タイトルからすると命令形みたいな感じですが、今回は私の知識不足により苦労しましたので、このブログ読んで下さった方には、事前に行動起こして頂き(同じような代車レンタカー)、トラブルが発生しないで欲しいと願います。
知らない方の為に説明致しますが、この私1ヶ月前に事故がありました。今回はその後、代車として用意して頂いたレンタカーでまたもや悲劇がありました。
それは代車としての車にいつの間にか傷が入っていまして、レンタカー会社の大切なお車を傷物にしてしまったのです。
昔のブログで書きましたが(留意出来ない人)で記しましたが、工事現場(私の場合)や(皆様なら)コインパーキング、コンビニエンスストア、ホームセンターと色々な場所で車を駐車する場面は多々あると思います。そして気が付いたらドアパンチされていた、車の横に自転車やショッピングカート等での線キズ。車は殆ど外で、しかも不特定多数の面前に晒されるので、無傷でいられるのは奇跡に近いと考えられますよね。なので個人的にレンタカーをお借りする時には必ず、免責保障の保険は必ず入る事にしています。今回は私自身の認識の甘さを再確認したと同時に、納得いかない部分もありまして、今後皆様が、自動車事故の被害者(過失割合100:0)の場合になった時でも注意して頂きたいと願い、悩みましたがこのまま経緯を書きたいと思います。
8月13日カングーで片道1車線道路を走行中、センターラインオーバーの車と衝突。加害者は自分の保険会社がわからない事により、らちあかないので私自身の自動車会社のロードサービスでディーラーに搬送しようとしましたがディーラー休みの為、一端ロードサービスのレッカー屋さんの所で保管、翌日ディーラーへと2回に分けての搬送になりました。事故現場からの帰宅も私のロードサービスで最寄りの交通機関のレシート等保管で後日過失割合からの計算となります。
14日、加害者側が事故翌日は家庭の事情により音信不通との報告が加害者側の自動車保険担当から連絡あり。車をディーラーへ送る事、その為に移動するのに私の自動車保険の(代車)レンタカーを借りた事。同乗者に怪我があった事、事故発生時の現場写真提出も出来るし、場合によってはドライブレコーダーの動画提出も可能な事伝えました。(既に私の自動車保険会社には事故直後の写真をメールで送っています)
レッカー会社へディーラーへカングーの再搬送手配を手配しまして、仕事で使用するのに必要な代車手配を同時刻着くらいになるよう相手保険会社へお願いしました。私は私の保険会社のレンタカーでディーラーへ行き、このレンタカーはここで乗り捨てです。ディーラーへ着くと既に相手保険会社手配のNV200 バネットバンがありました。この時指定した時間よりレンタカー(相手保険会社手配)は早く到着済みで、レンタカー会社の人間は居ませんでした。程なくしてレッカーされたうちの車(カングー)が到着。
仕事道具を積み替えるのに道具をNV200 に積み替えました。その後ディーラーの人とレンタカーの契約書にサインしました。この時ディーラーの人もお忙しいようで、簡易的なサインで済ませてしまいました。(後にこれが失敗になります)
夜に加害者から電話1本の謝罪連絡あり。
数日後過失割合が決定。車はディーラーにて過失割合決定後に破損状況の確認着手するとの連絡あり。過失割合100:0(この件は当たり前ですが私の過失0)
それから5日後くらいに事故の概算見積出ました。
見積り金額を聞いて驚愕しました。それは
経済的廃車
になってしまうという事になりそう。
知っている方は知っていると思いますが、経済的廃車とは現状の車の時価総額以上の修理費用が掛かる時に使われる言葉のようです。
皆さんご存知の通り、車は新車時が一番高く、1年後、2年後、3年後と月日が経つに連れて車の価値が下がっていきますよね。200万円の車は3年後には100万円になっているとか…
で私のカングーは距離も乗っていますし、月日も経過していますので、時価総額1○○万円くらいとなりました(ここでは正確の金額は控えさせて頂きます)
で、経済的廃車ということなので、修理費はそれ以上って事になります。その不足分は被害者である私が自腹で出さなくてはいけないようなのです。(前例的にクソ裁判でそのような判決下したようです)
そもそも人の物を壊したら直すって当たり前だと思うのですが、どうやらこの日本は被害者泣き寝入りを推進しているのでしょう。
しかし、多方面の方に相談した結果、
対物超過特約
という商品があるようなのです。
これは時価総額に+50万円の対物超過特約金額が上乗せされる仕組みです。
私の場合だと、1○○万円+50万円上乗せされますので、結果的には1○○万円までの修理費用まで対応可能となります。
しかし、この対物超過特約はあくまでも修理するとなった場合のみ支払われるので、もう縁起悪いから事故車は嫌だし、もう乗り換えようと考える方は多数いらしゃると思います。
私のようにサーキットやお山で遊んだりいて事故車に慣れている場合は、そこまで深刻に考えていませんが、普通の方はやはり事故車は敬遠するのが当たり前かも知れません。
又、今ついている部品(自作パーツやモディファイしたパーツ)を箱替えして移植も考えました。しかし時間的制約や、まだ自分の車に愛着がある訳で(前日までクラッチ交換していたくらい)ですから、少しは悩みました。
昨今の車は安全対策ボディーなので、プラスチック部品多用の弊害で、見た目のダメージに対して、実被害が結構な範囲に及びました。又、外車で部品の単価が高額な事もあって、被害総額が想像より遥かに上まってました。
今回、幸いにも相手が特約に加入済みでしたので、助かりました。
さて、車の方は修理する方向に決定し、相手保険会社のアジャスターとの調整、それから修理開始して、早ければ3週間。フランス車でパーツが国内に無ければもっと時間かかるとも言われました。
本題のレンタカー
レンタカーは加害者保険会社手配のNV200 バネットバンのDXグレードでした。プライバシーガラスも無ければ、電動ミラーでもない。パワーウインドも無く、リアシートに至っては、あくまでも補助的な簡易シートみたいなものです。街でよく見かける職人さん御用達、又はサラリーマンの営業車両に使用されていることの多い車です。以前ディーラーでカングー修理お願いした時はこれの上のGXかVXグレードで、乗用使用に(豪華版)耐えうる車でした。
代車は基本自分の車と同一グレードのレンタカー等用意してくれるものなので、今回は結構酷い個体を宛がわれたので(傷や凹み20か所近くありました)
ここは相手保険会社と交渉して、ディーラーの手配するレンタカー会社の車と交換も可能になりました(費用は相手保険会社持ち)
しかし仕事が忙しくなり、道具の積み替えも面倒なので、このまま継続して代車を使い続ける事に致しました。(後に後悔)
レンタカーを借りて2週間ちょっと経った頃でしょうか。ボンネットフードの黒っぽくなっている部分を発見してしまいました。黒っぽい茶色のような色でしたので、数日間は鳥の糞だと思い込んでいました。しかしよく確認しましたら、3センチ×1、5センチくらいの黒い傷。そして凹みが10ミリ程度凹んでいます。
しかし時間が経過しているので、警察呼んで事故証明取るにも、場所把握してませんし、コンビニ、ホームセンター、仮に道路に止めていたり、コインパーキングと時間も場所なんぞ特定できません。
なので返却時、ちゃんと告知すれば良いやと思ってしまったのは、私の勝手な判断であり、そこはレンタカー会社に申し訳ないと感じました。
カングーの修理が終わりまして、ディーラー担当さんに傷の告知しました。ディーラーからはレンタカー会社契約の保険会社とレンタカー会社へは電話はしてくれましたが、これはレンタカー会社と契約者(私)の問題なので一切介入出来ないと伝えられます。
レンタカー会社の主張
紙(契約書)にサインしているはずなので、ノンオペレーションチャージ料金2万円と事故免責料金の5万円を請求します。
自分で付けた傷だろうが(事故等)、他人に付けられた傷だろうが(例えばドアパンチ等)請求する。
私の主張
そもそも、事故の代車であって(好きで借りた訳ではない)、ここのレンタカー会社に手配したのも加害者保険会社であって、過失割合も100%相手が払うと決まり、代車の料金等は全て保険会社が払う認識でした。
これにより、何かあってもこちらは何も払わないで良いという認識。
まあ、この車で出合い頭や人を怪我させた場合は、やはり面倒な事にはなると言うくらいに考えていました。
レンタカー会社の主張
兎にも角にも、事故証明も取らないし、傷付いた事実があるのだから、初めに伝えたように7万円払ってもらいます。
ここで加害者保険会社の主張
うちは、加害者の代理人であって、被害者が車必要となったので、代替えレンタカーを手配したのみ。
レンタカー会社所有の車両保険等の詳細は一切わからないので、そこはレンタカー会社さんと契約者の私の問題なので、保険会社からは一切損害分のお金は払えない。
お前ら保険屋だろ~と危うく言いそうになりましたが、怒りに身を任せても良い事は得られないと認識した年頃です。
ここで契約の事を色々調べてみました。
サインしたら負けとか色々ありますが、クーリングオフもありますし、ネットの決済はNGなんでしょうが、お年寄りに訳の分からぬ商品を強引に契約させるのも違法ですよね。
要は納得した契約であった事が大事という認識でいました。
今回は、ディーラーにカングーの代車として車が置いてあり、ディーラーの人も忙しいようで、傷チェックはしていません。そして、一応契約書にサインお願いしますと、皆様もやられている簡易手続きでサインしました。
レンタカー会社で個人的に契約する時は、免責保障の加入の有無をレンタカー会社の事務所で説明があります。今回はレンタカー会社の人間が、私が指定した時刻より早くディーラーに車持ち込んで、レンタカー会社の人間は居ませんでした。
そして紙(契約書の規約)読んだはずだから、払えとは強引過ぎます。百歩譲って私が認識した事故ならば納得しますが、職人さん沢山いる現場なんか、人の車の傷つけないようにと気を付けている職人なんか世の職人の半分程度でしょう。
借り受けた時の傷20か所がこの車の扱われ方を物語っています。
示談交渉
私の落ち度
傷チェックを家に帰宅してからやった事。
相手保険会社手配で支払い義務が保険会社なので、安易にノンオペレーションチャージ料金や免責保険も全て加入済みと思い込んでサインしてしまった。
元がボロイ車だったので、常に車の状態に気を配らなかった。
レンタカー会社の落ち度?
代車なので、ディーラーや修理工場へ直接車を搬送したので、お互いプロ同士なので、慣れっこになっているのか契約者の私の指定した時間よりも早くディーラーへ車を持ち込み、直接の契約者の私とのやり取りを怠った。(時間指定しましたよ)
今回、傷つけた事実は変わらないので、2~3万円の支払いは私の落ち度として支払う予定でした。
レンタカー会社の最後の主張
免責分5万円支払いたくないのならば、やむちゃグ様がお知り合いなり、安い修理工場で直してください。
私の最後の主張
レンタカー会社さんはそもそも、車のプロなのですから、しかも傷なんて日常茶飯事なのでしょうから、私の知っている修理工場なんかより安く修理出来るのでは?
某オークションサイトにて、NV200 バネットバンのボンネットフードは7000円~12000円くらいであるので、送料入れても15000円前後。そのボンネットフード持ち込みで、1時間もあれば交換なんて出来るので、やらせてくれますか?
結果はNG
しかしここでは書きませんが、相手保険会社の担当からレンタカー会社の人へのある一言がレンタカー会社の非を認める認識が生まれたようで、その事で事がうまく進んでくれました。
示談成立
勿論損害与えたので支払いは即日払いました。車はきっと修理はしないでしょうね。
教訓
事故代車のレンタカーでも、借りる前に、借りる車の免責保障の免除になる保険等、自腹覚悟でも入った方が安心(1日1000円ですが1ヶ月の場合15日分がマックス)
場合によっては初めから相手保険会社に払ってもらうように交渉が必要かも。又、傷は気が付いた時点でレンタカー会社に連絡は入れるべきでした。
契約書にサインは慎重にですかね。
皆様も、こんな事知っているわって方も居ると思います。被害者だからって慢心だけは気を付けて欲しいと思い、こうして文字にしてみました。
長文読んで下さりありがとうございました。
そもそも人の車に傷つける奴が一番悪いんだけど。。。