本体の出来はまずまずな感じの中華製FFヒーターですが
付属品はまさに中華クオリティという感じで
砂埃を吸い込み放題な吸気フィルターだったり
2ヵ月経たずに錆びる自称SUS製のバンドだったり
接続にゴムホースを使うすぐに劣化しそうな燃料チューブだったり。
安心して使うだけでなく、少しでも長く使えるように
細かい部品を交換しようと思います。
まずはこの、吸気フィルター。
樹脂製の筒に穴が開いてるだけ、という
枯れ葉のような大きなモノを吸い込むのは防げるけど
砂埃は吸い込み放題というシロモノです。
燃焼室に砂埃を吸い込むなんて内燃機関では考えられないので
ちゃんとフィルターが組み込まれている物に交換します。
まあコレも中華製なので、どれほどのモノかは判りませんが。(笑
大きさはほぼ同じくらいですかね。
付属品の黒いほうも見た目はシッカリしてそうなんですが・・・
開けてみると中身はドンガラ。(笑
空気が流れる際の静電気で砂埃が内部にたくさん付いてますね・・・
というコトは燃焼室にも入り込んでる、というコトですね。(^^;
取り付けから2ヵ月経たずに錆び始めている接続部のバンドも
国産の正真正銘のSUS304製のモノに交換します。
続いて、燃料ラインの交換。
ホームセンターで耐油チューブを購入し
付属品の白いチューブに保護材として被せておきましたが
先端をゴムチューブに差し込み、機器に接続するという構造は
何かに引っ掛かったらカンタンに抜けてしまいそうです。
というコトで
燃料コックからポンプまではエンジンルーム内で使われる
耐熱性、耐圧性、耐候性がある3層構造のシッカリしたホースに交換。
ポンプから本体まではキジマの
耐熱120度、2層構造のバイク用ガソリンホースに交換します。
また、すぐに劣化して亀裂が入りそうな燃料フィルターは
これまたキジマのバイク用のメタルフィルターのものに交換。
各接続部のバンドも全て国産のSUS304製に交換です。
ついでに燃料コックと燃料フィルあーのレイアウトを変更。
今まではタンク→燃料コック→燃料フィルターという並びでしたが
タンク→燃料フィルター→燃料コックという並びに。
金属製の燃料コックから燃圧の脈動が木部に伝わらないように
木部に防振ゴムを取り付けて、その上に固定します。
燃料タンク→燃料フィルター→燃料コックまでは
ホームセンターで購入した透明な耐油チューブを使います。
こうするコトで燃料の流れを確認するコトが出来ます。(^^
燃料ポンプの燃料吐出側には燃圧の脈動を抑え燃焼を安定させるという
ドーシングポンプダンパーを追加で装備。
効果があるのかは判りませんが、無いよりは良いんじゃないか、と。(笑
ドーシングポンプダンパーからヒーター本体までは
高温になる本体部に接続するというコトで
耐熱120度が謳われているキジマのホースを使用しました。
内側が耐油ゴム、外側が耐熱ネオプレーンの2層構造で
柔軟性があるので取り回しがラクに出来ます。
ドーシングダンパーを経由したホースの先はヒーター本体へ。
もちろん、各接続部のバンドは国産のSUS304製に交換。
付属品を使った取説記載の配管方法では
1ヵ所の接続部に2個のバンドを使う=接続部が実質2ヵ所になりますが
ホースをシッカリしたモノに替えるコトで接続部は1ヵ所になり
ホース自体の強度の他に緩みによるエア噛みやホース抜けに対しても
少しは強くなったんじゃないかと思います。
作業終了後には試運転。
タンクからの燃料吸い上げも順調で1発点火。(^^
その後2時間くらい試運転を続けましたがエラーが出るコトも無く
無事、部品の入れ替え作業は終了です。
ただ「すごーく遠くで柱時計が時を刻んでいるような音」という感じの
トッ、トッ、トッというちょっと低い音が車内では微かに聞こえます。
外で耳を澄ますと「チッ、チッ、チッ」という小さな音で気にならないので
ポンプの振動が車体に伝わって低い音になって聞こえているようです。
ドコをどう伝わって来てるのかは良く判りませんが
とりあえずホースなどを伝って来ているワケでは無さそうなので
ポンプ取り付け部の防振を考えるしかなさそうです。
とりあえず気になっていた部品交換が終わったので
これまたちょっと気になっている
「パラメータ調整」をやってみたいと思います。(^^