先日みんカラで徘徊してて、目を引くパーツがあり日記に載せたいなと思って、ご本人に承諾を得られたのでアップします。
昔、AE86に剥き出し型エア・クリを付けてました。当時AE86向けのKITはなく、エア・クリ本体と汎用パイプを駆使して装着してました。吸気の音が気持ち良くトルクの出かたも良かったのでB4にも装着しようと思ったのですが、長年お世話になってたショップ(今は閉店してしまいましたが)で「スバル車は剥き出しは、止めといた方がいいヨ。アイドリング不調や発進時や再加速時とかで息継ぎしやすいから」との事だったので諦めました。
その後、某P社のBBSで
『キノコ(ファンネル)型のエアクリーナーは、形からしてよりストレートに吸気できるようになっていますので、ノーマルより効率的に吸気できることは確かです。ですから単純にパワーで比べれば高速域ではファンネル型のがパワーはでると思います(但し吸気温度が同等なら)。
問題点としては、このエアクリーナーの直後にエアフローメーターが位置するため、エアフローメーターに流れるエアの気流がノーマルとは大きく違うと言うことです。ノーマルは大きなボックスに溜めたエアを吸い込みますが、ファンネル式ではダイレクトに吸い込むため、気流はファンネルの内壁部と中心部(エアフローメーターに流れる部分)で流速が違ってきます。つまりノーマル形状では整流された均一な気流であるのに対し、ファンネル型は不均一な気流になり、従ってエアフローメーターの計測が正確にできないわけです。
また、この不均一な気流が一定であればまだECUでセッティングしやすいのですが、アクセル開度により気流は様々に変化するため、把握するのが困難なのです。円筒に均一な空気流を作るのは結構むずかしいです。
ファンネル型でも、アクセル一定の巡航状態ならかなり均一な気流になりますが、急加速時などの気流の乱れが大きくなります。このためECUのエンジン制御にとって、もっとも重要な情報である吸気量の計測精度が安定しないということは、エンジン制御に不都合が生じることを意味します。実際には、特に急加速時に燃料が薄くなる傾向になり、もたつきが生じます。
それともうひとつはエンジンルーム内部での吸気となるため、熱せられた空気を吸入するので、不利なわけです。もしファンネル型を装着するなら、なるべくエアフローメーターから遠い位置に、しかも冷たい外気を吸入できるようにしてやればよいです。例えばフェンダー内の前方に置くとか、ですね。
ではエアフローメーターを使用しないDジェトロではファンネル式はどうか?ということですが、Dジェトロはエンジン回転数とマニホールド負圧から吸気量を推測計算しますが、じつはこの演算には多くの補正が入っています。エアクリーナーが変わると、この補正が合わなくなるわけで、やはりエンジン制御としてはベストではないとうことになります。このようにたかがエアクリーナーですが、実際にはLジェトロニック、Dジェトロニック(三菱のカルマン渦式ではより大きな悪影響が出るはず)のいずれでも、大きな影響を及ぼすと言うことです。』
っと、あったので要はエア・クリとエアフロメーターとの距離と熱対策が剥き出し型エア・クリを使うキーワードのような事が判りました。ところが↑の条件を満たす物は見当たりませんでした。大抵、エア・クリ直後にエアフロが来るものばかり・・・(ーー;)
そう言う訳で毒キノコ計画は封印していたのですが、画像を拝借した
カラスさんの装着した“グループM”のエアインテークシステムは今まで話した要件を全て満たしており理に適ってるだろうと思いました。遮熱板はあるしエアフロの位置もエア・クリか適度に距離を保たれているので↑のような問題は、だいぶ低いだろうと推測してます。
まだちゃんと確認してませんがBL/BP用と同様のKITがBE用にあるのかが気になります。(HPを見る限りには無さそう・・・)
もしも私がBLorBPオーナーだったら是非、装着してみたいです!(^o^)丿
それからスバルのエアフロメーターは弱いと言われてて社外エア・クリご法度みたいな風潮がありますが純正を使ってても壊れる時は壊れます。(現に私のB4、純正で逝きました)根本的にエアフロ自体の問題だと思われます。(特にBE/BHのA型)
尚、この日記を見て施工する場合は、あくまでも自己責任でお願いします。
又、グループMのエアインテークシステムのインプレはカラスさんの
パーツレビューをご参照下さい。
そして画像を快くお貸し下さったカラスさん、どうも有難う御座いました。<(_ _)>
Posted at 2004/12/01 04:16:03 | |
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