訃報。

一昨日夕方、以前勤めた会社から訃報が届いた。
私が今の業界で仕事を始めるキッカケとなった恩師が亡くなったと。
当時設計課の課長をされていて、中途採用試験の面接していただき
入社後はその方の部下となり、独特な今の業界の規定や基準などを教わった。

私がその会社を退職後、品質管理部の部長になられ
年に２回の大きなショーの会場では
毎年顔を合わせ、ご挨拶をさせていただいていた。
５年前に無事、定年退職をされたと聞いていた。

昨日、会社を早くあがり、お通夜に参列させていただいた。
昔の仲間たちと顔を合わせ、課長の思い出話を沢山した。
実は昨年末辺りから、入退院を繰り返されていたらしい。
胃ガンを患われていた、とのことだった。

享年６５歳。

まだまだこれから、という年齢。
せっかちな性分は相変わらずだったんですね、課長。
今の私がいるのは、課長のお蔭です。
ありがとうございました、どうか安らかにお休みください。



帰り道。
「精進落とし」ではないけれど、回転寿司に寄って来た。
奥さんも亡くなった課長のことは良く知っているので
昔話を沢山しながら、お皿を積み上げた。
３０代のころは２０皿くらい普通に積めたのに、今ではこれで精いっぱい。
改めて自分の年を感じた瞬間だった。

気付けば課長と出会ってから、もう２０年も経っていた。

娘たちは成人し、お給料を貰うようになった。
そりゃあ歳も取るワケだ・・・
なんだか急に、そんなことが頭の中を巡った。

幸いなことに、課長はお孫さんを抱くことが出来たとお聞きした。
自分も孫を抱くまでは
元気に過ごさなければいけないな、と思った。

いや、その孫に「くそジジイ」と言われるくらい
元気に生きて行かなければ、と。

この世に生を受け、間もなく半世紀。
これからもアクティブなジジイを目指していきたいと思います。



でもタバコは止めませんよ。（笑）