今年は二年前の車検前の様な、慌ただしさは無かったので、比較的ゆっくりと車検前整備が出来ました。(鹿さん轢いてそれどころではなかった)
その代わり、前回の車検時はレカロシートもそのままフリーパスで通りましたが、どうやら法律が変わったみたいなので、レカロシートにレカロのシートレールの組み合わせはOKですが、レカロ社にはカングー用のシートレールなんて無いので、うちの場合スズキスイフトスポーツのレカロシートレールを加工しています。
きっと加工シートレールは駄目だと思いましたので、今回は純正シートに戻して車検受けます。
※事前に合格判定された書類をレカロ社から送って貰うか、シートレールに貼ってある正規シリアルナンバーステッカーで確認すれば合格するようです。この場合、不正防止の為、レカロ社は個人には書類発行しなしで、最寄りのディーラー等整備工場に送るそう。
で、本来なら日曜日に車検前整備して、月曜日に持ち込み車検(ユーザー車検)の予定でしたが、仕事の都合で金曜日しか休めないと言われ、今回は仕方がなく金曜日に車検予約を入れました。(この数日間の出来事でカングーが一時、嫌になりました)
予約を入れたのは6月4日第二ラウンドです。
しかし、今年も前回と同様に大雨です。ディープコーン型ステアリングや、室内のルームラックのバー(頭上にある)にロールバーパッドのような物巻けと指摘された場合とか、諸々対応出来るよう、カングーの荷室にはある程度の物を持ち込んで準備しました。
当日、事前に最寄りの予備検査場に行くのは定番です。車高もアップして持ち込みしてますので、光軸やサイドスリップで落ちる可能性あります。
因みに、関東運輸局 相模自動車検査登録事務所で検査受けましたが、ここから数百メートル離れた場所にある栄和自動車さんにて、先に予備検査を受けました。
こちらは、全部やっても消費税込み2千円程。ここで自賠責も加入して、時間も15分程度です。
ここで、光軸のロービームでNG判定。どうやら安物中華LEDヘッドランプが原因のようでした。ここでついうっかり純正バルブに戻すの忘れた事を悔やんでも仕方がありません(心の中では、自宅戻るようか心配してました)
どうやら光が拡散しているようで、右側はギリギリ大丈夫そうですが、左は確実に駄目そう。ここは2回目判定をハイビームでの判定があるそうなので、ハイビームならばギリギリ大丈夫だと思いますと伝えられます。
又、サイドスリップもやはりNGでしたので、調整してもらいこの後、本試験へ挑みます。
頻繁に検査に来ていれば何て事ない所作ですが、2年に1回~2回程度では色々忘れてしまいます。
書類に関しては
継続検査申請書
自動車検査票
自動車重量税納付書
当日は上の3枚に記述と収入印紙貼るだけ。
(自動車重量税・検査費用)
点検整備記録簿
車検証 (自動車検査証)
自動車損害賠償責任保険証明書 (新旧2枚)
自動車税納税証明書(今は必要なくなったみたいです)
上の4枚は事前に用意しておきました。
脱ハンコが政治で叫ばれたお陰で、一応判子持参しましたが、今回は必要なかったですね。
当日はテスラが7台くらい新規登録待ちしていました。
第2ラウンドは10時30分から12時までですが、当日は空いていましたので、職員に確認して、このまま第1ラウンドで受験して構わないと伝えられましたので、このまま第5レーンのマルチコースへ車を並べました。
検査ライン入って、検査官がボンネット内部のエンジン型式と車体番号確認→方向指示器・ヘッドライト(ロー・ハイ)・警報音・フォグ・ウォッシャー液・ワイパー→後ろ回って、ナンバー灯・ポジション球・ブレーキ・ウインカー左右・ハザード・バックフォグ確認と矢継ぎ早に。
排ガス検査に入って、プローブをマフラーに突っ込みますが、全然判定しなくて最後にエラー。勝手にプローブ入れなおそうとしたら、ここで待機して下さいと足跡マークある場所から動いたら、検査官にそこの場所から動かないでと注意受けました。
原因はアイドリングストップしていた模様。再度エンジン掛けなおして問題なし。(車降りる時、隣の大型車のエンジン音とか騒音があったので気が付かなかった)
アイドリングストップはしない方をデフォルトにして欲しい。
ここで、素人感丸出しになったので、検査官が別の検査官を呼んでくれて、マンツーマンで横に居てくれて、横から手取り足取り指摘してくれます。
サイドスリップ→下回り検査ブレーキ検査・サイドブレーキ検査
スピードメーター検査でOKもらい、マンツーマンの親切な年配の検査官が自動車検査票を機械に入れてくれる親切ぶり。
こりゃ最初から素人感丸出しの方がラッキーかも。
最後に光軸検査ですが、予備検査場の方の言われたように、左のロービームでNG判定。ハイビームに切り替えてからは左右どちらも合格でした。
ここで、最後の詰所みたいな総合判定する場所に、検査票提出したところ、次回からは脚立をキャリアから降ろしてくださいと言われました。ちょっと横着しすぎましたね。反省です。
今なら、勝手わかるのでライン内スムーズにいけますが、又2年後にはどんな感じになるのでしょうか。
最後に気がついた事とは、私の車はフルバケットシートを入れていますが、純正シートに戻した瞬間から、シートの出来の悪さを思い知りました。先ずアイポイント(目線)が極端に高い。うちの車知っている方多数居ますが、純正比較12㎝程ローポジション化しています。なのでABC(アクセルブレーキクラッチ)ペダルを、純正シートにすると足首の操作を踏み下ろす感じで操作しなくてはいけないと感じました。(膝の角度が変わる)
これが気持ちが悪い。
又、お尻の位置も高い場所にあるので、車の動きがゆらゆらと身体が動いて船に乗ってるようにダイレクト感が乏しく感じました。
更に悪い事に、特注リアスプリングの動きに対して純正シートとの相性が合いませんでした。
これは金曜日が車検日でしたので、月~木曜日まで純正シートで仕事の移動時間過ごし、木曜日の夜に仕事道具150kg程降ろしたら、全く印象が変わりました。
フロントもこの時同時に車高上げましたが、リアはこれだけ積載道具降ろすと、車高が一気に上がります。
(ウインカー内蔵ゴルフミラーはお咎めなし)
車検当日は、少しカングーらしさの乗り味が戻っていました。どうやら、リアスプリングの縮み側ストロークをぎりぎりに攻めていますので、その硬質なダイレクト感がバケットシートのような硬いシートならば、振動や挙動がお互い硬い動きなのでリンクしますが、純正シートのふわふわシートだとチグハグしたアンバランスな動きとして身体に伝わってきたのかなと思いました。
車高が上がった事より、縮み側ストローク確保され、車のバランスが取れたのででしょう。
やはり車は純正のまま乗ればバランスも良いのだと改めて再認識しました。
そうはいっても、低い車高にローポジションシートのフルバケシートに慣れ親しんだ身体は、薬物やアルコール、ニコチン中毒者のように、それを求めるように、私も耐えられない。
以上なような事ありましたので、アホな私は自宅に戻り、雨の中フルバケに戻し、最寄りのホームセンター立体駐場お借りして車高を戻しました。
又2年間は、カングーらしくないこの車を継続して乗れそうですね。
一時はカングー乗り換えようかと思うくらい嫌で嫌で仕方がなかったです。