全く持って感服するしかない偉業である! 皆さん御存知、
将棋棋士の羽生棋聖による永世七冠の達成である!!
これがどれくらい凄い事なのかを言う前に、ワタクシの独断と
偏見で申し訳ないが、過去の人類の歴史上を全て振り返り見た
時、ワタクシが尊敬の思いを越え、もはや畏怖の念に達する
偉人達が12名いるのだが、それらを時系列に並べてみると・・・
アルキメデス(紀元前287年? - 紀元前212年)は、古代ギリシアの数学者、物理学者、技術者、
発明家、天文学者・・・。
ハンニバル・バルカ(紀元前247年 - 紀元前183年/紀元前182年)は、ローマ全盛期の時代に、
カルタゴの将軍としてローマ帝国に対し連戦連勝をした稀代の戦術家・・・。
司馬 遷(しば せん、紀元前145/135年? – 紀元前87/86年?)は、中国前漢時代の歴史家で、
無実の罪で≪宮刑≫(性器を切断される刑罰)を受けたにもかかわらず、くじけずに古代の第一級
の歴史書である『史記』を書き上げた・・・。
チンギス・カン(1162年5月31日 - 1227年8月25日)は、人類史上最大規模の世界帝国である
モンゴル帝国の初代皇帝。因みに人類最大の遺伝子供給者(現在約3,600万人居ると言われる)
でもある・・・。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年3月31日- 1750年7月28日)は、18世紀のドイツで活躍
した作曲家・音楽家。現代に続く西洋音楽の全ての基は、バッハが作った。因みに現在でも音楽
の殆どが、バッハの作ったコード進行を何らかの形で使用している・・・。
武田 信玄(1521年12月1日(大永元年11月3日)―1573年5月13日(元亀4年4月12日)は、戦国
時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名。彼があと5年長生きしていたら、間違いなく日本の歴史
は大きく変わっていた。何せ信長の天下はなかったのだから! まあワタクシのハンドルネームに
使っている位なので・・・(^。^;)
伊庭 貞剛(1847年2月19日(弘化4年1月5日) - 1926年(大正15年)10月22日)は、近江国出身
の明治時代の実業家、第二代住友総理事である。住友財閥を日本有数の大財閥に昇華させただ
けでなく、既に100年以上前に公害対策とその後処理を人道的立場によって成し得た稀有な人物。
東郷 平八郎(1848年1月27日(弘化4年12月22日)- 1934年(昭和9年)5月30日)は、日本の
幕末から明治時代の薩摩藩士、軍人、階級は元帥海軍大将。言わずと知れた日露戦争時での連合
艦隊司令長官。ジョン・ポール・ジョーンズ、ホレーショ・ネルソン、と並び“世界三大提督”の1人。
因みに、現在は神様(東郷神社)。ゴルゴ13(デューク東郷)の血筋とも言われる・・・。
アルベルト・アインシュタイン(1879年3月14日 - 1955年4月18日)は、ドイツ生まれの理論物理
学者。この世の森羅万象を物理という道具によってその殆どを明らかにした天才。それ故、彼の
脳は死後、世界中の大学及び研究機関に保存されている・・・。
手塚 治虫(1928年(昭和3年)11月3日 - 1989年(平成元年)2月9日)は、日本の漫画家、アニ
メーター、アニメーション監督。 誰が何と言おうとも、彼無くして日本の、ひいては世界の漫画は
語れない、正に“漫画の神様”である!
志村 けん(1950年2月20日 - )は、日本のコメディアン、俳優、お笑いタレント、司会者。ザ・ドリ
フターズのメンバー。間違いなく世界一のお笑い芸人。ユーモアの感覚は世界中で異なるが、彼の
ユーモアは世界共通! 実際、彼の昔のコント動画はユーチューブで世界配信されてからはどれも
凄いPV数を誇っている・・・。
千代の富士 貢(1955年6月1日 - 2016年7月31日)は北海道松前郡福島町出身の元大相撲
力士。 第58代横綱。 以前にも
“ブログで述べた”が、ワタクシが考える“人類最強の力士”・・・。
そしてココにもう一人挙げる人物こそ、
“羽生善治”その人なのである!
その位、私にとっては、もはや神に近い存在とも言えるのだ!
実際問題として、たかが将棋と思われるかもしれないが、その将棋の“超”複雑さは、冗談抜きで
正に宇宙規模なのだ!
事例を述べるなら、その盤面要因数(差し手の可能性の数)の量が挙げられる。 それは初手の
盤面状態から、チェスは10の123乗、シャンチー(象棋)は10の150乗であるのに対し、将棋は10の
226乗と計算されており、この数がどのくらい凄いかというと、宇宙に存在する全ての物質の数の
合計が、“10の100乗”以内に収まると言われていた事も有るので、将棋も所詮≪有限≫じゃない
かと言う輩にはこの数を示し、確かに有限ではあるが、実質無限と言っても全く過言では無い奥深
さだという事を声を大にして言いたい位の凄さなのだ!
勿論そんな将棋でも最新AIの能力は、完全に人間を越えたじゃないかと言われるが、これは負け
惜しみでは無く、実際の所は“完全”にはまだ人類を越えていないのである。その根拠は正にこの
第30期竜王戦七番勝負 第2局の80手目に羽生棋聖が指した“4九龍”という手だ! 最近のプロ
将棋では対局の形勢判断を、その人知を超えた“AI”が担っているのだが、羽生棋聖が指した4九
龍を、そのAIが≪悪手≫と判断したのだ。
しかしそれから47手後に羽生逆転。つまりこの対局に関してはAIを完全に超えていたのである!
将棋界には“前人未到”(通算勝利数1433勝:大山康晴15世名人)、“空前絶後”(A級棋士記録:
最年少-加藤一二三18歳、最年長-大山康晴15世名人69歳)といった不滅の記録が幾つかあるが、
間違いなくそれらと肩を並べる、或いは上回ると言って良い偉大な記録として後世に語り継がれる
べき出来事である!!
しかし彼はこれで終わりでは無い。更には、“通算100期”到達まで、あと1勝と迫ったタイトル獲得
数があるのだから、今後も非常に楽しみな大記録が待って居るのである。
という訳で、羽生“二冠”おめでとうございます!!
取り急ぎ御連絡まで!
でわでわ!