
一昨日ですが近所のディーラーへ所用で出かけまして、ついでにフォレスターの試乗などをしてきました。
SKと呼ばれる現行フォレスターの試乗は、実は今回が初めて。
パッと見の印象としては、"デカい"。
しかし、実際に運転席に乗り込むと、不思議と大きさを感じません。
0次安全と呼ばれるスバルならではの視界の良さ(視認性)に起因するものだと思います。
2500ccの「プレミアム」と、話題のハイブリッド「アドバンス」の両方を試乗させていただきました。
先ずは、アドバンスから。
メーカーオプションのブラウンの本革シートがなかなか良い雰囲気を出しており、全体的な内装の質感の向上に一役買っています。ちょっと手入れが大変そうですが、選択したい装備の一つです。
ブラウン内装は今のところ、アドバンスのみの設定となっています。
アドバンス専用装備の"
ドライバーモニタリングシステム"をちょっと試してみました。
予め顔を認識させて登録しておくと、乗り込んでエンジンをかけた際に、シートポジションは勿論、ドアミラーの位置までメモリーしてある自分のセッティングに自動的に合わせてくれます。
試乗した印象としては、
①ブレーキが手前で効くのがちょっと違和感あり。回生ブレーキの影響か?
②脚のセッティングはしっとりした感じで悪くはない、ただ、短い試乗コースだったということもあり、SGPの恩恵はあまり感じなかった。レヴォーグで不満のリヤサスの横剛性の不足(轍や段差、舗装が悪いところを超えた時に、横方面の揺すられ感がある)は、フォレスターでもゼロではなかった。
フラットな乗り味を期待していただけに、イメージとはかけ離れていた。
③モーターはターボの代わりにはならない。出だしのモーターのアシストは絶妙だが、そこから踏み込んだ時にターボほどの力強さはない。
④レヴォーグに慣れた身には、ハンドルが軽めで、路面からのインフォメーションがちょっと物足りない。
⑤ハイブリッドではなく、"e-BOXER"と名乗っている所以ではあるが、モーター単独走行の領域が狭い。どこまでモーター単独で走ることができるかを挑戦するのが楽しみにはなるが、モーターならではのシームレスな加速をもっと味わいたい。(車速30Kmまでモーター単独で走ることができた)
全体的に期待が大きかっただけに、ちょっと辛口にはなってしまいましたが、色んな意味での目新しさはありました。
アドバンスの後に、ガソリン2.5リッターの最上級グレードであるプレミアムに乗りました。
良くも悪くも従来のスバル車の延長で、所謂守旧派のスバリストにはこちらの方がしっくり来るかもしれません。直噴化されたFB25が思いの外元気なエンジンで、吹け上がりが鋭かったです。NAエンジンでも高出力タイプではなく、ごく普通の実用エンジンではありますが、スバルの4気筒NAの中では1~2位を争える出来だと思います。
リニアトロニックの制御もなかなか頑張っており、トルコンATのような段付き感をうまく出せております。
脚はアドバンスと比べるとバタ付くのが難ありで、アドバンスの方が高級感のある乗り味です。SGPの威力は5~10分程度の試乗ではなかなか感じることができませんでした。(自分が鈍感だというのもありますが・・・)
内装ですが、色以外は基本的に共通です。開放感はブラウンの方がありますが、コクピット感というかつつまれ感はブラックが優位です。インプレッサと共通部分の多いインパネ周りですが、下剋上でレヴォーグよりも立派に見えました。
アドバンスとプレミアム、どっちが好みかというと非常に悩むのですが、いざ買うとなったら目新しさを取ってアドバンスかなぁというのが気がします。でも、ターボ好きとしてはどちらもちょっと物足りないというのが率直な感想です。
悪くはないけど、何か強く訴えてくるものが弱い、歴代モデルも振り返るとそんな印象だったかなぁ・・・
※歴代モデルについてもちょっと書いておりますので、良かったら是非読んでみてください。
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Posted at
2018/09/19 23:11:53