※またまたかなーり時間が経ってしまいました・・・
WebLogというコトで写真と記録だけでも。(^^;
夏場の車中泊時に
少しでも涼しく寝られるようにと導入したスポットクーラー。
持って行けるモノに限りがある大会遠征。
少しでもコンパクトなモノを、というコトで
sirocaのSY-D151をチョイスしました。
見た目もオシャレで幅22cm × 奥行22cm × 高さ41.4cmとコンパクト。
6.5kgと軽量なので遠征時に積んで行くのにも良さそうで
消費電力はAC100Vで165Wと、なかなかの省電力です。
考えるコトはみなさん同じで
SY-D151を実際に試した人のブログや実験YouTubeがありましたが
「軽バンでも車内を冷やすのはムリ」というレビューが殆どでした。
うーむ、やはりコンパクト&省電力を優先すると
冷却能力的には不足してしまうのか・・・?
ココで少し、SY-D151の特性について考えます。
SY-D151を上から見た図です。
熱交換器と内部を冷却するための空気は右側から吸い込み背面に排気。
冷たい空気を吐き出すための空気は左側から吸い込みます。
この状態で部屋で使うと
せっかく冷やした空気を右側から吸ってしまい
背面から出る暖まった排気のほうが勝ってしまうので
結果、部屋自体を冷やすことは出来ません。
というコトで、おおよそのスポットクーラーには排気ダクトが付属します。
このダクトを使って排気を外に出すことで
室温上昇を抑えよう、というのが排気ダクトの役目です。
しかし排気ダクトだけを外に出すと
排気用に空気を吸い込むため室内側は負圧になってしまい
部屋の扉などの隙間から外気を吸ってしまい
また、せっかく冷やした空気も吸い出してしまうため
やはり部屋全体を冷やすには効率が悪くなります。
通常のエアコンで考えれば熱交換器を冷やすための空気は外で完結していて
冷やした部屋の空気は部屋の中で循環させ、さらに冷やすようになります。
コレをSY-D151でやろうとすると、上図のようになります。
コレであれば室内側が負圧になるコトもなく
1度冷やした空気を循環させてさらに冷やすことになり
小さなコンプレッサでも効率的に冷やせると考えられます。
というコトで先日のつぐ高原遠征では運転席&助手席の窓を少し開けて
SY-D151には排気ダクトを取り付けて運転席側に吐き出し
運転席側から内部冷却用の吸気をするようカーテンで仕切りました。
結果は夫婦2人とわんこ3ぴきが寝ている居室側は湿度を抑えられ
程よい冷気で気持ち良く寝ることが出来ました。
吸気口をカーテンで仕切っていると寝ている間にカーテンが張り付き
吸気を妨げてしまう危険があるため
先日3D-CADでダクトをモデリングして3Dプリンターで印刷しました。
そのオリジナルダクトを取り付ければ
上の図のような運用が出来るようになります。
ただ・・・
前回のつぐ高原では、朝方には運転席側の温度が結構高くなり
その暖まった空気がカーテンの隙間から居室側に流れて来て
起きた時にはさほど涼しさを感じないくらいになっていました。
窓を数センチ開けた程度では暖まった空気は車外には出ていかず
車内に溜まってしまうコトが判りました。
そこで、助手席側の窓に換気ファンを取り付けて
運転席側の空間を強制的に換気してやれば
効率がもっと上がるんじゃないかと考えました。(^^
世間では写真のようなパーツが売られていますが・・・
1~2万円と、なかなか高額です。(^^;
夏場にしか使わないモノだし、毎日使うものでもないので
ココはまた自作でなんとかしたいところです。
この3連休で形になればいいんですが。(^^;
Posted at 2025/08/11 15:05:57 | |
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DIY 車中泊仕様への道 | 日記