ロシア唯一の空母アドミラル・クズネツォフは、ナショナル・インタレスト(The National Interest)によると、世界で5本の指に入る最悪の空母。2016年10月、アドミラル・クズネツォフはシリアでの配備に向けて英仏海峡を航海中に、黒煙を噴き出している姿が確認された。
「この艦の最大の問題点は、その脆弱な推進システムにある」とCNA(Center for Naval Analyses)のドミトリー・ゴーレンバーグ氏(Dmitry Gorenburg)氏は、以前、Business Insiderに語った。
「極めて信頼性に欠けている」
修理のためにドックに戻る前から、アドミラル・クズネツォフには故障に備えて特別なタグボートが随行していた。配管設備が特に劣悪で、ほとんどのトイレが使えなかったと言われる。現在はムルマンスクで修理中、復帰は2021年以降になる見込み。
建造は1983年に始まったが、就役は1990年。全長:約305メートル、全幅:約72メートル、全高:約64メートル。満載排出量は約5万9000トン。
推進システムは、8基のターボ加圧式ボイラーと4基の蒸気タービン、そして6基のディーゼルエンジン。最大速度は時速約53キロ。最大45日、3850~8500マイル(約6200~13700キロメートル)の航行が可能。乗組員は1960名。
だがアメリカの空母とは異なり、アドミラル・クズネツォフは防御型の空母として建造された。兵装は、P-700グラニート対艦巡航ミサイル×12、キンジャール個艦防衛ミサイル×192、Udav-1対潜ロケットランチャー×1、コールチクCIWS×8。修理後は、8基の57E6-E艦対空ミサイルランチャー、および2基の30mm GSh-6-30K/AO-18KD機関砲を備えたパーンツィリ-M/EM対空防御システムが導入される予定。艦載機は41~53機。スホイ27、スホイ33、ミグ29、Ka-27PL対潜ヘリ、Ka-31早期警戒ヘリ、Ka-52K攻撃ヘリなど。飛行甲板はスキージャンプ方式、角度は12度。
アドミラル・クズネツォフは2021年に復帰の予定だが、伸びる可能性もある。2016年、Diplomatは以下のように記した。
「ソ連時代の空母は全てウクライナで建造された。だがロシアは継続中のウクライナ危機のために、特に艦の推進システムに関する貴重な専門知識とテクノロジーを失った」
ロシアの空母もこんなものか。中国の空母ももたもたしていたし、2隻目はどうか知らんけど、そうするとあっという間に軽空母4隻を就役させた日本はやはり恐るべき国ではある。正規空母を作れとなったらやはりあっという間に作るんだろうな。何だかんだ言ってもあっちこっちの国が怖がるわけだなあ、・・(^。^)y-.。o○。
Posted at 2018/06/06 15:40:45 | |
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