その箱の内側の壁に「1平方メートルあたり約2.4kgの圧力が掛かる」という程度の感覚なんですが
果たしてこんな解釈で合っているのか?については自信がありません。(^▽^;)
ともあれ、定格24Vのファンを12V駆動した際の性能を推し計るよりは判りやすいので
まずはファン単品での風量・風圧を確認してから組み替えようと思います。
昨日の夜ポチったファンは送料無料で明日お届け予定。
ホント、こんなんで儲かってるのか?ヨド●シ。(^_^;)