またまたしばらく溜まってしまった我がブログ。
ぼちぼち書き足していきますので・・・
お時間があるときにでも覗いてやってください。(;^_^A
先日作った、ポータブル電源。
繰り返しになってしまいますが、
スペックは以下の通りです。
使用バッテリー:12.8V120Ah(1536Wh)リン酸鉄リチウムバッテリー
使用インバータ:1500W(MAX3000W)純正弦波 50/60Hz切替スイッチ付き
低電圧保護:約10.5V(12V系、100V系)※100V系はインバータの機能による
で、この間のPlyZ秋ヶ瀬大会(1日間)のあとに充電せず
そのあとのNDAロイヤルフィールド(2日間)でエンプティになりました。
その時のバッテリーモニターの画像がこちら。
ここからスペックについて少し考察してみました。
その前に、鉛ディープサイクルバッテリーと
リチウムイオンバッテリーの違いを少しだけ。
重さ・・・リチウムは鉛よりも25~50%くらい軽い
サイズ・・・リチウムは鉛よりも30~50%くらいコンパクト
寿命・・・リチウムは鉛の5~6倍(鉛の充放電回数約350回、リチウム約2000回)
使える電気の量・・・鉛は容量の40~70%、リチウムは容量の90~95%
自己放電・・・鉛は月に約20%程度、リチウムは月に1%程度
鉛には「使える電気の量」に特徴があります。
例えば100Wくらいの小電力なら容量の70%くらいまで使えますが
700Wくらいの大電力だと60%くらいしか電気を取り出せません。
対してリチウムは
小電力だろうが大電力だろうが90~95%の電気を取り出せます。
良く「長距離を走るマラソンランナー」と
「短距離も長距離も走れるオールマイティーランナー」に例えられます。
こう見るとリチウムは良いコトばかりですが、
欠点もあります。
安全性・・・リチウムは落下や破損による発火や爆発の危険性がある
価格・・・リチウムの価格は同容量の鉛の2~3倍で、まだまだ高い
といった点が、鉛ディープサイクルよりも劣ります。
但し発火や爆発の危険性はスマホやモバイルバッテリーなどに使われている
「コバルト系」「ポリマー系」「三元系」のリチウムイオンの話で
正極材料にリン酸鉄リチウム(LiFePO4)が使用されているリン酸鉄リチウムイオンは
過充電・過放電になっても爆発しない特徴があり、「安全」と言われています。
(リン酸鉄系以外は経済産業省が発火・爆発の危険性を指摘しているそうです)
さて、いよいよ本題。(笑
先日のNDAロイヤルフィールド大会2日目でインバータの低電圧保護機能が働き
「エンプティ―」になった時のバッテリーモニターの表示では
「ENERGY」が1.47kWh(1470Wh)で
「CAPACITY」が113Ahとなっていました。
今回自作に使ったバッテリーの
公称値は「12.8V120Ah」で「1536Wh」です。
表示の内容から
電流量を計算すると
「113Ah÷120Ah=0.941」で、94.1%使えたコトになります。
同じように
電力量を計算すると
「1470Wh÷1536Wh=0.957」で、95.7%使えました。
これは
公称値の約94~96%使えたことになります。
(大陸製だけどハズレでは無かった模様・・・笑)
バッテリーモニターはインバータの手前の12V部分で計測しているので
インバータ自体の待機電力や
AC100Vに変換する際の変換ロス分も含んでいることになります。
うん、なかなか良いじゃないか。(^_^)
今回はわざと低電圧保護が働く10.5Vまで使い切りましたが
バッテリーの長寿命化を考慮して
11Vで電池マークがエンプティ―になるように設定しました。
今後の運用は使い切る前に使用を止めるようにしたいと思います。
公称では繰り返し充電回数3000回以上。
毎日フル放電・フル充電しても約8年2ヵ月?
一説には「10年使えることもある」と言われていますが
あながち外れてはいないかも知れませんね。(笑
Posted at 2021/08/11 17:50:02 | |
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