カングー購入してからもうすぐ7年目になろうとします。しかし、車高短倶楽部を名乗っていますが、実はリアスプリングは純正スプリングを使用していました(フロントは車高調)。
それは拘りが強い私ならではの理由がありまして、現在ローダウンできるスプリングは知っている限りですと、H&RやZOOMさん、キャロルさんのスプリングしか販売されていないので、ずっと純正のままでした。
今まで交換しなかった理由としては
H&R製は、練馬のジョーさんの記事でバネレートは高めですが車高が高くなると知っていたので却下。ZOOM製は純正よりバネレートは高いですが、ローダウンスプリングとして販売していますので、個人的にバネレートが物足りないと想像してました。そしてキャロルさんのスプリングはキャロルの社長様と名古屋でお話した時に、スプリングレートをお聞きして、そのスプリングレートなら辞めようと決めました。
以上の事がありましたので、純正スプリングにショートストローク強化ショックアブソーバーの組み合わせでしたが、経年劣化したスプリングとバンプラバーを見て、いよいよ決心しました。
早速行動に移します。
去年の12月9日より、大阪バネ工業様へメールを開始。
我が家のカングーの積載道具を全て出して、体重計で重さを個々に計測。又ルーフキャリアやルームラック等は重量把握しているので全体重量の45%(前後の重量配分で)を重量としてカウントしました。その結果合計重量200kg弱積載している事としました。
又、別の日にはカングーはリアはアクスルビーム式サスペンションなので、レバー比というものが発生します。
レバー比がわからない方は
こちらのブログを読むと少し理解出来ると思います。
要は支点、力点、作用点でスプリングの動きが100㎜動いた時に、外側にあるタイヤはそれ以上に動くという事です。
これがうちのカングーでざっくり計算したところ、1.27でした。なのでレバー比1.27(ホイールでは127㎜)
フェンダーアーチの中心で地面から635~650㎜程度の車高が、私的には一番状態が良かったです。(フロントは645㎜)
レバー比と、荷重(車検証の後後軸重)のリアタイヤやサスペンションアームの重量を引いた重さが正しいのでしょうが(必要なのはバネ上重量)、大雑把にタイヤホイール分(10~20kg)引いた、後後軸重580kg+積載重量200kg-20kg÷2輪で1輪あたりの荷重を計算します。
で0G(タイヤが地面に着いてない浮いた状態)から1G(タイヤが地面に着地した止まった状態)の時に、スプリングがどれくらい縮むか計測して、お好みの車高の時のスプリングの高さを計測します。
レバー比、自由長(スプリングの全長)、自分の車の1輪あたりの荷重、そしてストローク(どれくらい動くか)等をスプリングメーカーさんへ希望を出します
私の場合、スプリングレート10kg程度の物が欲しかったのですが、カングーは自由長が長い割に、ショックアブソーバーが短いので、難しいと想像していました。
実際はレバー比の関係で、
10kgf/mm のバネ/1.27 ×1.27→6.2kgf/mmがホイールレートとなります。
因みに
大阪バネ工業さんは、2017年モデルのカングーの純正スプリングのデータをお持ちでした。
メーカーさんの方のレバー比は1.28だったそうです。(個体差あると思います)
純正スプリングレート 2.38kgf
ショックアブソーバーはYZスポーツさんに変更しているので、純正に比べると20㎜程度ショートストロークですが、スプリングレート10kgで指定した車高にするならば、極端に短いスプリングにするのとアジャスター噛ませる方法になりそうです。
(みん友さんのst.さんの画像借りちゃいます。こんな感じ)
この車では、サーキット走行するわけではないのと、リアは荷物満載なので、出来る事ならばID(内径)が純正と同等の直径の大きなスプリングが欲しかった。
私の要望(2案)に対して、メーカーさんから2種類の設計をしてくれました。
1つは純正形状スプリング(樽型)
もう一つは(片側研削形状)スプリング(こちらは、下画像のAE86のリアバネの写真をこちらから添付して、アジャスター使用の場合の2案目として設計して頂きました)
(この形状が片側研削形状というスプリングだそうです。余談ですが、このAE86のリアスプリング、車高調製作前はカングーのフロントに入れていました。バネレート7k。あ、NV200の時はフロントに8kのAE86のTRDリアスプリングが最高でした)
今回は、設計して頂いた2種類共に同じようなバネレートでしたので、アジャスター入れると有効ストロークが少なくなるので、純正形状の方を選びます。
その後、納期、色、値段と決まり、実働1.5~2か月で製品が出来上がりました。
この度、製品が送られて来ましたので早速スプリング交換です。
痛んだバンプラバーも交換します。
劣化したスプリングにバンプラバーのせいで、車高は625㎜くらいまで落ちてしまっています。オールマイティーに走るにはストローク不足気味です。元は653㎜くらいありました。
不等ピッチ(スプリング間隔狭い方)が、上か下かの議論ありますが、昨今は下側が主流みたいですが私は上派です。まあ変わらないとの意見もあります。
この車のリアバネ交換は簡単ですね。クイックジャッキのセットの方がメンドクサイ。
このくらいのバネレートになると、減衰力アップしたショックアブソーバーじゃないと厳しいでしょうね。
車高は653㎜。
しかし数日乗ってみて更に車高上がった感じがします。
もう少し時間経過必要なので、経過観察しようと思います。
※業務連絡
師匠如何ですか?ハチロク用に2本逝っとく~?
指定車高になりますよ。
近いうちにパーツレビューにします。
大阪バネ工業様。この度はありがとうございました(._.)
勝手にステッカー作りました(デザインは大阪バネさんのままです)
Posted at 2021/02/21 09:29:05 | |
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