青森県立三沢航空科学館(大柳繁造館長)が昨年秋から展示している旧日本海軍の艦上偵察機「彩雲」の垂直尾翼に対し、航空関係者やファンの注目度が高まっている。当初の予定では今年10月までの展示だったが、県内外から「見たい」との要望が相次ぎ、、3月末までに短縮。その後は県外で展示される見込みだ。
期間短縮は「なるべく広く、多くの人に見てもらいたい」との関係者の意向を踏まえた措置。尾翼は宮城県の航空ファンの所有で、旧海軍機の特徴と言える深緑色に機体番号「101」の黄色が映える。
尾翼は、日本航空協会の「重要航空遺産」に認定された旧日本陸軍「一式双発高等練習機」のそばに展示。旧海軍と旧陸軍の実機が並んで見られる機会はめったにないという。
彩雲については、国内で部品もほとんど現存しておらず、同館は往時の姿をとどめる尾翼が「日本の航空史をたどる上で貴重な史料」と指摘。昨年11月には同協会の関係者が視察に訪れている。
同館渉外広報グループの引地勝博マネジャーは「海軍の緑と陸軍のグレーの対比が興味深い。多くの人にぜひ見てほしい」とPRしている。問い合わせは青森県立三沢航空科学館=電話0176(50)7777=へ。
この艦上偵察機「彩雲」と言う航空機も日本航空史上に燦然と輝く傑作機だろうなあ。三座の偵察機で日本の試作中の最高速は640キロ程度とかなりの高速を示したが、実用機ではF6Fよりもやや優速の610キロ程度と当時の軍用機では高速機とは言えない速度だったが、戦後の米軍の試験飛行では700キロ近い速度を出して米軍を驚かせたとか、・・。要するにエンジン本体だけでなく電装系、油圧系、そして燃料などすべての点で日本の技術は米国に大きく劣っていたということだろう。しかし、機体それ自体は直線的な細長い胴体と大径プロペラ、長い主脚が特徴のスマートな機体でいかにも高性能機を思わせる。高性能機として期待され、終戦時、生産された機体のほぼ半数が国内にあったというが実機が残っていないのは残念である、‥(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/01/22 14:51:12 | |
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