タフトとハスラー

半ば本気で買おうと思っていたので(まだ少しはそう思ってます^_^; )、タフトとハスラーには何度か試乗していますし、これからも乗るかもしれません。


タフトには既に２回試乗したので、その印象を残しておきます。

【1 回目】
1 乗　員　２名。同乗は中肉中背の男性セールス氏
2 天　候　雨絡みの曇天、涼

【２回目】
1 乗　員　ドライバーのみ。
2 天　候　曇多い晴れ。今シーズン最高気温の20℃？
　
(なぜセールス氏の体型を書くかというと、軽自動車って、積載荷重にすごく敏感なのです。以前、アルトワークスに試乗した時は、小柄な女性セールス氏の同乗でも、加速感が鈍り、楽しさが感じられませんでした。軽さに極度に依存した車ですからね。)

【印　象】
1 動力性能
①パワー、トルク感
　初めての時は、発進の力強さに、お、お、お〜❢と思ったのですが、あっという間に慣れてしまい、信号待ちからのリスタートなどは物足りなさを感じ始めました。
　そこで、PWRボタンを押してみると力強さが復活。男性２人乗車でも、何ら不足はありません。
　(タフトには、走行モード切替が無い代わりにPWRボタンがあります。ここぞという時にPWRボタンを押すと、グッとトルク感が増します)。

２度目の試乗は、１人でお好きに走って下さいという、ありがたいお言葉を頂き、近場のアクセルを踏みやすいルートを選んで25分ほど試乗しました(途中までは信号に随分時間を食われましたが)。

信号のリスタートでアクセルを踏むと、１人乗車なら、力が漲っていると感じるほど力強いです。PWRボタンを押すと、ホイールスピンする印象さえあります。

PWRボタンは、１人乗車の街乗り時には不要ですが、２名以上で乗る場合や急な上り坂、追い越し等では、有ると助かる装備かもしれません。

②空いたバイパスの様な道路でアクセルを踏んでみると、一般道で出せるスピード域迄なら余裕で加速します。
ボディ剛性が高く、足がしっかりしており、静粛性も高いので、安定感、安心感は軽自動車のモノではありません。

✤レビューを見ると、足は硬いと言う人と柔らかいと言う人がいます。感覚的には硬いんじゃなかろうかと身構えるのですが、乗り心地は、良路ならとても良いです(荒れた路面は走っていないので分かりません)。

✤ノンターボとターボの違いが分からないと言うレビューが散見されます。カタログを見ると、ターボとノンターボの燃費は誤差程度の違いしかありません。ノンターボ車に乗っていないので何とも言えませんが、仮に、ノンターボでターボ同様の加速感があるなら凄いことです。踏んでも伸びは変わらないという意味でしょうか。

✤走行中の印象は、ﾜﾀｼの感覚からすると、タフトとハスラーでは雲泥の差があります。
楽しいのは、明らかにタフトです。座席を低くセットしていたこともあり、直線での加速でも、とてもスポーティでスッキリした印象で、ちょっとワクワクする感じさえあります。

ハスラーのシートは、ﾜﾀｼとは相性があまり良くない様です。
シートを下げると気持ち良く座れないというか、不自然な印象になり、比較的高いポジションでドライブしたこともありますが、重心の高さを感じるのと、多少エンジン由来と思われる音振が感じられるので、トラックの運転席みたいな印象です。
足も少し硬めで(まだ馴染んでいないせい？)、ゴツゴツした印象があります。ﾜﾀｼにとっては、運転する行為自体を楽しめる車ではないと感じました。


運転環境
①ドライバーズシート
タフトのシートは、軽自動車としては優れモノです。体型にも依ると思いますが、座った時の収まりやサポート感が素晴らしく良いです（体格が良い人は狭いと感じるかもしれません）。
タフトの気持ち良さに大きく貢献しています。
腰を預ける部分に少し弾力が有り、フィット感UPに繋がっていますが、長距離でどうなのか、興味あります。。


ハスラーの運転席は硬めで平板に感じられます。体重が重めであれば撓みが生まれ、上手くフィットするのかもしれません。

②スカイフィールトップ
タフトの大きなセールスポイントです。
ハメ殺しのガラス窓ですが、カバーを開けると、フロントウインドウの枠ギリギリまで空が見えるので、開放感たっぷりでとても爽快です。

ただ、思った程遮熱性能は高くないので、太陽が出ていると、３月中旬でも熱く感じます。
カバーを開けるていると、エアコンの効きも極端に低下しますので、この装備が使える機会はかなり限られそうです。

試乗した日は暖かかったので、カバーを数分開けていただけで頭痛になってしまい、タフトに対する購入意欲がダダ下がりになりました（笑）。


とは言え、軽自動車としては走りやシートが良いですし、電パも装備されているなど、魅力は沢山あります。
テレスコが無いにも拘らず、違和感がほぼ無いポジションを作れるのも魅力です。

走りが良い軽自動車の筆頭には、①アルトワークスや②S660があり、③N-ONE RSもあります。
が、今のﾜﾀｼ的には、①は快適性に、②は実用性に、③はポジションに難が感じられます。
快適さと実用性がそこそこのポイントで落とし込まれたタフト、魅力的ではあると思います。


✤３月に書いたものです。未整理な部分がありますが、遅くなり過ぎないうちにUPしておきます。タフトは、まだ有力な購入対象として残っています。
✤４月に入り、N-ONE RSのマニュアルに山道で試乗する機会を得て、N-ONEの楽しさにやられました。ポジションの問題は相変わらずネックなので、もう少検討する必要ありですね。