とりあえず取り付けが終わり、無事動いたFFヒーターですが。
リモコンのペアリングもすんなり終わり、なかなか良い感じです。(^^
プレヒートから点火までは結構電気を使うようですが
燃焼が安定してからの全力運転中はおおよそ40Wくらいで動いています。
(写真は天井のLED照明6灯分。約18W分が含まれています)
結局今日まで届かなかった燃料用タンクは
ホームセンターで5Lのポリタンを調達して仮設置しました。
モノが届いたらステップ周りの見栄え改善とともに作業したいと思います。
ニップルは付属品のタンクに付いていたものを流用。
曲面に近かったので灯油漏れが懸念されましたが
ギュウギュウに締めて一晩置きましたが、漏れは無さそうです。
と、ココで
トラブル発生!!
燃料漏れの確認をしていたらコントローラーが
「エラーが発生したので停止します」
とのたまいました・・・(^^;
内部の冷却動作が終わってから電源を入れ直してみるものの
再びエラーで停止。
う~ん。( ̄▽ ̄;)
何度か再起動を掛けてみましたが、やはりエラーで停止。
むむむ・・・やはりコレが中華クオリティなのか?
「初期不良」
という4文字が頭をよぎりました。
いやー、ココから取り外して交換とかイヤ過ぎるぞ・・・orz
ちなみに、起動時の消費電力はこんな感じ。
瞬間的には120Wくらい消費しているようです。
コントローラーがのたまうエラーコードは「E-10」。
取説によると症状は「点火不良」で
主な原因は燃料パイプの物理的な詰まりやエア噛み、燃料自体の劣化。
まずは燃料ラインを確認してみるコトにします。
そう言えば・・・
燃料タンクから吸い出される灯油に空気が混じってましたね・・・
本来ならココで気泡が発生するコトは無いハズなんですが。
どうせなので、燃料ライン全体のチェックをしちゃいましょうか。
ワタシは耐久性向上を目的に付属品のなかで
燃料パイプ・・・キジマ製に変更
燃料コック・・・キジマ製を追加
燃料フィルタ・・・キジマ製に変更
ホースクリップ・・・ネジ式ではなくクリップ式に変更
というような部品変更をしていますが、ココに原因があるかも知れません。
ヒントは
「燃料タンクの出口に必ずエアを噛むのはナゼか?」
ということ。
1ヵ所で発生してると言うコトは接続部全てで発生している可能性があり
パイプ内にエアを噛み過ぎて燃料の供給が出来ていないのでは?
という仮説を立てました。
さらにちょっと気になるコトが。
耐熱性、耐久性があって柔軟なキジマの燃料ホースですが
ワタシが選定したものは「インジェクション車は不可」との記載が。(^^;
FFヒーターの燃料ポンプはいわゆる電磁弁で
動作周波数を変えて燃料吐出量を調整して燃焼の強弱を調整し
吹き出す温風の温度調整をしています。
というコトは・・・
燃料吐出時には脈動が発生していて、ホースに内圧が掛かります。
今回選定した「耐圧ではない柔軟なホース」は瞬間的に伸び縮みしてしまい
燃圧が上がらない可能性もあります。
せっかく買った部材ですがひとまず取説の通りに
付属品を使って燃料ラインを引き直しました。
付属品では白色で硬い、カテーテルのような細いチューブを
ゴム製のジョイントで各部に繋ぐように、と指示があります。
硬くて細いこのチューブが実は内圧を逃がすことなく
脈動に対抗しているのかも知れません。
どうせバラバラにするなら・・・というコトで
ポンプの取り付けが終わった後に届いたポンプカバーも付けちゃいますよ。
本体だけでなくコネクタまでをカバーしてくれるので
剥き出しで取り付けるようになっているポンプ本体の保護にもなりそうです。
燃料パイプも付属品に変更。
内径2mmくらい、外径4mmくらいの細いチューブのままでは心もとないので
ホームセンターで調達した内径5mmの耐油チューブに通して
チューブの保護被覆として取り付けておきました。
ホースの接続部を止めるクランプもクリップ式の物ではなく
ネジで締め付けるタイプの付属のホースバンドに全て交換しました。
ついでに「後でやろう」と思っていてついつい忘れてしまい
消音器から出た排気ガスを車内に引き込んでしまったりすると
一酸化炭素中毒など重大事故の原因になってしまうので
グロメットの隙間をお風呂場用のコーキングで埋めておきました。
先人たちによれば燃料コックで燃料の流量が減ってしまい
失火の原因になっていた、という方もいらっしゃいましたが
ワタシはひとまず「コックあり」で動作を確認することにします。
イザという時には燃料を止めたい場合もあると思いますので。
但し燃料フィルターは細くて流量の減少があるかも?という疑念があったので
ひとまず付属品のデカいヤツを取り付けました。
ホルダーを両面テープとタッピンビスで固定し
コントローラーをパチンと取り付けて、スイッチON。
設定温度を20度にしてしばらく動かしてみたところ・・・
エラーが出ることもなく、全力運転を開始。
10分もしたら車内の温度が徐々に上がって来ましたよ。(^^
30分動かしてOFF、再度ONにして1時間連続で動かしてOFF。
またまたONにして今度は2時間ほど連続で動かしてみました。
うむ!問題なし!(^_^)
原因はコレだった!とハッキリとは断定しにくいですが
クリップ式のクランプではホース接続部の締め付けが弱くて
各接続部でエアを噛んでいたのが原因だったかも知れません。
ホースも柔軟なものだったため脈動を抑えきれず
拍車を掛けた可能性もありそうです。
燃料コックの流量は2時間動かしても特に問題は無さそうです。
後日燃料フィルターをキジマのモノに差し替えて
また試してみたいと思います。
一見弱そうに見えた付属品の白いチューブでしたが・・・
割とシッカリ考えられてるのかも知れませんね。(^^;
ちなみに30分くらい動かして
車内が設定温度の20度くらいになった時の消費電力はこんな感じ。
おおよそ0.6A、8Wくらいでしょうか。
温風吹き出し量が減ってファンが静かになり
燃料ポンプのコツコツというリズムもゆっくりになりました。
外気温は8度、車内は20度。
エンジンを掛けずに車内を暖められるFFヒーターって
1度使ったらもう「無し」には戻れない装備かも知れません。(笑
いやー、初期不良じゃなくてホントに良かった!
一番は今度の週末に間に合って良かった!なんですが。(^^;