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イイね!
2022年09月20日

皮算用での比較

さて、今月一気にLED化を進めた流星号ですが
実際どの程度の効果が期待出来るのか確認してみたいと思います。

元からLEDが採用されているヘッドライトを含め
今回LED化した以外の部分、例えばラジオなどのオーディオやナビ
メーター関係のイルミネーション、後付けのレーダー探知機や
ドライブレコーダなどは今まで通り電気を消費していますので
あくまでも今回の光物のLED化で
電気の消費がどの程度変化したのか、を考えてみます。

まずは8代目流星号、5型ハイエースの標準電球のデータと
採用したLEDのデータを書き出してみました。



今回LED化したのはフォグとブレーキ/スモール、バックランプですが
バックランプは通常走行時には点灯しないので比較には入れません。

フロントポジションとライセンスはすでにLED化してあるので
参考として記載しておきます。

例えばフォグは電球だと1個26W、左右2個で52Wですが
今回採用したIPFのLEDバルブだと1個9W、2個で18Wという感じ。
こうしてみると、やっぱりLEDにすると省電力化になるんですね。



書き出した上の表と、夜間の条件を書き出して比べてみました。
例えば「停車時(フォグあり)」は
信号待ちや渋滞時などを想定しています。
フォグを点けた状態でブレーキを踏んでいる状況ですね。

「走行中(フォグあり)」は文字通り走行中で
ブレーキを踏んでいない時の想定です。
思いついたパターンは大きく分けて以下の4つです。

A:「フォグを点けた状態での停車時」
B:「フォグを点けていない状態での停車時」
C:「フォグを点けた状態での走行時」
D:「フォグを点けていない状態での走行時」

一番電気を使うのがAの「フォグを点けた状態での停車時」で
電球の時は合計で104Wになります。
基準電圧を12.8Vと仮定すると8.13Aを消費していることになります。
渋滞などにハマるとエンジン回転数もアイドリング近辺で
発電効率も下がりバッテリーには厳しい状態というコトが判ります。

逆に一番電気を使っていないのが
Dの「フォグを点けていない状態での走行時」で
電球の時でもリアのスモール2個だけの10W、0.78Aです。
走行中はエンジン回転数もあがり発電効率も良くなるので
バッテリーへの負担はあまり無さそうですね。

LED化後はどうか、というと。
Aの「フォグを点けた状態での停車時」でも合計で34.2Wで
電流にすると2.67Aで電球時の67.12%減。
電球の時のB、「フォグを点けていない状態での停車時」よりも
低い値になっています。

Dの「フォグを点けていない状態での走行時」に至っては
わずか2.2W、0.17Aしか消費しないことになり
道路が空いている時間帯にそこそこのペースで走っていれば
ほぼバッテリーの消費な無く
逆に余った電気はバッテリーの充電に回ることになりそうです。



ちなみに
ずいぶん前に交換済みのポジションとライセンスも計算に入れると
電球の時のAの「フォグを点けた状態での停車時」では
9,69Aの消費だったのがLED化後では2.84Aとなり
全て電球だった時からはトータルで70.65%減というコトに。
Dの「フォグを点けていない状態での走行時」では
全て電球だった時に比べて85.33%減というコトになります。

オルタネータが発電出来る最大量は決まっているので
消費を減らすコトで低回転時のオルタネータ発電量に余力が生まれ
その分がバッテリーの充電に回るようになり
結果、容量アップしたバッテリーには良い方向になりそうです。
特に電気の受け入れ性が良いと言われる CAOS Blue Battery には
さらに良い状況になるのではないかと思います。(^^

またオルタネータに余力が生まれることでエンジン負荷が減り
ほんの少しとは言え長い目で見れば
燃費にも効いて来るような気もします。

流星号は低回転からトルクが出るディーゼルエンジンなので
影響はさらに微々たるものかも知れませんが
低回転ではトルクが細く、回転を上げ気味になるガソリンエンジンでは
その影響はディーゼルよりも少し大きくなるかも知れませね。

標準装着の電球よりも明るくなり、最大で6.85Aの省電力化が出来て
LEDの反応速度の速さから見た目も良くなるLEDバルブ化。
お手軽に印象が変わって長寿命化も期待出来て
やった甲斐があるカスタムだなぁ~と改めて思いました。

代わりにそこそこの費用が掛かりましたが。(^^;

---以下、素人の勝手な仮説と推測---
ちなみにハイエースのオルタネータの出力は130Aなので
基準電圧を12.8Vとすると1664W、13.3Vで1729W、14.5Vで1885Wが
最大効率で発電した場合の発電量というコトになります。
 
バッテリー交換で容量アップした流星号のバッテリー(125Ah)を
もしも「ゼロから満充電にする」と仮定した場合は
基準電圧12.8Vで1600W、13.3Vで1663W、14.5Vで1813Wが必要なので
全く電気を使わない状態でオルタネータがフル稼働でほぼ1時間掛かる
という計算が成り立ちます。
(ゼロから満充電までとか電気を全く使わないとか、あくまで仮定です)

チョコチョコ乗りしかしないクルマで単にバッテリー容量を大幅アップすると
なかなか満充電にならず「常に充電している」という現象が起こり
燃費が伸びなくなったり寿命が短くなったりするコトがあります。
CAOSのラインナップでハイエース標準の85Dには125Dが推奨なのは
バッテリー側の電気受け入れ性能を大きく改善して
85Dと同等の時間で満充電に出来るとPanasonicが判断したためと思います。

アイドルストップするハイブリッド車の標準ランプ類にLEDが多かったり
搭載されるバッテリーがアイドルストップ車専用だったりなのは
こうした部分をLED化による省電力化やバッテリー性能で補って
燃費に対して影響が大きいオルタネータ出力(エンジン負荷)を
他社との燃費競争的にも製造コスト的にも大きくしたくない、という
自動車メーカーの思惑があるためだと思います。
ブログ一覧 | DIY LED化への道 | 日記
Posted at 2022/09/20 00:58:45

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この記事へのコメント

2022年9月20日 9:43
省電力と一概に言ってしまえば
それまでですが
こうやって細かく表にまとめると
負担がどれだけ少なるかが
数値で把握出来ますね!
バッテリー、オルタの
寿命がかなり伸びそう!!
(^^ゞ
コメントへの返答
2022年9月20日 10:00
V-テッ君♂さん、いらっしゃい。(^_^)

例えば1時間渋滞にハマると最大で約9.7Ah(124Wh)の消費だったのが2.8Ah(35.8Wh)になって、1時間当たり6.9A(88W)電気が余る(もしくはオルタが発電しなくて良い)コトになると思うと、バッテリーやオルタの寿命、燃費など何かしらの効果がありそうな気がしますよね。(^^

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