今回は、僕がちょっとばかり拘ってるスタビライザーについて少々お話したいと思います。僕のB4のスタビライザー・パーツレビューと重複する内容も多々ありますが、今回はそれ+αとなりますのでご了承くださいませ。
スタビライザーを簡単に説明すると車両のローリング(ロール)を抑えて安定性を図る装置で別名アンチロールバーとも言われます。構造としては一種の棒バネでスプリングとショックアブソーバーの補助バネ的な存在となります(あくまでも大雑把な括りですが)。そこで僕も乗ってるレガシィB4(BE5A)ですが、トランスミッションやアプライドモデルによって、スタビライザー径が極め細やかに設定分け(仕様変更)されています。
BE型B4-RSKの場合は、下記のように設定されています。
【 A・B・C型MT F20φ R17φ 】
【 A・B・C型AT F21φ R17φ 】
【 D型MT,AT共通 F21φ R17φ 】
※ワゴンのGT-B・E-tuneは、フロントはRSKと同じ径で、リアが全て16φとなります。
(ちょっとウロ覚え的な処もありますので間違えてたらゴメンなさい)
それでスタビライザーもモディファイとしてアフターパーツがリリースされていて多くの方が交換されています。僕も御多分に漏れずメジャーな
CUSCO製スタビライザーを導入した口です。CUSCOのスタビはF22φ,R18φの中実構造の物で純正スタビよりも剛性をアップさせた設定になってます。なので装着すると中実の特性として効きの反応がいい上に純正より剛性アップが図られたので転舵初期の反応が良くハンドル・レスポンスが上がったように感じるようになりました。しかし僕にはメリットだけではありませんでした。先に述べたように転舵初期の反応が良くなって車がキビキビした感じでいかにもシャープなハンドリングになった感じでしたが、それは転舵初期だけでクリッピングポイントを越えてコーナー出口に向け加速しようとするとフロントのロール剛性が上がった為だろうと推測してますがアクセルONによるプッシング・アンダーが出易くなったと感じました。ゆえに僅かとは思いますが加速に“待ち”が多くなって「気持ちいいフィーリング」感が削がれ僕にとっては転舵初期の反応の良さよりもマイナスな結果となってしまいました。又、リアもロール剛性を上げてるので過剰気味にフロント荷重を掛けながら(実際は剛性が上がってるので掛け辛い)コーナーに進入すると容易にテールスライドを誘発し向きを変えられて面白いのですが僕レベルの腕では常にコントロール下に置いていられる自信もありませんしB4のキャラクターとしても違う気がしました。
総じて言うとスタビの剛性アップを図るとアンダー・オーバーの挙動変化が激しくなって私には調度いい按配の領域が狭まったように感じ取れました。これは、あくまでも僕一個人の感想なので絶対ではないとお考え下さい。それと中空パイプのスタビは、この限りではないと思います。僕は使った事はないので聞いた話になりますが中空パイプ・スタビは効き方が穏やかで奥の方でグッと効くらしいので中実のスタビとはフィーリングが違うかも知れませんネ。ちなみにCUSCOスタビを導入した時は純正ビル+Provaバネの組合せの時でした。
それからスタビライザーを剛性が高い物に変えても「乗り心地を変えずにロールを抑えられる」と良く聞きますが僕の感想としては「?」なんです。確かにロールは抑えられたとは思いましたが乗り心地は悪くなったと感じました。なんか常にプルプルと振動が出てる(特にフロント)ような路面がザラついてるような感じがして乗り心地は悪い方向に行ったように感じるんです。自論なんですがスタビは初めの方に記した通り“棒バネ”な訳ですから片側が沈む時に作用してサスペンションのストロークを抑えるわけです。しかし取付状態を見れば判りますが左右同時に入力があった場合はスタビ・ブッシュを軸として左右同時に作動するのでバネとして機能しません。(実際は多少作用してると思うが)それがゆえに「乗り心地を変えずにロールを抑えられる」と謳うのでしょう。しかし公道で左右同時に同量の入力が掛かる事ってあるのでしょうか?ハッキリ言って常に左右のどちらかバラバラに入力があって、その力もまちまちで左右同時に入力ってのは稀な事ではないでしょうか?だから棒バネとして機能しててトータルのバネレートとしては硬くなったのでプルプルと常に振動を感じるんじゃないかと分析してます。でもまァ、微振動ですので気になる気にならないは人それぞれだと思いますが。
これらを踏まえて純正スタビとCUSCOスタビを何回か入れ替えてテストしたりしました。そんな時にS401が発表され、そのS401ではスタビをスタンダードモデルのB4・RSKより「フロントは細く、リアは太く」変更したと言うじゃないですか! 「なるほど~」と思いましたネ。フロントは細く、リアは太くならコーナー後半のアンダーは軽減するだろうと推測できますし、フロント荷重も掛け易くなりそうですからネ。それで僕はフロントを純正20φ+リアをCUSCO18φの組合せを試した処、前後純正、前後CUSCOの組合せよりいい感じで巾のあるステア特性に近づいた気がします。今はこの組合せがBetterだろうと思ってます。
そんなある日、某所にてS401のスタビ径を知ることが出来ました。そしてそのサイズにはビックリしました! なんとフロントは19φとA・B・C型MTよりも細く、リアはななっなんと21φと極太でした!
資金と時間があれば試してみたいですネ~S401のスタビライザー! 先ずはリアから導入して按配を見てからフロントまで入れるか考察したいですネ~!
ん~なんか今回のブログは自分の好みに偏った内容になってしまって「ご存知ですか?」シリーズからズレてしまってるかも?ですネ。でもたまには、こんなのも悪くないと思ってくださいナ!(^o^)/~
※その後、運良く
『STi スタビライザー(前後セット)』を導入できました!
詳しくはリンク先を参照願います。ただ一言だけ報告すると僕的にはスッゴク“いい”です♪
Posted at 2005/04/02 19:01:38 | |
トラックバック(0) |
『ご存知ですか?』 | 日記