2014年10月19日
トヨタ自動車取締役専務の福市得雄氏の東大講義を一部転載します。
【転載開始】
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福市氏は「将来のリーダーとなる東大生の皆さん、
これからは左脳(論理脳)だけでは世界と戦っていけない。
右脳(感覚脳)を鍛えて下さい。若いうちに挫折して下さい」と学生らを叱咤した後、
「僕らトヨタに限らず、日本の自動車産業を助けて下さい」とアピールした。
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「今、普通の学生の生活だとクルマに触れる機会はない。
自動車部に入っていると言うと、”変な奴ら”だと思われますから」と自嘲気味。
そして、「自動車メーカーはもっと努力して、
若者も買えるようなコンパクトで楽しい車を作って欲しい」とも話してくれた。
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まったく新しいクルマが受けるのか、
若者が知らないかつてのクルマが復活することで人気が再燃するのか。
クルマ離れを阻止する絶対的な方策がないからこそ、
自動車メーカーも試行錯誤を繰り返している。
いずれにしても、今回の授業に足を運んだ学生には、
トヨタの違った側面を見せるいい機会にはなったはずだ。
今回の授業に集まった学生は約320人。
だが、会場の約6割が埋まった程度で、空席が目立ったのも事実だ。
課題は、トヨタの授業に見向きもしなかった若者をどう振り向かせるか。
世界展開する”セレクトショップ”を目指すトヨタには、
価格設定やデザインなどやれることはまだまだありそうだ。
【転載終了】
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大学生の興味や関心についてアンケートを取ると、
上位にくるのは音楽やアニメ、ゲームなどの個人で楽しむコンテンツだそうです。
自動車の順位は年々下がっているとのことです。
個人的には、日本経済をけん引するのは今でも自動車産業だと思っています。
私の父親も4年前に免許証を返納し、車を手放しました。
今後、80歳前後の方々が車を手放していくのでしょうが、
益々車が売れなくなるのでしょう。
我が長男は車に興味がないので現在の車を何十年乗るのか?
二男は私のDNAを色濃く引き継ぎ、車やバイク大好き人間です。
私の勤務先だった会社でも、若い方たちの6割くらいは軽自動車だったと思います。
多分、車にお金をかけてしまうと、
ほかのことにまわす予算が厳しくなるからなのでしょうか?
実際私も若いころ(30代のころ)ゴルフを勧められましたが、
バイクや車にお金をかけていたのでゴルフをやる予算はありませんでした。
また、日本はモデルチェンジのサイクルが短く、
4~5年くらいで型落ちになってしまうのも問題なのでしょうね。
目先を変えて売るという商法の限界もきているような気がします。
根底には若い世代の可処分所得の減少があるのでしょうかね~?
まあ、政・財・官がグルになって国民を追い込んだ結果ですが、
こういうのを『天に唾する』というのでしょうね。
私個人も、『乗りたいという欲望の車』の選択は今の車で最後でしょう・・・
淋しい限りですが・・・
Posted at 2014/10/19 10:17:30 | |
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