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しんげん神奈川のブログ一覧

2015年06月30日 イイね!

ブログでツイッター

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  最近、こんなのにも


     惹かれるんだよな~



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 僕、待ちくたびれたよ・・・



       何でもイイから、コン兄ィ、早くして!


  でわでわ!(自爆)
Posted at 2015/06/30 23:44:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2015年06月29日 イイね!

さて、そろそろ、再開出来るか・・・な?

さて、そろそろ、再開出来るか・・・な?
  大分、右肩と尾骶骨の痛みが消えた。


  そろそろ乗れるかな・・・。



  でわでわ!
Posted at 2015/06/30 08:15:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2015年06月28日 イイね!

至福の一日・・XVⅢ ポルシェ 後編

至福の一日・・XVⅢ ポルシェ 後編
 商談は最初から波乱含みとなった。まあそれは、私の

姿を見た受付嬢の態度からも予想は出来たが…。


 何故かスタッフ数人で囲まれる様にして商談テーブル

へと誘われると、受付のオネーチャンが流石に今度は注文を取ろうと、ドリンクメニューを差し出し

ながら言って来た。

 「何か飲み物を御持ち致しますので…」

メニューを受け取った私は、いつもの様に茶目っ気を出す事にした。というより悪戯心がムクムクと

湧き上がったというべきか。

 「う~ん…、じゃあ、コーヒ―を常温で!」

途端に眉間に皺が寄ったオネーチャンに、ソコで終わらないのが私の流儀であり、ここぞとばかりに

畳み掛けた、但し、慇懃無礼な態度は忘れずに、だが。

 「分かりました、では結構です。じゃあそうですね…、ウーロ茶を、25.5度にして持って来て下さい」

オネーチャンは急いでメモ帳を取り出し、書き殴りながら言った。

 「は、はい、ウーロン茶を、25.5度ですね。ではスグに御持ち致します!」

最初から冗談で言っているのだが、緊迫した空気が支配し、全くと言ってよい程、スタッフ間に通じて

いない様だった。

 「しんげん様、その辺で、ご勘弁を…」

そんな緊張感を打ち破る様に、流石“年の功”と言った所か、老スタッフが窘めるように言った。

 「はっはっは失礼! では冷たい烏龍茶でいいですよ!」

私は満面の笑顔でそうオネーチャンに言ったが、一つ御辞儀をすると、最後は泣きそうになった受付

嬢は、ソソクサと駆け込む様にスタッフルームへと消えた…。


 早速とばかりに分厚いハードカバーのカタログを広げ、具体的な商談となた。

 「では、ターボでは無く、ハイブリッドのみの御見積という事で宜しいでしょうか?」

 「はい、それで…。だって、ターボって、500万円位値引き出来ないですよね?」

 「はっはっは・・・」

と、老スタッフは乾いた笑いでお茶を濁した。 私はそれに気にする事無く、まず、オプションパーツ

関連のカタログをパラパラと捲った。すると老スタッフが、

 「御存知でしょうが、ポルシェのエクスクルーシブシステムと言うのが有りまして…」

勿論知っていた。それは謂わば “特注のポルシェ” の事であり、自分だけのカスタマイズが出来る

システムだった。

 「カタログに載っていない、お客様のどんな要望にも

          お応え出来ますので、この機会に是非お申し付け下さい!」

自信満々に、マニュアルトークをかましてきた老スタッフだが、私はソンジョそこらの優しい客では

無い。 どんな改造も出来ると豪語しているが、ほんの小さな事すら出来ない事を私は知っている。

でも一応聞いてみた。

 「ホントに何でも出来るの?」

 「はい!どんな要求にも対処出来ますので!」

自信を取り戻したかの如く、老スタッフの眼は輝きを増し鼻腔は膨らんだ。

 「ふ~ん…。じゃあ、国産車と同じ様に、ウィンカーレバーとワイパーレバーの位置逆にしてくれる」

 「そ…、それは…、出来ま…せん…」

あっさり勝負がついた。が、そんな事は当然とばかりサッサとスルーし、次々とオプションリストから

チョイスし、老スタッフに伝えた。

 と、ココで老スタッフの携帯が鳴った。

 「もしもし…今商談中…では後ほど…」

そう言ってスグに通話ボタンを切った。が、この様な事はパナメーラ試乗中にも何度かあった。

そう、何度も老スタッフの携帯が鳴っていたのだ。その都度、

 「もしもし…試乗中…では後で…」や、

 「もしもし…試乗アテンド中…では改めてコチラから…」

等と口をモゴらせながら言っていたが、実は、微妙に語尾が違う事に気が付いていた。

 「ま、何かの暗号だろうな…」

スグにそう察知したが、どうせ警備会社か官憲にでも、私の身分を照会していたのであろうと推察

出来たので、気付かないフリを続けていたのだ。そんな事を考えていると、受付のオネーチャンが、

ウーロン茶と受け菓子を持って来た。 余程キンキンに冷えていたのか、既に結露がコップ下部を

覆っていた。若しくは、コップにウーロン茶を注いでから何かしばらく“用事”が有ったのかと勘繰っ

たのだが、今も私の前で、このオネーチャンと老スタッフの間でさりげなくアイコンタクトを取っている

事に気が付いた。

 「言いたい事が有るなら、ハッキリ言えばいいのに…」

と、多少ではあるがイラついたその時、今度は私の携帯が鳴った。

 「パららぁぁ~♪ ちャララァァ~~♪  デゲデゲデゲデゲ・・・・」

偶然たまたまだが、仁義なき戦いのメイン・テーマ (Theme of "Battle without Honor")が、ショー

ルーム内に鳴り響いた! スグに立ち上がり、ショールームの隅に移動して通話ボタンを押した。



これは余り良好な関係とは言えない仕事先や、元上司や、“敵”からの着信音であった。私の携帯

は、個別に着信音を変えており、例えば通常の仕事関係先からは、「トッカータ と フーガ」であり、

クルマ仲間からの着信音は、「マッハGoGoGo」であり、オネーチャン関係からの着信音は、

「キューティーハニー」となっている。 更に言えば、特に仲の良い友人からの着信音は、

『六本木GIROPPON〜』である。 特に深い意味は無い…。


 この会社の担当者は、兎に角とろい若造なのだ。故に私の口調もついキツめになってしまった。

 「お前、いいかげんにしろよ!」

相変わらず要領の悪い担当者に、段々コチラのイライラが募る。そして、あの癖が出てしまった。

そう、私は怒りが増すと、何故か関西弁になってしまうというアノ癖である。

 「ジブーン! 何回言うたら分かるんじゃコラッ!!」

しかしまるで“糠に釘”、“暖簾に腕押し”の態度の若造に対し、更に一段ヒート-アップしてしまった。

 「わりゃあぁ! ええ加減にせんと、許さんけーの…」 (※ ← 某みん友女史の指摘により訂正)

と、ついに低音で広島弁を呟いた後、強引に通話ボタンを切った。

 「ふー! 全くアイツは・・・」

天井を見上げ強めの溜息を吐くと、荒々しく携帯を閉じポケットにしまい、正面の大きなショーウィン

ドウに視線を落とした。

 ふとウィンドウ越しに道路を見ると、1台のクルマがハザードを付けて停まっていた。私が其方に

視線を向けると、先方が気付いたようで、スモークが貼られた後部座席のウィンドウがスルスルと

降りて行った。そしてその奥から知った顔が見えた。

 実は私が10年ぶりに喧嘩別れした “敵地” に、一人で乗り込むという事で、近所に住む悪友が

心配してくれたようで、こっそりと(とは思えないが)様子を見に来ていたのだ。この悪友、“仔猫達

の旅立ち”でもチョコっと出たが、新型ポルシェを貸してくれた某クルマ屋の店長であり、私とは30

年来のバイク友達でもある。見た目は私よりも厳ついが、根は、“お化け”と“コンチ”が怖い臆病者

である(苦笑) 因みに今乗り付けた車は、純白のメルセデスW221のシャコタン“気味”のロリンザー

仕様であった。

 私が彼に小さく手を振り、「大丈夫だよ!」と、声を出さずに口を動かすと、軽く頷き、メルセデスら

しからぬ爆音を残して走り去った。 それを見届け、商談に戻ろうと振り返ると、今度は全員が俯き、

見て見ぬフリをしていた。



 確かに偶然とはいえ、ピンポイントでの電話と、恫喝と間違えられかねない会話をしてしまった故

の事ではあるが、言い訳では無く完全に不可抗力である!

 しかしそんな私の想いが通じる筈も無く、完全に“ソノの筋”と間違われている事は手に取る様に

感じたが、今更説明するのも面倒なので、このまま突っ走る事にしたのは若気の至りか。私は席に

戻り、能面の様な顔になっている老スタッフに笑顔で商談再開を促した…。


 再開したはいいが、何故かこの老スタッフが、“毅然”とした態度を取り始めたのには、苦笑せざる

を得なかった。しかし、今更優等生には戻れない。と言う訳で、“毒を喰らわば皿まで!” である。

 色々オプションを言ったが、最後に老スタッフの顔を近くに呼び寄せ、一際低い声で聞いてみた。

 「コレ…、“防弾”に、出来る?……」


 それから数分後、無事商談が終わり、分厚いカタログと粗品を手にした私は、店を出る事にした。

入って来た時と同じ様にスタッフに囲まれる様にメインエントランスを出ると、大半はそこでお辞儀を

して自動ドアが閉まるのを待って居た。老スタッフは、流石に外まで見送りに来て、

 「もし宜しければ、しんげん様の御宅までお送り致しますが?」

と、リップサービスを忘れなかった。

 「いや、“ツレ”を、待たして居るので…」

と、最後まで“ソレ”らしくお茶を濁すと、

≪これ以上追及してはイカン!≫と、ばかりに自らを戒める様な態で、この老スタッフはニコやかな

笑顔のまま、

 「それではここで失礼して…。またの御来場、御待ちしております」

と恭しく頭を下げた。勿論1%も本気で言っていない事は明白であったが、まあ最新式のポルシェ

2台に、“思う存分”乗せてもらった事は感謝しつつ、意気揚々と店を後にした…。


 「さて、スーパーカー探訪も、いよいよ真打登場と行きますか!」

そう、実はこの数日後、次期愛車探訪スーパーカー部門のメインイベントたる、某メーカーによる、

“ジャパン・プレミア” に行く事になっていたのだ!

 しかし、そんな有頂天になった私に、当然の様に天罰が下る事になる…。


 “階段落ち”である…。



   おわり!


  ※尚、この日の模様は、愛車紹介ポルシェ 911 フォトギャラリー

                  内の→ “ココ” にありますので、どうぞご覧下さい!


   でわでわ!
Posted at 2015/06/29 14:30:55 | コメント(8) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2015年06月27日 イイね!

ダラダラ日記 12

ダラダラ日記 12
  ようやく一日ダラダラと・・・。


           故にブログもダラダラと・・・(苦爆)




  愚弟の一周忌の頃から、また忙しくなった。 それも、外出が多くなり、家族たちには寂しい

 思いをさせてしまっている・・・。人間ではないが・・・(苦笑)


  通常、家で留守番するのは、“お嬢(仮名)”の猫族だけなのだが、最近の仕事は泊りがけで

 行く事が多いので、“坊(仮名)”を連れて行く回数が激減している。故に、“坊(仮名)”も寂しい

 思いをしているのだ!(と、思いたい…(^。^;))


  名所景勝地であれば、楽しみもあるのだが、それほど遠くも無く近くも無く、しかもあまり美味しい

 モノが期待できない地での仕事となると、私自身も寂しくなる・・。


  ま、それでも、最近のファミレスは何処も及第点であり、それなりに不便に陥る事は無かった…。


  さて、無事帰還して、撮り貯めてあったビデオを観ながら晩酌と洒落込んだ。

  そんなオイラの傍には、“お嬢(仮名)”母娘がゴロゴロと寝息を立て眠っている。足元には、

 “坊(仮名)”が、何処にも行かないで! とばかりに私の右足を掴んだまま眠っていた・・・。


  という訳で、いつ見ても、カワユスな~! ヨチヨチhi.ヾ(・ω・`*)iroナデナデ

  「これが “幸せ” と言うモノであろう!」

  とニタニタしながら、独り “疑似家族ゴッコ” で、現実逃避をし、視線をTV画面の方に戻した。

  思いっきり違和感が目に入った・・・。

         

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       σ( ̄、 ̄=)ンート ・・・・

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             何故、わざわざ≪ソコ≫で、寛ぐ!!(苦爆)


  ま、コレも、幸せの 1つかな?


   ※尚、この模様は、愛車紹介ヤマハPC28 のフォトギャラリー内の

                → “ココ” にありますので、どうぞご覧下さい!(^^)


    でわでわ!
Posted at 2015/06/28 06:01:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | ダラダラ日記 | 日記
2015年06月26日 イイね!

至福の一日・・XVⅢ ポルシェ 中々々々編

至福の一日・・XVⅢ ポルシェ 中々々々編
 改めて、このポルシェ・パナメーラ・ターボというクルマの

事について考えてみた。流石にセダンタイプのシャーシ故

に、あの911の“巌”の様な剛性感は無いが、それでも此の

カテゴリーのクルマでは、世界でもトップレベルの剛性感を

堅持している。更にこの上には“ターボS”が存在しており、その速さは桁外れと言ってよい。何せ、

ポルシェ全モデルの中で最高出力を誇るのは560 PSを誇る911ターボSでは無く、実は570PSを誇

るパナメーラターボSであり、実質的にはポルシェのフラッグシップと言えるのだから。

 それを裏付ける様に、実際、ポルシェのプライスリストの最上位に位置するのが、パナメーラシ

リーズであり、ポルシェで一番高いクルマは、パナメーラターボSエクスクルーシブの29,810,000円

なのだ…。


 実際運転していても、“普通”のパナメーラターボですら、既に異次元の速さであり、これより速い

セダンorサルーンの通常市販車は存在しないと断言出来る! というか、本家の911ターボよりも

速いのではないかと勘繰りたくもなる位なのだ。

 そんなパナメーラに対抗出来るライバルと言えるのは世界的に見ても、メルセデスのS63AMG及

びS65AMG位であろう。しかし、実際の速さは間違いなく、パナメーラターボSに軍配が挙がるのは

明白である。S65の方がパワー&トルクが優ってはいるのだが、トータルではパナに軍配が挙がる。

その根拠は、以前“しっかしポルシェは~”シリーズでも言っているが、ポルシェは本国で特権を与

えられているからに他ならない! そう、アウトバーンを“最高速”で走れるという特権を!

 ポルシェ以外のメーカーは、それがたとえメルセデスであろうと、スピード・リミッター装着の義務が

生じるからだ。つまりポルシェ以外のメーカーは、どんなスーパーカーであれ、250km/hでスピード・

リミッターが作動し、それ以上速く走る事が出来ないのだ。勿論、リミッター解除キッドを国に申請す

れば、他のメーカーもリミッターを外す事が出来るが、それを外したとしても、例えば、0-100km/h

加速ひとつを採ってみても、S65AMGは4.3秒であり、パナメーラターボSのソレは、3.8 秒という数値

を見れば、パナメーラターボSが名実共に、世界一速いサルーンの市販車だという事が解るであろ

う。そう、本家のスポーツカー部門では、フェラやランボやマクラーレンに遅れをとっているが、意外

や意外、セダン&サルーン部門、更にはSUV部門に於いても、強豪のジャーマン3をものともせず、

ポルシェが頂点に立っているのは、喜ばしい事ではある。しかし嬉しい事は嬉しいのだが、私の様な

≪オールド石頭ポルシェフリーク≫は、複雑な心境になるのは否めない…。


 等と想い耽りながらターボをクルージングさせている時、ポルシェ独特の或る違和感に襲われた。

 それは前方に左折する交差点が迫り、シフトダウンしようとパドルでは無く、シフトノブを使ったシフ

トチェンジをした時であった。私の眉間に皺が寄った。

 「ん? コレって、まだ…」

御存知の方も多いと思うが、ポルシェのティプトロから始まるシフトチェンジ方式は独特である。他

メーカーのティプトロ方式や、最近主流のツインクラッチ方式の、パドルでは無くシフトノブでのシフト

チェンジは、通常、手前に引いてシフトアップ、前に押してシフトダウンであるが、ポルシェに関して

は真逆なのである。つまり手前に引いてシフトダウン、前に押し込んでシフトアップなのだ! こう言

う所は昔からポルシェは頑なであり、典型的なドイツの頑固さが現れている。ポルシェに関して言え

ば、この様な事は他にもあり、例えばイグニッションキーの位置であったり、ワイパーの左右の振れ

る順番等が良く知られている事であろう。これらについてポルシェは尤もな理由を論うのだが、普通

の人には屁理屈にしか聞こえない、前時代的なカビの生えた言い訳に他ならない。ポルシェ社が何

と言おうと、使い辛いモノは使い辛いのである!
                                   ※パナメーラ PDKシフトゲート


 「シフトノブのチェンジパターン…、まだ変えてないの?」

ウンザリした口調で隣の老スタッフに呟くと、流石にソコはポルシェのウィークポイントだと認識して

いるようで、一気に額に汗をかき始め、

 「は、はい…、残念ながら…」

と珍しくこの違和感を認めた。が、直ぐに、「しかし」、と言葉を繋いだ。

 「パナメーラだけでなく新型911のPDKも変わってませんので…」
                                   ※タイプ991ターボ PDKシフトゲート


と言って来たので、すかさず切り返した。

 「でも、991のGT3はシフトパターン変えてるよね!」
                                   ※タイプ991GT3 PDKシフトゲート


そう、同じ新型ポルシェ、更には同じタイプ991にも拘らず、GT3とそれ以外の911のPDKのシフト

形式が違うのである!

 「旧大日本帝国陸軍か!」

と思わずにはいられない! 当時の貧しかった日本の陸軍の主力兵器である歩兵用の小銃にも

拘らず、同じ国の同じ陸軍内でも、“38式”と“99式”という互換性の無い武器を制式採用していた。

これにより、仲間内に於いてさえ銃弾の融通が利かず、それが原因で各地で犬死した先人達も多

かった事だろう。コレも日本が敗戦した一因と言われるほど、深刻な問題なのである。それが現代

に於いて、しかも工業力と裕福さで世界の頂点に位置するドイツが誇るポルシェで同じ事が起こって

いるとは、眩暈がする想いであった…。


 私の“Quick counterargument”により瞬殺された老スタッフは、顔を赤くして一気に押し黙った。

少しは反省しだしたか、その様な態度を見せ始めたので、逆に矜持を取り戻してあげようと、この

システムに付いて肯定的な意見を、“私なり”に噛み砕いて言ってあげる事にした。

 「でも、コレを見ると、やっぱり日本とドイツは同盟国だなと感じますよ!」

そっと顔を上げ、訝しげな表情を見せた老スタッフに、ニコリと笑顔で説明した。

 「第二次大戦時に於いて、帝国陸軍と帝国海軍の主力戦闘機を御存知でしょうか?」

イキナリの畑違いの質問に対し、目を泳がせ少し慌てた風の老スタッフは、しかし、

 「確か、ゼロ戦と…は…はやぶさ、でしたっけ」

その年齢から想像するに、もっとスパッと出ると思ったが、何とか絞り出す様に老スタッフが応えた。

 「そうです! 正確には、陸軍の主力戦闘機が、“中島 キ43 一式戦闘機”所謂 「隼」で、

  海軍の主力戦闘機は誰もが知る名機、“三菱 零式艦上戦闘機” 所謂「ゼロ戦」です!

  因みに三菱重工が制作したこの戦闘機は、しかしその大半がライバルの中島製であった

  事は意外に知られていませんが……ま、それは置いといて、その2機ですが、双子機と

  言われるほどその外観は似ていて、当然の様に性能もほぼ同じでした。が、一つ大きく

  違う事が有りまして、それがスロットルレバーの形式なのです!」

口をポカーンとさせたままの老スタッフにお構いなく話を続けた。

 「“加藤隼戦闘隊”で有名なこの陸軍機ですが、出力大、つまりスロットルオンは、レバーを

  引いてエンジン回転を上げるのですが、一方、“大空のサムライ” で有名な海軍が誇る

  エースパイロット坂井三郎少尉が駆る零戦のスロットルオンは、逆にレバーを押してエン

  ジン回転を上げるのです!つまり、ポルシェは同盟国である日本の“海軍式”を採用して

  いると言う訳ですな!」

まだ口が開きっ放しの老スタッフをチラリと横目に見ながら、ひとり満足気に頷くと前方に店が見え

て来た。そして今度は老スタッフに言われるより前に、所定の位置へとパナメーラターボを停めた。

 「では、ハイブリッドの方の見積もりを出してもらえますか?」

張りのある声で滑舌良く老スタッフにスタッフに依頼すると、心ココに在らずと言った表情で力なく頷

き、重い足取りで私の後に続いた。

 メインエントランスの自動ドアが開き、私がのっそりと一歩店内に身体を入れると、受付のオネー

チャンは、またビクッ!と飛び上がった…。


  つづく!
Posted at 2015/06/26 15:45:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ

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