※だらだらと、女々しい話が続いて申し訳ありません・・・
メンドクサいヤツ!と感じられた方は、どうぞスルーしてくださいませ。(^^;
先週、「修理をせずに売却・買い替え」を提案された流星号。
今回奥さんが自損事故を起こしたこと、
修理をせず、乗り換えの提案を受けたことは
きっと何か、意味があるのではないかと思えました。
年老いたなゆたくん、これから老いていくハヤテくんの老後を思い
吟味して新車で購入し、2匹を連れて宗谷岬にも行った、
6代目流星号・ステップワゴンから1年経たずに乗り換えた7代目。
なゆたくんやハヤテくんが
足を伸ばして寝られるよう、大きめのバリケンが積め
長距離移動の際は走行中でも順番にバリケンから出てくつろげるように
センターコンソールやリアスペースの仕様を考え、作って来ました。
納車から4年、総走行距離は約65000km。
あと1ヵ月で奥さんも50代を迎える、という時に
奥さんの一瞬の油断から街路灯にぶつかり、大破となりました。
幸い奥さんにケガはなく、加害者になることもなく済みました。
当たりどころが幸いし
フロントガラスや左ドアウィンドウは割れませんでした。
大破しながらも、流星号が守ってくれたのではないかと思いました。
フロントが当たった反動でリア周りも接触していた流星号。
テールランプは割れたものの、リアのサイドガラスは割れませんでした。
ギリギリでガラスエリアを避けたボディに接触痕を見た時
なゆたくんが守ってくれたのではないかと思いました。
流星号が
いままであちこちに遊びに行ったけど
これからも私のような重くて大きなクルマを運転するなら気を付けなさい。
あなたたちも歳を取って、この先徐々に反射神経が鈍っていくのだから。
と言っているような気がしました。
なゆたくんが
オイラが虹の橋に来て、もう1年半も経ったんだから
いつまでもオイラのことを考えてないで
そろそろハヤテやカノンのことを考えてあげてね。
と言っているような気がしました。
広く、使い勝手の良いリアスペースを持つワイドボディ・ミドルルーフは
その分車体重量が重く、一瞬の判断の遅れで強大な凶器になってしまいます。
年々歳とともに判断や反射神経が鈍くなっていくであろう我が夫婦。
一瞬の判断の遅れから、万が一歩行者を撥ねてしまうような事故を起こしたら
その車体の重さや大きさから、相手には相当な被害をもたらしてしまい
死亡事故の加害者になってしまうのではないかと、心配になりました。
飼い主がそうなってしまったら、ワンコたちは途方にくれてしまいます。
これからは時流に従って、自動ブレーキなどの安全装備が必要なのではないか・・・
今まで「なゆたくんのために」と常々思ってきた7代目流星号ですが
実はなゆたくんは
「そろそろオイラのことは忘れて、もっとハヤテやカノンを見てあげて」
と思っているのではないか、とも思いました。
そのためには私の思い入れが強すぎる
今の7代目流星号を一新させようとしているのではないか・・・
大げさと思われるでしょうが、そう感じていたのでした。
そんなときに営業さんから提案があった買い替え。
奇しくもハイエースは5型へのマイナーチェンジのタイミングで
ミリ波レーダー+単眼カメラの「
Toyota Safety Sense-P」が搭載され
歩行者にも対応している自動ブレーキやレーン逸脱警告など
安全運転サポート機能が標準装備となるそうです。
また7代目流星号は3型後期ですが
大きく変わった4型のデザインを踏襲するであろう5型は
明らかに我が7代目流星号とは違う趣になっていると思います。
今回の事故と、買い替えの提案の「意味」は
「この先歳を取っても安全に、人様に迷惑を掛けることなく」
「ハヤテくんやカノンさんを連れて遊びに行く」
ためなのではないか、と思えて来たのでした。
しかし私の心の中ではやはり
「なゆたくんのために作り、一緒に遊びにいった流星号」
を、簡単に諦めることは出来ませんでした。
数日間、とても複雑な思いが頭のなかを巡っていました。
今まで年齢的な不安などは全く感じたことはありませんでしたが
この先、判断力や反射神経が鈍くなっていくであろう我が夫婦。
そして買い物などで街中での運転の機会が多い奥さんのためには
歩行者対応自動ブレーキシステムなどの安全装備の類は
当然あったほうが良いに決まっています。
デカくて重いハイエースにこそ必要な、万が一に備えた安全装備。
今回の事故はそのことに気付かせてくれたのではないか・・・
営業さんやメカニックさんも気にしてくれているように
我が家のライフスタイルは、きっとそうそう変わらないでしょう。
なゆたくんはいなくなってしまったけど
ハヤテくんやカノンさんを乗せてまだまだあちこち遊びに行くはず。
修理をした流星号はトラブルなく走ってくれるだろうか・・・
到底富裕層とは縁遠い、サラリーマン世帯の我が家。
万が一、数年後にどうしようもないトラブルが出たとしたら
我が夫婦の年齢から考えると、例えば5年後10年後に
年々値上がって行く同じような大きさのクルマへの買い替えを
今のように躊躇なく考えることが出来るのか・・・
いろいろな思いが頭を巡り
数日間、寝不足になりながら下した決断は・・・
文字通り
「涙をこらえて7代目流星号の修理を断念する」
でした。
ここまで沢山の想い出を積み込んで走ってくれた7代目流星号ですが
守ってもらった奥さんと、そしてハヤテくんやカノンさんと一緒に
これから先もまだもう少し、想い出を増やしていくために
後ろ髪を引かれる苦渋の選択ですが、お別れすることを決心しました。
フツーに考えたらおかしいですよね。
単に「壊れたから新しいものにする」と考えるのが普通なのでしょうが
ジジイのくせに「想い出が宝物」な私は「乗り換え」というのが未だに苦手です。
というか「ジジイになったからこそ、想い出が宝物」なのかも知れません。
クルマが単なる「便利な機械」ではなく「相棒」と思えてしまうあたりから
やっぱり変わり者なのかも知れませんね。σ(^_^;)
唐突に起こった「自損事故」と、いきなりやってきた「乗り換え」という現実。
普段なら「新しいクルマが楽しみ!」とワクワクするところだと思うんですが
心境が複雑であまりワクワクしていない自分が、ちょっと寂しいです・・・