ペットを飼われている方はご存じかも知れませんが
「
虹の橋」というお話をご存じでしょうか。
----<虹の橋>------
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物たちは、
死ぬと『虹の橋』へ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、
彼らは暖かく快適に過ごしているのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。まるで過ぎた日の夢のように。
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさを感じているのです。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに小刻みに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する動物を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。
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私たち夫婦が結婚する少し前に拾ってきた
手のひらに乗るほどの大きさだった三毛猫のサチコ。
我が家の「長女」です。(笑)
大きさから、生後2~3ヶ月くらいだったんじゃないかと思います。
当時ランクルに乗っていて、夜な夜な友人達と一緒に
市内のちょっとした林道を探しながら夜間ドライブしていた時に
地図を見るために休憩に入った公園の駐車場で
結婚を決めた彼女(今の奥さん)が食べていた
アイスクリームの容器のフタを舐めに来たところを連れて帰ったのでした。
それから19年の歳月が流れました。
昨日の朝まで自力で2階へ行き来していました。
8月中にご飯を食べない時期があり、心配しましたが
ご飯の種類を変えたら食べるようになったので安心していました。
「今年も無事、夏を乗り切れたか。」
そう思っていた矢先、数日前からまたご飯を食べなくなり
家族全員、もう長くはないかもと覚悟を決めていました。
「午前中はなんとか元気だったけど午後から具合が悪くなって
今はうつろな表情で呼吸するのがやっとみたい」と
奥さんから私の携帯にメールが入りました。
幸い仕事を早く切り上げることができたので急いで帰宅。
数時間後、待っていてくれたかのように
苦しみもせず安らかに、サチコ姐さんは虹の橋へと旅立っていきました。
人間の年に換算すれば102才。
晩年はワンコ達の相手をしながらの騒がしい毎日でしたが
大きな怪我や病気もせず
天寿を全うさせてやれたのかなと思います。
今日はクルマ嫌いなサチコ姐さんを初めて流星号に乗せて走りました。
市の施設で荼毘に付していただいたあと遺骨を引き取り
ヨチヨチ歩きだったサチコと出会った公園の駐車場を回って来ました。
2008年9月6日 午前0時30分。 享年19才、サチコ永眠。
サチコへ。
虹の橋のたもとには先住犬のジョンが待っているはずだから
私がそこに行くまで一緒に待っててな。
奥さんよりも先に行くから、先に橋を渡っちゃおうな。(笑)
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どうかご無礼をおゆるしください。
頂いたお言葉はありがたく、私の心の中に書き留めておきたいと思います。
Posted at 2008/09/06 19:02:09 | |
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