付属部品を使って取り付けた中華製FFヒーターですが
「とりあえず売るために付けとけ!」といった感が満点の付属部品は
これぞ中華クオリティ、といった感じで今後の運用に不安が残り
個々に代替部品を購入して入れ替え作業を実施。
やっと”完成”と言っても良いかな?というレベルになりました。
大会遠征での車中泊では充分な性能を発揮してくれているんですが
最弱運転でも車内は暑いくらいに暖まってしまうのが、玉にキズ。
ネットでいろいろと情報を集めていたら
「管理モード」というのがあって
制御に関するパラメータを調整出来るコトが判りました。
取説には「技術者以外は使用禁止」と書かれているモードで
変更した場合は保証対象外になってしまうようですが
そこは激安だった中華製FF、とりあえずやって見るのが筋ですよね。(笑
パスワードで保護されているモードに潜入して
調整できるパラメータは以下の7つ。
・燃料ポンプの最低動作周波数
・燃料ポンプの最高動作周波数
・送風ファン最低回転数
・送風ファン最高回転数
・本体動作電圧
・送風ファン制御方式
・プラグパワー
コレは中華製ヒーターではほぼ共通の項目らしく
潜入するためのパスワードも同じというコトが判りました。
というコトで、早速潜入して
まずは初期値を確認して残しておきます。
各項目ごとに項目の意味や注意する点などの情報を集めて
初期値と一緒に一覧表を作っておきました。
※この表の初期値は2024年11月にワタシが購入して取り付けた個体のものです。
また、各項目の意味や数値はワタシが集めた情報を纏めたものです。
この表を丸々鵜呑みにせず、必ずご自分で情報を確認してください。
この情報を利用したことで損害が生じても当方は一切保証しません。
燃料ポンプの動作やファンの回転数などを初期値から変更しては
その時の状態を確認して、メモ。
ワタシの場合は
車内が冷え切っている時は5kwのパワーを活かして早く暖め
設定温度になったら保温レベルでの運転で暑くなり過ぎるコトを防ぐ
というのを目的にしているので
ポンプの最高動作周波数とファンの最高回転数は初期値のままで
ポンプの最低動作周波数を下げて最弱運転時の燃料噴射量を減らし
熱交換器の温度が下がる方向のセッティングにしてみました。
併せてファンの最低回転数も下げて温風の送風量を減らすコトで
暑くなり過ぎるのが防げないか?と考えたワケです。
ポンプの動作周波数を下げ過ぎると点火や燃焼が不安定になり
ファンの回転数を下げ過ぎると熱交換器の過熱でエラーになったりするので
燃焼状態や熱交換器の温度を確認しながら数値を決めました。
何通りか試した結果を元に
燃料ポンプ最低動作周波数は初期値の81%の1.3Hzに
送風ファン最低回転数は初期値の94%で1580rpmに設定。
初期値では最弱運転時で140度程度だった熱交換器の温度が
設定変更後は130度くらいになり
ダクトから出てくる温風が確かにヌルくなった感じなので
次の車中泊で実際どうなのかを確認してみたいと思います。
ちなみに初期値のままにしている最大燃焼時の熱交換器は210~220度。
さすが5kw、ワイドミドルな車内が暖まるのは早いです。(^_^)
あとは燃料ポンプのトントン音対策かなー。
月曜日は代休でお休みなので、ちょっと防振対策をやってみますかね。
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DIY 車中泊仕様への道 | 日記
Posted at
2025/02/10 01:06:38