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2012年11月23日 イイね!

ラストドライブ、そして・・・



5代目流星号、アコードワゴン。
今日は以前から、ラストドライブをすることにしていました。
今まで乗ったバイクも、そして歴代の流星号も
乗り換えや売却の際には必ず、ラストドライブをしてきたので
例え雨といえども、今回もドライブに出かけることにしていました。



当日は生憎の雨・・・
7年9ヶ月の間に、このアングルの写真は数えきれないほど撮っていますが
今日は特別な思いで撮りました。



頂いてから、ずっとこの位置に付けているエンブレムも
コーヒーのオマケに付いていた次元のマスコットも
とても素敵な思い出です。



ラストドライブはいつも通り箱根へ。
雨は小降りになりましたが、江の島は霞んでいました。
お天気が悪いこともあって渋滞は少な目で
箱根湯本までは割と順調に走って、少し休憩です。



2匹もトイレ休憩と、ちょこっとオヤツを。(^^
ここからは久しぶりに、国道1号を登っていきます。



国道1号は、まあいつも通りという感じに少し渋滞気味・・・
それでも雨に濡れた紅葉を見ながら、坂を上っていきます。
塔ノ沢を過ぎ、大平台に差し掛かるころ
流星号のエンジンルームから異音が聞こえるようになってきました。
濃霧の中をトロトロと走ってるから、湿気でベルトから音が出てるのか?
そんなコトを奥さんと話しながら、進んでいきましたが
途中でエンジンの回転上昇に合わせてウォーンというような
何かが唸っているような音に変わっていきました。



大涌谷を目指していましたが、エンジン音の変化も気になるし
目的地を変更して
芦ノ湖スカイライン~箱根新道で帰ることにしました。

芦ノ湖スカイラインの晴れていれば見晴らしの良い駐車場で休憩。
普段ならエンジンをOFFにするところですが
なにか嫌な予感がしたので、エンジンは掛けたままにして
2匹のトイレ休憩を済ませ、流星号を発進させると・・・

パワーステアリングに違和感が。
時々パワーアシストが途切れ、ステアリングが重くなります。
奥さんに異常を伝え、急いで下山することにしました。

芦ノ湖スカイラインを過ぎ、箱根新道を下っていると
今度はいろいろと警告灯が点灯し始めました。
ABS、エアバッグ、EPS、サイドブレーキ・・・
今まで走行中に、こんなにも警告灯が付いたのは初めてです。
箱根新道を下り始め、中盤を過ぎたころ・・・
今度はナビ、オーディオ、インフォメーションディスプレイに
スピードメータやタコメータまでが一瞬消える状態に。
その時にはステアリングのパワーアシストは完全に切れ
非常に重たくなるステアリングを両手で必死に切りながら
なんとか市街地に降りてくることが出来ました。

そんな最中、奥さんは助手席で近くのホンダディーラーをスマホで検索。
時々電源が落ちるナビになんとか目的地設定し
パワーアシストが時々切れるステアリングを
両手でしっかり保持しながら、小田原の市街地を抜けていきます。



なんとか無事に、ディーラーさんに緊急入庫。
発生した症状を説明し、流星号を診てもらうことになりました。
2匹を後ろに乗せているのでゲージごと店舗入り口の脇に降ろし
その近くに夫婦で立って診断の結果を待っていると
「寒いのでどうぞ中へ・・・ただ申し訳ありませんが端の席へ・・・」
「わんちゃんもご一緒に」
親切なスタッフさんの計らいで、2匹も店内に入れてもらい
流星号の診断結果を待ちました。



診断の結果は私も予想した、オルタネータの故障。
工場長さんが直々に診てくれたのですが
バッテリーが先にダメになってしまい、充電容量がなくなり
しかしそこに充電をしようとしてオルタネータに過負荷が掛かり
壊れている可能性があるとのことでした。

実は芦ノ湖スカイラインで休憩をした際に異音を確認しようと思い
ボンネットを開けてみた時に、基板が焼けたような匂いがしていました。
その話をすると、もしかしたら完全に壊れているかも知れないと。
しかしコンピュータ診断の結果は14Vがしっかり出力されているので
もしかしたらバッテリーを交換すれば大丈夫かも・・・とも。
2匹を連れて出かけているので、何としても帰らねばなりません。
また、流星号を置いて帰ることも考えにはありませんでした。

「バッテリー交換で○○○まで帰れそうですか?」と聞くと工場長さんは
「判りません・・・オルタネータが完全に壊れている場合は
走行中に充電されないので、途中でまた同じ状態になるでしょう」
「しかしコンピュータ診断では14V出ているので、大丈夫かも知れません。
保証はできませんが・・・私の個人的な推測になってしまいますが
○○○までならなんとか帰れるんじゃないかと思います。
しかしそれで、オルタネータが完全に壊れてしまうかも知れません。」

この工場長さんの真剣で誠実な説明を聞いて
バッテリーを交換してもらうことにしました。
なんとしても奥さんと2匹、そして流星号を連れて帰ります。

しばらくして、ピットから流星号が出てきました。
乗り込むと警告灯はすべて正常で、いつも通りに動いているように見えます。
スタッフさんに見送られ、安全をみて一般道で慎重に帰ります。

道中はまったく不安を感じることなく
いつも通り、シッカリと各部が機能している流星号。
奥さんと「バッテリーがダメだったんだね」なんて言いながら
あと数キロでウチに到着・・・というところでEPS警告灯が再び点灯し
ステアリングが断続的に重くなる症状が出始めました。
どうやらオルタネータはダメになっていて
交換した新品のバッテリーの電力で走ってこれたような感じです。
途中で買い物をして帰ろうと思っていましたがキャンセルし
まっすぐウチに帰ることにしました。

自宅駐車場に入るころにはほぼパワステは聞かず
非常に重くなったステアリングを渾身の力で何度か切り替えし
どうにか流星号を、自宅駐車場へ。
リアゲートからワンコ達と荷物を降ろしてから気を付けてバックします。
電圧低下で、すでにナビにはリアカメラの映像は表示されません。

こうしてなんとか、いつもの定位置に流星号を停めました。
リア席などから荷物を降ろし、エンジンを停めようとしたとき
流星号は自らそのエンジンを停めました。

その後、セルを回してみましたが、もう回りません。
バッテリーだけの電力で燃料供給やエンジン点火を維持し
小田原から我が家まで走ってきた流星号ですが
つい2、3時間前に新品に交換したばかりのバッテリーには
もう流星号のエンジンに火を入れる力は残っていないようです。

私が乗り換える、というのが気に入らなかったのかな・・・

帰り着いたときにはそんな風に考え、複雑な心境でしたが
箱根の上り坂で不調をきたしたものの
小田原から自宅まで、なんとか私たちを無事に送り届け
自分の定位置でそのエンジンを停めた流星号。
きっと精一杯、ラストドライブに付き合ってくれたんだと、今は思っています。

最後まで頑張って、私たちを乗せ走ってくれた流星号。
きっと忘れることはないクルマです。

ありがとう、流星号。
Posted at 2012/11/25 00:41:06 | コメント(12) | トラックバック(0) | 流星号 | 日記

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