ご無沙汰致しております。
先週土曜日、仕事現場の都合で仕事キャンセルになったので、友人と飯行った時のお話です。
(横転車はかれこれ10回位見ています)
その現場は清掃局の目と鼻の先で起こっていました。
丁度昼少し前で、食べ放題のお店は客でごった返していました。
30分程でしょうか・・案内された席はご覧の様な、事故処理を見物出来る場所でした。
昔日産のサフャリ(Y60)乗っていまして、ジムニー乗っていた会社の人の影響で、多少クロカン走行した事あったので、プロのレッカー会社の人達の転倒車を起こす仕事振りにも興味ありました。
動画も溢れていますが、ハード系クロカン好きの横転車を起こすスピードや技術には目を見張るものもありますから。
警察車両は勿論ですが、救急車、消防車と続いて到着です。
ドライバーさんは右手だか左手だか痛がっていました。
右ドアのガラス割れたようですし、それで怪我したのかなとも。
昔お世話になったショップ社長のダートラ屋さんに、横転する時って、人間の本能で腕や手が出ちゃうんだよって聞いた事思い出しました。なので横転きたって時は、頭抱え込みながらロールバー下から抑えて身構えるのが一番安全って聞きました。ハンドル握ってしまうとキックバックでハンドルで指を折るそうです。手を添えるだけならいいでしょうけど、基本親指はハンドルの内側には掛けない方が安全ですしね。
(転倒王と話していましたから本物でしょう)
だから、サーキット走行車両は絶対にドライバードアのガラスは開けて走行禁止ですし、レーシングネットなる、ドライバー側のドア側ガラスのところにネット貼るような車見かけます。レギュレーションで決められているのでしょう。
まあ、腕は痛がっていましたが、命に別状ないようですし自爆みたいだし、話は続けようと思います。
消防の方は軽微なオイル漏れ処理を石灰使い処理し、その後車両火災の危険も無い為、エアコン効いた消防車の中で待機しておりました。
で暫くすると、レッカー車両到着しました。
横には○○市のステッカーが・・
委託だかわかりませんが、異常に多人数で業務にあたっていました。
自分の様な個人事業者や、民間会社でレッカーレスキューに従事している方ならば、信じられないとお思いでしょう。
現に、自分の席の反対側の席の客も、あり得ない連呼していました。
まあ、警察介入していますし、安全迅速が基本だからなぁと、自分に言い聞かせました。
半分羨ましいと思ったのも内緒です(^_^)
さて、順に追って説明します。
道路に対して斜めに横転したゴミ回収車。
フロントメンバーにウインチワイヤーを掛け、道路に対して直角にしていました。
次にタイヤの横滑り防止に、レッカー車の運搬する時に使用する(フロントタイヤ上げるアーム)アーム伸ばし、それで輪留めにしていました。
次にクレーンのアームを上げ、斜め上から車両反対側にワイヤー掛け、車両を起こしにかかります。
(上の写真は既にアームが車両に戻されています。)
先の話でクロカン車両引き起こしは余り輪留めなんてしていない気がします。
なのでアスフャルト道路だし、ウェットでもないし軽い輪留めくらいで済みそうなのにって思っていました。だって、上の写真の状態で輪留め使用に使ったアームを戻すのに、この斜め状態で車両下に潜る状態で作業していました。
上からワイヤーで吊っているとはいえ、この斜め状態で車両下行くのは危ないんじゃないかって考えていました。ならば初めから簡易輪留めで十分かと・・
上の写真から、左側タイヤ設置させるまでに結構時間掛かっていました。
ロールオーバーで揺れ返しで逆側の転倒を恐れているようでした。
ワイヤーの本数増やせば防げるのになってまたまた考えていました。
この状態から、店内ではギャラリーが自分の席の横で立ち見していました。
お店の女性店員からは、最高の席ですねみたいな事言われましたし。
実際に着地した途端、結構なロールオーバー発生。店内からはあーみたいな軽い悲鳴みたいな声聞き取れましたから。
この後、清掃局の上司らしき人が警察官に深々謝っておられました。
11時過ぎに発生した事故。車両回収終わるまで2時間半。その間大渋滞に襲われ、予定あった方は大変だろうと思いました。
又、左折をオーバースピードで単独事故と推測しましたが(進入1車線、立ち上がり3車線道路の、跨ぎの2車線目でロールオーバー)に見えました。ハンドルも軽く逆ハン切ってましたしね。
憶測で判断はいけないことですが、他の車両絡んでいなかったのは良かったと思いますが、仮にも市の清掃局の車ってことは修理費、○○市民の税金って事は忘れないで欲しいなっって感じました。
自家用車で横転は自分の責任でしょうが、やはり会社や公用車での単独事故はどうなのかなって。
アップするか悩みましたが、一連の事故処理を見ていて、ざっと見ても数十人の方が、暑い中処理に追われていましたし、また連休で渋滞にハマり、予定変更余儀なくされた方もいらっしゃると思います。
1つの事故でこれだけ迷惑かけるんだなって改めて、自分への戒めも含め、書かせて頂きました。
最後に、警察の方も暑いからかわかりませんが、ベテランの方は居なく、比較的若い警察官が対応していました。
指揮する人間が居ないのか、危険予知が甘いのか、2次災害リスクを考慮していないなって感じました。また、通行車両をよそ見しながら端に寄れってわき見しながら、おしゃべりしながら棒振るのはやめましょうね。(厳しい方もたくさん見ていると思いますよ)
自分は友達と「署に帰ったらアイス食おうぜ~」「たまにはおごれよな~」
こんな会話しながら棒振ってるよーと、勝手に人間観察して盛り上がってました。
長々ありがとうございました。
読んで下さった皆様も安全運転で。