以前の
ブログに記載しましたが、メーター内の警告灯がチラチラと点灯し秘密のおまじないで一時は消灯しましたが、今年に入ってから警告灯が再び点灯しまして、おまじないは通じないと悟り原因追及する事にしました
カングー・エアバッグ点灯で検索すると、シート下のシートベルトテンショナー系統(サイドエアバッグ)のコネクターの接触不良の原因もあるみたいですので、そこは接点復活剤を吹いてコネクターの抜き差しを施しました(後にトラブルになります)
又、他車種でも警告灯点灯するとスパイラルケーブルなる部品の破損が多々あるので視野に入れていました
次にうちの車は写真のように、純正ステアリングから社外品のステアリングに交換してしまっています。なのでエアバッグキャンセラーなる抵抗を検証してみました
するとどうでしょう。使用していたキャンセラーはテスターの数値が断線状態を示しています。なので手持ちの新品のキャンセラーに交換。こちらの数値は2.1Ωでキャンセラーの目的を果たせそうです(この時この部品だけで済むのでラッキーと考えていました)
全てを元に戻して、バッテリーのマイナス端子接続してイグニッションON
駄目ですね。この時にスパイラルケーブル不良と頭の中を過ってきました
簡易故障診断機でモニターしてみると、フロントエアバッグ回路断線・右リア胸部サイドエアバッグ回路断線と表示されました。しかし右リア胸部サイドエアバッグ回路の断線はメモリーとなっていて、過去の記憶のようですのでこちらはエラーを消すこと出来ますが、フロントエアバッグの方はアクティブ表記なので原因特定を急がないといけません
何故ならば、このエアバッグ警告灯が点灯すると誤作動防止の為、一端助手席の方とかもクローズにしてしまうようでもあります(もしもの時エアバッグ開かない)
なので、点灯した場合速やかに販売店で点検しましょうとくどいように書かれていますよね
月日は流れ、ウォーターチャンバー交換時に破損したパーツが入庫したとディーラーから連絡ありましたので、ディーラー様の本格的故障診断機ならば、フロントエアバッグ回路断線なんて曖昧な情報ではなく、スパイラルケーブル断線と表記されるだろうと勝手に思いましたので、有料でも良いので故障診断してもらいにディーラーに行きました(この時、マフラーとステアリングは純正品に戻していきました)
で、結果的にはディーラーもうちの簡易テスターと同じでした。もうひとつ運転席のプリテンショナーも異常が出ていました(こちらは短絡、つまりショート)
この時はシートがレカロシートでこれまた純正品ではないのでこちらは確証出来ないとの事(当たり前ですね)
でもこちらは接点復活剤が悪さしていると思い当たる節があります(コネクター抜き差し時)
ステアリングを純正品で見てもらい、ほぼほぼスパイラルケーブル断線と間違いないようですのでここは中古品で直します
今回は少し割高ですが素性のわかっている中古車からの部品にしました。(税+送料で2万円ほど)
こちらは初期不良交換可能品なのが決め手でした
因みに全てお任せコースの純正新品部品と工賃と消費税で5万円コースでしょう。
(壊れる方が稀なケースでしょう)
最新の安心安全な車は、長い間乗るとセンサーやカメラ、小型化した部品がひと昔の車とは雲泥の部品数でしょうから、センサー類やハーネス類の劣化異常出たら、超高額修理のリスクは考えていないと駄目なんでしょうね。
クイックリリース取り付けていますので、ステアリングの脱着は数秒で簡単で取れます。
ステアリングのボスを外します。ステアリングコラムカバーも外しておきます
コラムカバーの下から見上げると、3つのコネクターがあるので事前にコネクターを抜いておきます
写真はスパイラルケーブルの裏側です。
中古部品が到着した時に、導通テストの確認作業はお約束です。
エアバッグコネクター線(2芯)と裏の銅のピンの1カ所導通しました(古いものはしないので断線決定です)
裏にトルクスネジ1本でユニットごと止まっていますので、そのネジを外して、ステアリングシャフトの下側を持ち上げるように抉りながら引っ張るとユニットごと抜けます。(写真は抜けた後)
こちらがスパイラルケーブルとコンビネーションスイッチのユニット。
なんかゲームのコントローラーぽいと感じるのは私だけでしょうか?
上下2か所の爪で止まっているだけですので、爪を引っ張りながらスイッチ部を横に引っ張ります(事前に赤線コネクターは外しておきます)
3分割になりました
後は戻していくだけですが、このスパイラルケーブルはステアリングのロックtoロックの中心のセンター出しをしないと切れてしまうので注意が必要です。カングーは中心から1回転半ちょい(360°+180°+60°弱)くらい回りますので取り付けする前に指で軽く回して確認し切らないようしましょう。
後は戻していくだけです。
まだ不具合出る可能性があるので、ステアリング戻す前に事前にバッテリー繋いでイグニッションON。警告灯は消えていましたので完全復旧させます。
故障診断機繋いでモニタニング。無事にエアバッグ回路がアクティブからメモリーに変わっています。
エラーコード消しました
後は様子見しないといけませんね。
最後にコネクターに接点復活材をスプレーしましたが、この接点復活材が油系のようでして、これが完全に乾かないうちにコネクターの抜き差し繰り返したのでコネクター内部で導通してしまったようで、ショートのエラーが出ました。
対策は完全ドライ系のパーツクリーナーとエアコンプレッサーのエアブロー繰り返して、プリテンショナーの故障表記はアクティブからメモリーになってエラーコードも消せました。こんな事もあるんだと思い出して頂ければ幸いです
Posted at 2023/03/18 03:01:50 | |
トラックバック(0) |
カングー | 日記