
前回のブログでは、ビニール製のカーテンで間仕切りをして、必要最低限の空間だけ冷やす目的で施工してみました。
今回は、抜本的解決に向けてプロにお願いしてきました。
向かったのは、伊勢原市にある
足立自動車さんです。
スナップオンエアコンガスクリーニングという施工を施しました。。
ここは前のブログでリンク貼っておきましたが、2019年7月に一度施工してもらっています。
今回、間仕切りカーテンしても、暑がりな私には耐えられない部分ありましたので、急遽、予約させて頂き23日の午後一番ならば大丈夫という事で行ってまいりました。
今回は2019年の時とは違い、カングーは低圧バルブしかないのを、ここの社長さんも認識してますので、早速、機械のホースを繋いで施工準備に入ります。
社長さんは一人で切り盛りされているようなので、余り手間を煩わせても申し訳ないと思っていますので、簡単な自分で出来る事(事前にボンネットあけるとか)は、やるようにしました。
今回は特に、無理やり時間つくって下さったようで(エアコン修理車両2台が優先)本当に頭が下がる思いで施工して頂きました。
さて、他のお店でも「エアコンガスクリーニング」を施してくれるお店も全国的には多々あると思いますが、データで残さないと判断も難しいので、先ずは施工前の実力測定ですね。
感覚ではわからないので、事前にエアコン吹き出し口の冷気の温度を計測します。
去年の事故修理でエアコンコンデンサ―外して修理していますので、ディーラー又は修理工場でエアコンガスを再度注入して、テストもして修理完了となった我が家の車です。
修理完了が去年の10月近くなったはずなのでその後エアコンは殆ど使用していません(パワーダウンが激しいので、特に暑い日以外使用しません)
こんな状態で、どの程度変化するか楽しみでした。
(エアコンガスを新規注入して、1年経過していないので、どの程度エアコンガスが回収出来るか判断できます)
暑い暑い言ってますが、施工前は
5.3℃
外気温35℃・内気循環・設定温度15℃・風量2
社長さん曰く、10℃以下なら充分に合格ラインの事。
社長さんからこの結果みて、「どうします?」となりましたが、私には前回施工してもらった0.5℃の結果に期待していました(当時は外気温27℃)
二つ返事で、「お願いします」となるのは、中毒者なのかも知れませんね。
今回はエアコンガスの回収時間を30分にしてくれました。
その間に色々とエアコンの事を質問をして色々教えて頂きました。
(機械の裏側には車両からの古いオイルが回収されています。これと同量新品PAGオイルボトルの中のオイルを車に戻します)
このような全量エアコンガス回収して、不純物取り除いたエアコンガスは車両に戻されます。尚、古いオイルは廃棄するようです。
なので、ここのお店はワコーズさんのオイル取り扱っているのですが、エアコン添加剤も入れる事も可能(機械の上に取り付ける場所があります)。
ですが、あまり商売気ないようなので、この機械の場合・・・モゴモゴ
後はご想像にお任せします。
因みにエアコン添加剤は単独で入れた場合、25gのガスとオイルが車に入る訳ですから効果はあるようです。2本入れれば50gとかですね。(1本だと25g中20gがエアコンガスとかになっているはずです)
又、カングーのエアコン配管の断熱材巻くのは、私も2018年頃施工していますが、どうやらプロ的に見て、効果ないのではとおっしゃっていました。
あの配管は室内からコンプレッサーへ向かう配管で、室内で冷やされた冷媒が通っていますが、ここの温度が少しでも冷やされれば全体として効率が良いかなって感じで断熱テープ巻いていました。
因みにエアコン配管のタービンの上あたりで温度計でエンジンルーム内の温度をモニタリングしています。
夏場の60㎞/hくらいで走行時43℃~くらい
短い信号に引っ掛かり、62℃くらい
長い渋滞で74℃程度まで温度上昇しています。(外気温30℃~時)
話脱線しましたが、
あの配管内を通過した冷媒は強制的にコンプレッサーへ行きます。
ここで冷たい気体の冷媒はコンプレッサーで強制的に圧縮され、圧縮された気体は70℃くらいの半液体となるようです。ここを通過した冷媒はエアコンコンデンサ―を通過する事になります。ここで走行風や電動ファンの風があたりコンデンサ―を通過した液体は50℃程度の液体となっているようです。
ここからレシーバー室へ冷媒は向かい、この頃には殆ど液体になっているそうですが、僅かな気体をストレーナーや乾燥剤などを使って完全に液化させる。
そして液冷媒はエキスパンションバルブ(膨張弁)の微小なノズル穴からエバポレーター内へ噴射され一気に気化
(打ち水や、スプレーで肌に液体掛けると、熱を奪って気体になる原理)
気化熱の影響でエバポレーター内の温度はみるみるうちに下がっていきます。
それをブロアファンで室内に搔きまわす感じとニュアンス的に教えて頂きました。
あ、社長さんは車種問わずみんカラ内のエアコン配管断熱の事知っていました。
私的にはおまじない含めて、外しませんがね。
そうこうしているうちに、機械から「ピー」と電子音が響きました。
作業終了のお知らせです。
ここで施工して悪化したら嫌だなと内心思いましたが、スナップオンエアコンガスクリーニングの機械を信じていざエンジンを始動します。
初めはデジタル温度計の数値は11℃から始まりました。
暫くエンジン掛けっぱなしで、電動ファンが回り始めた頃でしょうか。一気に温度か下がっていきます。
結果的に同一条件にしないと意味ないです。
外気温35℃・内気循環・設定温度15℃・風量2
同条件で吹き出し口の温度
3.8℃
もう少し粘れば、後0.5℃くらい下がりそうでしたが、社長さんのメインのお仕事の邪魔は出来ませぬ。
お礼を申し上げてからお店を後にするのでした。
今回は同一車種、リピート施工なので更に料金は安くしてくれました。
社長、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
結果は550gガスがうちの車のガス量
325gしか回収出来ていなく、225gも追加でガスを入れていますね。
40%も?
お話では、新車でもこのような事は結構あるそうですよ。カングーに限らずエアコン効かない車の場合、有効な施工に思えます。ディーラーや修理工場で吹き出し口温度10℃以上で一応合格判定みたいですが、高望みするのならば、最寄りの専門業者に相談する方が早いかも知れませんね。
(個人的見解なので保証は出来ません)
帰りの車内はやはり以前の時程ではありませんが、快適さが戻ってまいりました。
後は、教えて頂いた必殺技を試してみたいと思います。
ありがとうございました。
必殺技編、続きます・・・