
起きてから再び暇だと言うことに気づいて、以前にゃん太さんが書いていたエアコンレス用のヒーターダクトを買いに行ったついでに、気になっていたスカイラインクーペの試乗をしてきました。
ここのところ仕事柄日産に出入りしているので、結構V36クーペは見かけていて、写真でのファーストインプレッションよりも、実車はいいなぁとか思っていたんで、結構興味あったんですよね~。
インプレですが、あくまで個人的主観によるものですのであしからず。
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いつも部品をお願いしているカローラ神奈川で部品を注文したあと、
普段仕事でもよくお世話になっている日産プリンス神奈川に足を運んで
試乗をお願いしました。
今回試乗車で置いてあったのは一番通常のグレード、370GTです。
18インチアルミに5速マニュアルモード付きAT車両でした。
19インチ デカブレーキ、マニュアル仕様がもちろん試したかった
ところですが、試乗車は特定のところに固定されているわけではなく
定期的に回ってるそうなので、ふらっと見てMT車があったらまた試乗
してみようと思います。
まず、車を眺め回します。

フロント周り。
ディモールト、ディーモールトグラマラスです。いや~、デカイッス。
デザイン的にはちょっとレクサスのSCとか、カムリっぽいかなと言う
印象があります。個人的趣向からすると点数はあまり高くないんですが、
思ったよりは悪くない感じです。エアロとかの作り方で激変しそう。

リア周り。
流れるようなラインは綺麗です。ただちょっとのっぺり。もうちょっと
リアバンパーに立体的な造形があってもイイかなと思います。コレも、
エアロの作り方次第で迫力がでそうです。
リアスポはチビスポがあればいいかなぁ……
マフラーは最初のコンセプトモデルのように、もっと両端に配置されてた
方がかっこよかったと思います。

フェンダーラインからライトにつながるライン。
斬新な造形ですよね。個人的にはココが気になるポイントだったりします。
フェンダー頂上の盛り上がりはいいんですが、ライトのモッコリ具合が……
最近のトレンドではあるんですが、フェンダートップの山稜線から、
もっと均一な曲線でホイールアーチまでつなげて欲しかったなぁと。
ライトのモッコリは、特定の角度からみると出目金みたいになってしまうのが
あまり好きではなかったりします。
外装のデザインとしては、ここんところの日産は割とパキッとした
プレスラインが特徴的だったんですが、セダンもクーペもなめらかな
プレスラインで造形されています。上記のフェンダートップもRが大きめで
ホイールアーチのプレスラインもハッキリと目立たせると言うよりは
ぼかし気味な造形になっています。セダンはこっちのほうがいいけど、
クーペはもうちょっとシャープな造形でもよかったかな……
そして試乗の前に室内をジロジロ。

基本的にダッシュボードやセンターコンソールのコンポーネンツは、
セダンと共通です。実際に座ってみると適度なタイト間のある空間でしたが
PAなんかで休むときはゆったり出来そうでした。ロングドライブは
かなり快適に出来そうです。さすがにリアシートは狭い……

そしてメーター周り。
カッコイイ♪ ただ、見やすさも十分ですが、タコとスピードメーターの
径はもう少し大きくてもよかったのかなぁと思いました。走ってて
そんなに気にならなかったですけどね。
さて、試乗インプレッションです。
もちろん一般客のフツーの試乗なのでフツーに走っただけですが(笑)
ますエンジンスタート。最近の高級車では定番になってきたボタン
スタートです。ボタンを押すと「フォンッ!」って音で始動します。
なかなかカッコイイです。
動かし始めてみると、そこでアレっと。
実際の車格は相当にデカイはずなんですが、あまり大きさを感じないです。
複雑な造形で、前下がりのボンネット、最初は車幅感覚をつかむのも
大変かなと思ったんですが、車の大きさの割には普通に乗れちゃいます。
走り始めてしまえば至極スムーズ。最近の車はマジで快適です。
新開発の3.7L V6エンジンはよけいに唸ることもなくスイーっと
ストレス無く加速します。で、メータを見るとあっという間に80km。
この車、すげェ速い……とてもじゃないけど車の多い町中では踏めません。
スピード感もあまり無いし迂闊に運転すると平気でネズミに引っかかりそうです(笑
音も全然しません。エンジン始動の時はかっこよかったですが、
多少踏んでも排気音なんかほとんどしないんですよね。快適な反面、
ちょっと寂しいカンジです。
足回りはかなり優秀だと思います。重い車のはずなのに、交差点での
Uターンでもスーッとノーズが入ってくれます。レーンチェンジでも
ハンドルに対するレスポンスも割とよくて、軽快感もありますね。
路面のギャップのいなしかたも、ヨーロッパ車的な味付けとイイながら
よくありがちなゴツゴツ感は無くて、ドシッとちゃんと仕事してます。
ブレーキは、コイツは話題の新型4ポッドではなかったんですが、
しっかり聞くし、最近ありがちなカッツンブレーキではなく、踏力に
併せて自然に制動力が掛かるカンジでかなり好感触でした。
難があるとすれば、ATのマニュアルモードでしょうか。
正直レスポンスが思った以上に悪いです。V35も以前試乗していて、
マニュアルモードのレスポンスが悪いのは頭の片隅に入れていたのですが、
ソレよりももう一歩変速が遅れるカンジでした。シフトダウン時も、
回転を会わせずにクラッチを繋いだかのように、急激にエンジンブレーキが
掛かって回転がモワッとあがります。自動でブリッピングしてくれる
機構はついていないようで、マニュアルモードのフィーリングは、
正直俺的には×です。ATで自分で変速しない場合はいいでしょうけど、
意のままに回転域を選んで走りたい場合はMTが絶対でしょう。
マニュアルモードでないときでもATの変速ショックはちょっと気になりましたけどね。
ただ、試しに5速まで上げてから軽く踏んでみると、それでもからだが
少し押しつけられるくらい加速します。エンジンはすごいです。
MT車に乗ってみたいところですが、個人的にはアリかなと。
「気になる車」から、お金があったら
「ちょっと」欲しい車に
格上げになりました。外装周りも、エアロでちょっと着飾ってやりたい
カンジですね~。
余談ですが、スカイラインはTypeS、SPと、TypeP、ノーマルグレード車で
バンパー形状が違うんですが基本的にTypeP、ノーマルグレードの
バンパーの方が好みです。でもスポーツ車にしては珍しく、前後マッドガードと
ベタ付けリアスポイラー以外のエアロパーツの設定がないんですよね~。
2種類のバンパーのどっちにも、リップスポイラーの設定もなければ、
サイドステップの設定もありません。ちょっと意外でした。