先日39750kmで交換した流星号のタイヤ。
今回の遠足で群馬県・昭和村までの片道約220kmの高速道路と
現地での温泉への行き来で約50kmほどの一般道を走ったので
夏休み4日目の今日はその新タイヤについて
ちょっとした感想などを書いてみたいと思います。(^^
純正装着タイヤを使い切り、選んだタイヤはこちらの
「ヨコハマ ジオランダーH/T G056」。
決め手はショルダー部のホワイトレターです。(笑)
まずは「見た目」で決まったタイヤですが
実は先代の「H/T-S G051」からは、結構多くの改良を施されたということで
その性能にも期待しての採用としました。
私の目に留まったのは・・・
「重量級SUVを支えつつ、静寂性を高めるトレッドパターン」
「大型SUVの高速走行に対応」
「優れた耐摩耗性、ウェット性能、操縦安定性」
という謳い文句でした。
流星号は商用車で、SUVというジャンルのクルマではないかも知れませんが
「大型」「重量級」であることは間違いありません。(笑)
トレッドパターンはこんな感じ。
以前の標準装着タイヤとは違い、「乗用車タイヤ」といった感じです。(笑)
溝の形がいろいろと工夫されているようで、カタログに詳しく記載されていました。
それぞれに役割があるようですが
私が感じたのは5代目流星号で装着した「
Earth-1 EP-400」同様、
溝が深く、小石が沢山挟まりそう・・・という印象。(笑)
いろいろと考えられた大小の溝があり、
静寂性などに影響がないのか?と心配になるくらいですが
逆にこの溝の形状で音を出にくくしている、というのが驚きですね。
ゴムの質も改良がされているようですね。
SUV向けに最適化されたというコンパウンドは
ブレンドポリマーやカーボンなどで耐摩耗性や転がり抵抗を改善し
ヨコハマ独自の技術のオレンジオイルやシリカの配合で
ウェット性能が向上したとのこと。
前出の「Earth-1」のときも思いましたが
オレンジオイル配合のためか、常に黒々としたイメージがあります。
特に雨が降った後などは、水分と汚れをはじいているような印象で
手入れはフツーに洗車用洗剤で洗うだけで良いと思います。
構造自体も改良が加えられているようで
ホワイトレターで選んだそのサイドウォールは
大型SUVの快適性向上を目指して最適化されているんだとか。
車重の重いワイド・ミドルな流星号には、この辺りも心強いと思いました。
さてここからは、実際に走ってみた感想などを書いてみたいと思います。
まずは高速道路。
新湘南BPの「茅ヶ崎海岸IC」から圏央連絡道、関越自動車道を乗り継ぎ
群馬県の「昭和IC」まで、片道約220km・往復で約440kmを走りましたが
総じて感じたのは「剛性感がシッカリしている」ということでした。
空気圧は全輪で車両指定の3.5kgに調整していましたが
ゴツゴツ感がある、というワケではなく
レーンチェンジの際などの車体がロールする場面で
サスペンションが縮んで、タイヤに負荷が掛かり始めたのが判る、という感じ。
そしてそこから「グニャリ」とした感覚が殆どなく、すっとレーンチェンジしていきます。
道路の継ぎ目などでの、ちょっとした突き上げがある場面でも
タイヤ全体で受け止めてサスペンションに伝える、といった感じで
ドカン!という「いかのも突き上げられた感」が上手く緩和されていて
乗り心地はなかなか良いと思いました。
また、音に関してですが
流星号はその車体構成上、「フロントのタイヤハウスの上に座ってる」ので
ロードノイズはどうしても「うるさい」部類のクルマであると思います。
シートが「タイヤハウスの上」に設置されているような感じなので
当然「タイヤの転がる音や感触」が伝わりやすい、と思うのですが
標準装着タイヤに比べ、「音が大人しくなった」印象ですね。
路面の荒れたところでは当然それ相応の音がしますが
舗装の綺麗なところではタイヤが発する音は随分と小さくなりました。
なので逆に、今まで静かに感じていた3リッターディーゼルのエンジン音や
ウインドウ周り、タイヤハウス周りの風切り音が
若干多めに聞こえるようになった印象を受けました。
帰りの関越道、赤城高原SAを過ぎた辺りから少しの区間では雨が降りました。
下り坂でカーブも多い区間でしたが
グリップ感はドライ路面と変わらない感触で安心感がありますね。
大粒の雨がバチバチとフロントガラスに当たるくらいの雨でしたが
タイヤが巻き上げる水しぶきの音は殆どしませんでした。
高速道路全般では
メーカーが「ハイウェイテレーンの本来あるべき姿」として
「より静かに高速走行を楽しめること」という謳い文句は
充分に感じることが出来ました。(^_^)
続いて、市街地を走った感想です。
現地では温泉への行き来などで、約50kmほど市街地を走りました。
ディスクの講習会があったフィールドから温泉までの間には
「片品川」という川が流れ、地域全体が大規模な河岸段丘になっています。
川を最底辺として、急角度の坂道で曲がりくねった道路が多く
下りは2速でのエンジンブレーキ多用、上りは3速で2500回転くらいと
あまり燃費にはよろしくない環境でした。
信号が少なく、スピードに乗った下りでのコーナリングも多かったですが
操舵に対する応答性は素直で、路面状況が掴みやすい印象でした。
以前の標準装着タイヤでは良くABSが作動していた、
少し砂が浮いたような路面でのブレーキングでも
路面をシッカリ掴み続け、ABSが作動することはありませんでした。
(まあ、タイヤがまだ新しいので当たり前かもしれませんが:笑)
音についても60km/h程度の市街地走行では殆ど気にならず
タイヤの剛性感についても高速道路で感じたままで
多少の轍があってもハンドルに変な反力は生まれずに
重い車重を利用して、タイヤが上手く「いなしてくれている」印象ですね。
街中走行の速度域では多少荒れたアスファルトでも静かに感じ
道路の継ぎ目やマンホール前後のデコボコも、殆ど気になりません。
一般道全般では
「ハイウェイテレーンとしての進化」のお蔭で
充分快適な乗り心地を発揮してくれていると思います。(^_^)
信号発信のタイヤの転がり始めも軽い印象で
街中での燃費向上にも期待が持てそうです。
高速道路も一般道もソツなくこなす印象を受けたジオランダーH/T。
ライトトラック規格のLTタイヤであるということを考えると
とても良く出来ているタイヤではないかと思います。
しかもネット通販などでは1本1万円前後とリーズナブル。
コストパフォーマンスはとても高いんじゃないかと思います。
まだ1000km弱しか走っていないので耐摩耗性につては判りませんが
距離が伸びたらどんな風に変わって来るのか、
今後もなにか感じた時には書きたいと思います。(^_^)
荷物満載であちこち出掛ける流星号。
ながーい目で、観察していきたいと思います。(^^