2014年10月23日
【転載開始】
北海原油価格が6月高値である1バーレル115ドルから84ドル台まで下落してきており、
高値からの下落率が26%を超えてきており、
相場の格言にあります3割下(3割下落)に買い迎えとなるのか、
それともさらに下落して底抜けるのか微妙な段階に来ています。
テキサス原油も1バーレル80ドル台にまで下落してきており、
引値ベースで80ドルの大台割れまであと少しとなってきています。
原油価格は弱気一色になりつつあり、ここでファンドが投げて来れば、
世紀の大暴落もあり得ます。
そしてこの原油価格下落がシェールオイル、
太陽光発電ビジネスへの打撃になるのは明らかであり、
この分野に投資をしてきた日本の商社やファンドは住友商事が大損害を出しましたように
今後巨額の損を計上する商社・ファンドが出てくるかも知れません。
世界的にデフレが進んでおり、
そのような中で資源価格が高値を維持できる筈がないのです。
穀物価格は既に底抜けてきていますが、
今後資源・穀物価格が暴落し世界中でデフレが蔓延し始めます。
金融緩和をここまでやりながら世界がデフレに陥るのです。
今の金融システムを破壊するには十分すぎるだけの破壊力を
デフレは持っていることになります。
【転載終了】
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石油価格の低下は「避けられないこと」であり、
1バーレル当たり100ドル以上になるチャンスはないだろう、
とロシアの財務相が語った。
しかし、ロシアの予算は低価格に耐えられるものだ、と語った。
「市場は供給過剰に好意的である。それが価格低下は避けられない理由だ、
構造的問題があるだろう。
近い将来、1バーレル100ドル以上という価格を見る機会はないだろう」と、
ロシアの財務省戦略計画課のマクシム・オレスキン課長は
RBCテレビとのインタビューの中で語った。【10月20日 Russia Todayより】
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上記発言は、三国同盟(アメリカ・イスラエル・サウジアラビア)の
ISISの石油資金にダメージを与えるという表向きのものであり、
実際はロシアへの経済圧力に対しての牽制と思われます。
しかし、このまま原油価格が80ドル台で推移すれば、
100ドル/1バーレルで利益が出ているサウジアラビア等の中東産油国は、
売れば売るほど赤字となるでしょうから、ロシアとの持久戦となるでしょう。
多分、OPECメンバー国から批判が出そうな気がします。
日本にとっては原油価格が下がるのは好ましいことではありますが。
Posted at 2014/10/23 10:07:27 | |
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