
今週入ってから、GWの走行会に向けてAWのメンテ開始!

この前の春ワンダー向かう途中のEg不調の原因も探りたいし。
でもあれから一回も症状出て無いから、怪しそうなとこ点検するくらいしか無いけどね、、。
で、ガレージから一回出して向き変えて頭から突っ込もうと少し動かしたら、、、
物凄い白煙がモクモクと!
あかんこれ燃えるやつや!
真剣に車両火災の危険を感じた!!
どれくらい危険を感じたかと言うと、、、
道のド真ん中でEg止めてバケツに消火用の水用意してから再始動させたくらいwww
いや笑い事じゃないです。
以前から久々にEgかけると煙ってはいたんだけど、ちょっとこれは酷い(汗

原因はコレ。
デスビのオイル漏れ。
動いてない間にデスビ下のドレン穴から滴ったオイルが、真下にある1番のEXパイプのバンテージに染み込んで、熱入るとケムがモクモクと…。

て事でデスビ摘出。
燃える前にいいかげんOHする事にする。
他人のデスビは頼まれてOHするくせに、自分のやるのは初めてというwww
以前のブログにも書いてるけど、一応順を追って作業うpしとくわ。

ま、ここまでは普通にネジ緩めればバラせるわね。

難しいのはココだけ。
スパイラルギアをカシめてあるピンの抜き取り。
こいつをバラしてシャフトを抜かないと、オイル漏れの原因のオイルシールの交換が出来ない。
ちなみにトヨタからはデスビのハウジングとシャフト、ピックアップのアッセンブリでしか部品出ないんで、中のシールやベアリング交換するには汎用のシールとベアリングが必要。
そしてスパイラルギアとピンはセットで品番付いてるけど、既に製廃になっとります。
ピンは平行ピンとかスプリングピン使って何とでもなるけど、ギアは無傷で取り外さないとダメ。

で、NAのデスビの場合、ギアとハウジングの合いマーク合わせた状態でローター側のDカットの向きはこの向き。
ギア入れるときにこれ覚えとかないと180度逆になる可能性あるからね。

では手術開始!
ボール盤なんて良い物は持ってないんで、安物ドリルスタンドを使ってカシメをドリルもみ。
ポンチを過信していつも失敗するんで(w)今回は1mmのキリで慎重にセンターに穴掘ったあと、3.8mmでもんでみた。

おふぉ~www
今までで一番の出来ww♪
カシメ部の外側0.1mmほどの薄皮残してうまくセンターに穴開けられたわw♪
ちなみにドリルでもむのはどちらか片側のギアの肉厚ぶんまででOK。
シャフト部まで深く掘る必要は無し。

んで、ピンポンチでどついてやれば抜ける。

あとはベアリング押さえのプレート2枚緩めればシャフト抜ける。
ようやくご臨終のオイルシールとご対面。
こいつ一つ交換するだけの事なんだけどねぇ~。

バラしたついでにベアリングも交換しとく。
ベアリング抜く前に圧入の打ち込み深さをメモっとく。
実測79.5mm。
前SCデスビばらした時は丁度80mmだったけど、メーカー公差なのかNAとSCの違いなのか?

プーラーで抜き取り。
シャフトはベアリング圧入付近から先は少し細くなってるんで少し引っ張ってやればスルッと抜けマス。
これシャフトが痩せてるって事じゃないので。

はいコレで全バラ。

チマチマ掃除するの面倒なんで、洗浄液で煮込み。

煮込んでる間にOHキット掘り起こしてきた。
なぜか2セット別のがあるというw

付属のピン、これだけ長さ違う。
オイルシールもベアリングもメーカー違いの同規格品。
つまり、規格品なら何使ってもOKて事。
サイズさえ分かってればモノタロウで数百円で買えます。

ハウジングとか煮上がったんで水洗いして組み立て開始。

新品オイルシール打ち込み。

シャフトにベアリング圧入。
パイプとハンマーでも入るけどプレス使えば圧入寸法微調整しやすい。

長い方のピンは…これ長すぎでしょ、、。
カシめたあと削らなイカンなこれじゃ。

て事で短い方使う。
4×16の平行ピンでOKかと。
あ、せっかくの新品オイルシールのリップ傷付けないように、シャフト挿入前にリップにグリス塗るのをお忘れなく…。
シリコングリスちょろっと付けときゃ良いデス。
やっぱ濡れてないとスムーズに入んないからなww(ゲス顔)

万力でピンカシめ。
ハンマーでハンドルどつく位しないと潰れないからちょっと大変。
あと、真っ直ぐだと全然潰れないんで、ギアの丸みに合わせてピンを斜めに交互に潰してやるのがコツ。

はい、綺麗にカシメられた。
余りも無いんで削る必要も無し。

でピックアップ取り付け。
ギャップは0.2mmで。
基準は0.2~0.4なんで、固定した後0.5が入らない事を一応確認しといた。

ローターとデスビキャップは再利用する。
新品入れてまだ1万キロちょっとしか使って無いしw

ダストプルーフパッキンとOリングは新品入れるけどね、安いしw

はい、完成。
画像じゃOリング入って無いけどこの後ちゃんと入れますたよw

1番圧縮上死点で合いマーク合わせてデスビ挿入~。
圧縮上死点の確認はフィラーキャップ開けてIN側のカム山見れば分かる。
カム山が外向いてる方が圧縮上死点、内向きは排気上死点ね。
ノーマルカムだとマーク付いてるけど。
しかしNAはそのままデスビ丸ごと差し込めるから作業ラクだわ♪
SCだとキャップ外した状態じゃないとバルクに当たって抜き差し出来ないし、合いマークも絶対ズレるからローター側にマーキングしないとダメだしね。

短絡させて、、Eg始動!

はい一発でかかりました~♪

でタイミングライトで点火時期10度に合わす。
照らしてみたら刺した所で偶然にドンピシャ来てたw
デスビの固定ネジ締めて点火時期再確認→短絡解いて回転上がるの確認。
これでOK~。
あとは新品オイルシールがちゃんと仕事して漏れ治まる事を祈るのみ。
シャフトのリップ接触部は流石に痩せてるからなぁ~。
爪で引っかいても引っかかるほどでは無かったけど。
暫く漏れて来てないか様子見だな。
ま、漏れたらまたモクモクするからすぐ分かりますけどねww
作業は続く→