ドライサンプ関連の自由工作、今日はスカベンジマニホールドの製作準備。
ドライサンプポンプは一つの供給用ポンプと、複数の回収ポンプで構成されてるのが一般的な形。
古いレーシングエンジンなんかは供給、回収ひとつずつのみで回収側ポンプ幅を広くしてバランスを取ってる物もあるけど、今時なポンプは最低でも供給1、回収2の3ステージポンプから、スカベンジセクションが増えていく毎に4ステージ、5ステージ…という構成になってる。
で、複数のスカベンジポンプからオイルタンクへリターンさせるのに何本もホース這わせる必要が無いように、
今時のポンプはスカベンジアウト側がポンプ内部で繋がってるクロスフローになってて、どこか一ヶ所のセクションから一本でリターン出来るようになってる。
あと話逸れるけど、
こういうネジ込みじゃないポンプフィッティングを最近のポンプは採用してるのが良いねぇ。
共回りする事が無いから。
で話戻すが、
これ俺のバーンズの3ステージポンプ。
ちょっと古めの(多分90年代)のポンプなんで、スカベンジアウトもステージ毎にある。
こういうポンプの場合、タンクにインレット2箇所あってそのまま2本でリターンさせるか、シングルリターンのタンクだと間で1本にまとめる必要がある。
それがこれ、スカベンジマニホールド。
こうしてスカベンジアウトを一つにまとめる。
多分誰かが「こんなんするならいっそポンプの中で繋げればいいんじゃね?」て気付いてクロスフロー化してったんだろなw
ほんで、俺もスカベンジアウト2にタンクインレット1だからどこかでまとめる訳だけど、上の画像のスカベンジマニホールドを作るのは少々ハードルが高い。
まずANメスナットの溶接用素材って売ってんの見た事無いし。
なので、ポンプからは普通にAN10を2本出しにして、途中でAN12一本にまとめる。
こういうYフィッティングでも良いんだけどねぇ…
車上での作業性とか考慮して自作する事にする。
数年前から考えてて材料も揃えてあったの、ついに加工するw
アルミパイプにAN10オス溶接アダプターを付けられるように穴開け。
ホルソーで大まかに穴開けした後リューターで調整。
角度切りしたパイプと、その部分を蓋する部品をFBから切り出し。
アウト側に使用するAN12オス溶接アダプターの内径がパイプより狭いんでテーパー加工。
まぁ気分の問題w
これで溶接すればAN10×2→AN12のマニホールドとして使える。
さらにアルミアングルを加工。
スリット2箇所作ったけど、固定バンドは一本で大丈夫そうかな。
マニホールドをシャシー側に固定するステー。
こう繋がる予定。
なので、Egの前後の揺れにある程度追従するように固定する必要がある。
その為にマニホールド本体じゃなくステーでオフセットさせた位置で固定、固定もHラバーをかませて動くようにした。
完璧です。
今付いてるオイル配管回りの一体ステーに追加で、スカベンジマニホールド固定部を作る予定。
こうすればEg下ろしの作業の際にまとめてごっそり外せるから作業性高い。
あとポンプ車載状態だと、AWの場合作業スペース的にポンプ上側のフィッティングを締め緩めするのが困難だと思われる。
なんで、ポンプ上側のフィッティングとホースは付いたままでアッセンブリーと考えて、ポンプ付けたり下ろしたりする時は作業しやすい所で配管切り離せるように考えて今回のマニホールド作った。
完璧です。
実は今削ってもらってるマニホールド用の部品が一個あるんで、それが届いたら溶接して完成させられる。
あとはついで作業で、
トップカバーに溶接するベント用の溶接アダプター、加工ベントチューブを偏芯させて付けるぶん、ちょっと削っておいたり、
ディップスティックのガイド付けられるようにバッフルに逃げ作ったりしますた。
大人の自由工作、もうちょっと続く。
Posted at 2024/04/21 22:12:22 | |
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