TOYOTA GAZOO Racingは、2018年6月15日(金)にフランスで開催されたル・マン24時間レース会場において、GRスーパースポーツコンセプトを公開し、市販に向けた開発に着手したことを発表した。GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカーで、2018年1月に開催された東京オートサロン2018で世界初公開された。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指している。熱効率(システム効率)は既に50%を実現しており、現在、更に高い値を目指して開発を進めている。
友山茂樹氏(GAZOO Racing Company プレジデント)スピーチ要約
「思いっきり走らせてあげられなくてゴメン・・・」
昨年のル・マン24時間レース直後に、社長の豊田が発したメッセージです。トヨタのマシンを信じて、命をかけてレースに臨んでくれたドライバー達、また、トヨタを心から応援してくれたファンの皆様に向けた、償いの言葉でした。
「トヨタは、速いマシンはつくったが、ル・マンを24時間走りきれるマシンは出来ていなかった」
この豊田が下した厳しい結論を起点に、我々はこの1年間、24時間を走りきるために必要なことは何か、もう一回ゼロから徹底的に突き詰め、多くの改善をこなして来ました。チーム全員の努力のお陰で、マシンもチームも、これまでで最もよい状態にあると確信しています。トヨタがこの6年間、WECに挑んできた目的は、レースに勝つ為だけではなく、世界最先端のハイブリッド技術とEVシステムの開発を推進し、究極の環境性能と、突出した走行性能を、高次元で両立させることでもあります。そして、レーシングマシンTS050 HYBRIDの魅力を、可能な限りダイレクトに、そして扱いやすくした、スーパースポーツカーを世に出すことが、トヨタのWEC参戦を意義深いものにすると考え、このGRスーパースポーツのプロジェクトをスタートさせました。市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくるという、トヨタにとっては、全く新しい挑戦です。次の100年も、クルマを徹底的に面白くする。そのための挑戦はまだ始まったばかりですが、お客様の笑顔のために、自動車産業の未来のために、TOYOTA GAZOO Racingは、心ときめくクルマづくりに拘り続けて行きたいと思います。
この車、本当に市販するのか。価格は1億以上とか言うが、買う人がいるんだろうなあ。もっとも今時1億くらい大した金額でもないようでそのくらい持っている人はたくさんいるそうだが、それにしてもちょっとスーパーまでお買い物車じゃないよなあ。公道走れる車にすると80キロでリミッターか。まさかなあ、・・。このスタイルだと2人乗ったら一杯でセカンドバッグの置き場もないなあ。しかし、これからはカーシェアリングの時代で自動車メーカーもこぞって参入するらしいが、そんな潮流の中でこうした車を誰が買うのかねえ。維持費も高いだろうなあ。まあどう頑張ってもレクサスLC-Fくらいまででこれは逆立ちしても買えないから関係ないけど、・・(^。^)y-.。o○
Posted at 2018/06/22 16:39:28 | |
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