みなさんお元気ですか~
日産セフィーロのコマーシャルで、井上陽水さんが冒頭の言葉言っていたので、使わせて頂きました。
自分はパソコンも見ない、テレビも見ない、ずっとガレージに閉じこもって、原付の塗装に励んでいました。(一応仕事はしていました)
選んだ色は、塗装って言ったら最高難度に近いキャンディー塗装です。
どうせやるなら、D難度でしょって事でと、少し目立ちたいオーナーさんって事で、キャンディー一色じゃないカラーにしました。(もう一色は完成時に←この色当てた方は凄いです。発想浮かんだら、嬉しくないでしょうが自分の感性に近いです)
色はお任せって聞いたので、勝手にやっちゃいました。
先ずは、原付って事と、2004年モデルって事で外装はそれなりでした。
オーナーさん中古を3年前に、10万少々(諸費用整備込、税込)でこの値段で購入したようです。
PP(ポリプロピレン)樹脂で出来た外装は、接着剤や塗装のらないのが塗装業界では当たり前のようですね。
因みに、PP接着可能なる接着剤をホームセンターで購入しましたが、コーキングのゴム系になるみたいで、接着は可能ですが、硬化してもゴムのようになってしまい、微妙に動くので、塗装には不向きと判断しました。
熱でホッチキスにたいな金具を埋め込んだ後ありましたが(板金修理じゃ有名)やったあとありましたが、やはり自分もそうですが素人作業の跡が垣間見れました。
なので塗装屋さんに出向き、クラック後残るのは妥協で、材料調達に行きました。
ポリプロピレンやABS樹脂対応の、パテもあるって教えて頂き、購入してきました。
普通のパテは、金属を想定しているようですね。
こちらもやはり割れていました。
ABS樹脂は、プラモデル用の接着材で可能なので、これまたホームセンターで三角形のピンの黄色いラベルの接着剤使用し、その上から樹脂用パテを両面から入れました。
(因みに、黒い接着剤付いてますが、これは全部剥がしました)
原付含め、バイクは曲面だらけで、下地調整のペーパー掛けが、機械を余り使えなく、手でシコシコと、120番手(場所により)から240、360、400番と目を細かくして目消し作業と足付け作業に没頭していました。
6時間くらい研いたかも・・
それでも、全部の傷埋めは不可能ってくらい傷、凹みだらけでした。
目視で大丈夫でも、こうしてサフェーサー入れると、粗が丸見えです。
本来なら、サフェーサー→パテ→サフェーサーパテの繰り返しで、下地が全てになります。
サフェーサーも硬化剤入れてしまうと、可視時間(作った塗料の塗れる時間。食品に例えると消費期限)ってのありまして、気温によって変化しますが、大体今の季節だと80~120分くらいです。
又、乾燥に要する時間もありまして、本来なら60℃で20分で以上(サフェーサーの標準仕様の場合)なら、研磨可能になりますが、プロの方のようにヒーターありませんので(欲しい・・)。自然乾燥で研磨可能時間だと100分以上ってなっています。
つまり、一度作ったサフェーサーは一回で駄目になってしまいます。
プロの方は、ヒーターで一気に乾燥させ→機械研磨→サフェーサー→乾燥なので効率よく下地調整可能なんでしょう。(サフェーサーが都度駄目にならない)
硬化剤反応型だと、100:20で、それに対してシンナーが20~30%といった、液を作らなくてはいけません。
また、PP樹脂製品などは専用の柔軟硬化剤にしないと、後々割れてしまったり、車両に取り付けの際に、クラック入ってしまう事あるようです。
この後、キャンディー塗装のベース色に黒やシルバーがあります。
今回は、キャンディーカラーが、クリア-に配合するタイプなので、発色を明るくするために、シルバーにしました。
キャンディーカラーは、隠蔽率少ないからこそこういう発色しています。
なので、キャンディー塗った後が、斑になったりするみたいです。
スプレーガンの動かし方を間違えると、色の濃さが変わってしまいます。
1回塗る度に、色が濃くなるので、一瞬でも、コンマ5秒でも長くシューっと一か所塗ってしまったら、(1か所だけ距離も近すぎたり)、その時点でアウトって事になります。
また、垂れた場合、他の色なら補修や修正出来ますが、キャンディー塗装は、補修した部分だけ色が薄くなってしまいます。
一応塗れましたが、素人には敷居高いですね。
ソリッドはやはり簡単な方ですが、キャンディーは3コートパールの上行くようですから。
また、塗装屋さんにキャンディー塗れれば、何でも塗れるよって言われました。
カウル部分だと、後ろの物置下部分に垂れ1か所、フロントカウル部分の、わずかな歪み(下地調整不足)、ホイールは数か所垂れ、その他ブツ(ゴミや埃噛み)、ハンドル部分のアッパーカウル(メーター下)に関しては、チヂミ(リフティング)起こしていました。
キャンディークリア塗って乾燥してクリア塗る段階でチジミました。
これは、ガンの使い回しした時に、シルバー塗った後、スプレーガン洗浄を、ラッカーシンナー(洗浄用)で洗っているんですが、深夜にやってましたし集中力切れたんでしょうね。
洗浄した後、サフェーサー、ベースカラー、クリア塗料噴く前に、必ず塗装用シンナーで再度、スプレーガンのうがいして、新たに塗装用シンナーで1回シンナーだけ噴いてチェックしていましたが、この時は忘れてしまいました。
やはり、塗装は難しいです。
あの料金で板金塗装してくれるプロの方は凄いです。
まあ勉強になって良いですね。
指さして、ここ失敗って言わない限り、そこそこ塗れたと考えています。
まあ、プロ100だったら30くらいかな~
チジミ起こした場所、補修しています。