2015年04月24日
【転載開始】
■浜田教授も黒田総裁も 「異次元緩和」提唱者が始めた責任逃れ
日銀は30日に開く金融政策決定会合で、
今年度の物価上昇率見通しを
従来の1%からゼロ%台後半に早くも下方修正する見通しだ。
「2年程度で2%の物価上昇」という公約はすっかり空証文と化したが、
2%目標について「こだわる必要はない。無理に2%に持っていく必要はない」
と言ってのけたのは、
内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授(79)である。
先週のBSフジの報道番組での発言で、
日銀の再追加緩和についても、
「さらなる国債買い入れなど技術的に難しくなる可能性もある」と、しれっと答えていた。
ご存じの通り、浜田氏こそ、異次元緩和の提唱者だ。
安倍政権発足直前に「目指す物価上昇率は諸外国並みの2~3%が適切」
「日銀は国債を大規模に買い入れればよい」などと首相に進言した張本人である。
異次元緩和の開始から2年。成果がちっとも上がらないことへの焦りなのか、
自ら大失敗を認めたのか。
いずれにしろ、言い出しっぺの“ちゃぶ台返し”発言は、
異次元緩和失敗の逃げ口上にしか聞こえない。
日銀の黒田東彦総裁(70)は浜田氏にハシゴを外された格好だが、
この男の無責任ぶりも負けていない。
G20参加のため訪米していた19日、ミネソタ州の「エコノミック・クラブ」で講演。
英語でこうスピーチした。
「向こう数年における(日本国債の)金利の市場見通しは非常に低い。
我々は2%の物価目標を15年度、もしくは16年度序盤に達成できると見込んでいる。
これは金利が徐々に上昇することを意味し、そうなれば日本の市場は驚くだろう」
とまあ、2%達成に自信満々だったが、
日銀がHPに公開した講演の邦訳全文にはこの内容が一切、出てこない。
恐らく黒田氏は用意した原稿以外にアドリブで話したのだろう。
実はこの発言の意味するところは恐ろしい。
「聞く人が聞けば、異次元緩和が出口に向かうと、
“国債の大量買い上げで抑え込んでいた長期金利は急騰するぞ”と受け止めます。
そうなると、利払い負担の上昇で日本財政はパンクしかねないから、
“今から織り込んでおけ”というメッセージです。
この事実を米国の金融マンにだけ打ち明けるなんて、日本国民を愚弄しています」
(経済評論家・斎藤満氏)
2人とも異次元緩和の失敗に気付きながら、
責任逃れに汲々としているようにしか見えない。
【転載終了】
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「アベノミクス」「異次元緩和」すべて失敗したということになりますね。
「アベノミクス」や「異次元緩和」に異を唱えた人たちの懸念が的中した形です。
いったい後始末はどうするつもりなのでしょうか?
小泉政権から安倍政権まで、アメリカの息がかかった経済学者の経済政策ですが、
ことごとく失敗しています(日本的には)。
当然でしょう、日本から資金を吸い取る政策ですから・・・
安倍内閣は、2014年「第三次アーミテージ・ナイレポート(年次改革要望書)」
どうりに経済政策を実行しています。
Posted at 2015/04/24 08:02:04 | |
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