しんげん神奈川のブログ一覧

　一瞬で “メデューサ” に睨まれた古代ギリシャ人状態に

なったが、そんな私を尻目に、“お嬢(仮名)”はどこ吹く風と

言った態でのっそりと布団から出てキッチンへと向かった。

　暫く仔猫達に釘付けになって居た私は、慌てて “お嬢

(仮名)”の後を追った。

　下に降りると“お嬢(仮名)”は自分の餌だけでは飽き足らず、今は“坊(仮名)”の餌を喰らい捲って

いた！

　そしてひとしきり完食すると、まるで支那蕎麦屋で拉麺と炒飯と餃子のセットを喰って、爪楊枝を

口に咥え、腹を叩きながらから「喰った喰った！」と満足げに店から出て来たオッサンの様な態度

で、ノソノソと近くにある簡易マットへと向かった。死闘を生き抜いた戦士の如く全身は羊水で汚れ

ていたが、その姿は、大仕事をやり遂げた達成感と安堵感に包まれている様だった。不思議と格

好良く見えた。そして簡易マットの上に腰を据え、今度は自分の身体を舐め始めた。

　「流石“お嬢(仮名)”！　女性としての身嗜みを忘れる事は無いか…」

と、更に“お嬢(仮名)”が格好良く見えた光景だった…。


　いつもは直ぐにジャレつく “坊(仮名)” も、“お嬢(仮名)”のオーラに圧倒されたか、少し距離を置

いて、“お嬢(仮名)”の姿を見守っていた。

　「“坊(仮名)”！　お嬢姉さんは、お母さんになったんだよ！」

と“坊(仮名)”に言うと、不思議そうに私の顔を見上げ、また不思議そうに“お嬢(仮名)”の姿を見続け

ていた…。


　栄養補給と身嗜みを整えた “お嬢(仮名)” は、その場で丸くなると、あっと言う間に眠りに落ちて

いた。

　「流石に、疲れたんだろうな…」

と思い、何か身体に掛けてやろうかと洗面所に行ってタオルを持って戻った時、既に“お嬢(仮名)”

の姿は無くなっていた。

　「え？　今寝たばかりなのに…」

辺りを見回しても姿は無く、しかし階段の袂で“坊(仮名)”が尻尾を振って見上げていた。

　「ん？　もう、子猫達の元に戻ったのかな？」

そう思って、坊の頭を一つ撫で、二階へと上がった。

　「ほんの僅かの休憩だけで、また仔猫達の元に戻るとは！」

私は少しだけ≪ネグレスト≫を覚悟していたのだが、あの“お嬢(仮名)”の豹変ぶりに、こちらまで

背筋がシャキン！と伸びる思いであった。

　そして、洗濯モノの山の合間の掛布団を少しづつ捲ると…。

そこには、誇らしげにドヤ顔をしている、“母”になった“お嬢(仮名)”の姿が有った…。

　「“お嬢(仮名)”！　今日は人(猫)生で一番輝いた日だったね」

深夜の暗い布団の中、しかし生まれたばかりの新しい生命達は光り輝いている様に見えた。

　「でも…、お前さんも…、とっても輝いていたよ！」

私は布団を戻し明りを消して、そっと自室へと戻った…。


　　“母” になった “お嬢(仮名)”・・・
　

　　　　　※尚、この日の模様は、愛車紹介ヤマハPC28のフォトギャラリー

　　　　　　　　　　　　　　　　　内の→ “ココ” にありますので、どうぞご覧下さい！


　　　でわでわ！！

　　もう明方に近い深夜。何故か、ふと目が覚めた。

　　「お嬢…、一体何処へ行ってしまったのか…」

　考える事はそれだけである。“坊（仮名）” は放ってお

　いても、何とか自分の身は守れる事が出来るかもしれ

　ないが、お嬢は如何せん≪身重≫である！！


　　前兆は確かに有った。家の隅から隅まで匂いを嗅ぎまくり、アッチでガサガサ、コッチでガサガサ

　と、忙しくする毎日が続いていたから。

　　「恐らく鳥で言う、“巣作り” に適している場所を探しているのだろう…」

　と思っていた…。


　　そしてモーターサイクルショーを観に行く日。

　　「そういえば、お嬢の姿が見えないな？」

　昨夜から姿の見えないお嬢を心配したが、取敢えず留守中にひもじい思いをさせない為に、お嬢

　の御飯皿に大好物の食べ物を山盛りにして入れておき、自宅を後にした…。


　　ビッグサイトに隣接している遊歩道には七分咲きの桜並木が有った。毎年ココを散歩しているの

　だが、何故か今年に限って、桜のアップ写真をパシャパシャと撮っている自分に気が付いた。

　　「俺も歳を取ったという事か…」

　ちょっとブルーな気持ちになったが、ソコはこれから若いオナゴ…、い、いや、珠玉のバイク達が

　俺を待っている！　と気持ちを切り換え、会場内へと入って行った…。



　　モーターサイクルショーを堪能し、自宅に戻ったのが夕方前。直ぐに“坊(仮名)”がこれでもかと

　私を出迎えた。

　　「わかったわかった！」

　ふんふん！と足元に纏わり付く“坊(仮名)”を押しのけながらリビングに行っても、相変わらずお嬢

　の姿は無かった。それどころか気配すら感じない。疑問に思ったまま今朝よそった御飯皿をみてみ

　ると、餌は全く減っていなかった。不安が徐々に増した。

　　「外に行ってしまったのだろうか？」

　一応昨夜、家の中を見て廻った。何処かに閉じ込めてしまったかもしれないと思ったからだ。なの

　で≪閉まっているドア≫を片っ端から開けて行った。　しかし何処にも居ない。

　　「ま、猫だから大丈夫だろう」

　と、やや願望に満ちた結論を強引に採用し、兎に角、睡魔に襲われ続けている私が眠ってしまう

　前に、モーターショー見聞録のサワリだけでもアップしておこうとPCへ向かった…。


　爆睡していた私が目覚めたのは、薄っすらと空に赤みが差した頃だった。しかし考える事は唯一

　お嬢の安否だった。何せ、爆睡とはいっても、夢の中迄お嬢の姿が現れたから。その内容がまた

　エグイ。なにせお嬢が、愚弟に喰われるというモノだったから…。

　　「ま、確かに、猫が大好物だった愚弟が居ないからこそ・・・、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　お嬢はウチにいる事が出来たんだもんな…」

　と思った時、或る考えが頭の中に煌めいた。

　　「そう言えば、≪閉まっているドア≫ しか、確認していなかったな…」

　私は扉が無い、或いはドアを開けっ放しにしている、足を踏み入れていない部屋を中心に改めて

　家の中を探し廻った…。


　　しかし、やはり何処にも、お嬢の姿は無かった。暗澹たる気持ちで自室に戻ろうとした時、ふと

　隣の部屋が目に入った。　ココは愚姉が里帰りして来た時に使っている部屋だった。同時に、

　愚弟(コンチ)がいつも寝ていた場所でもあった。

　　「コンチ、元気かな…(もう死んでるけど)」

　と、センチな眼差しで部屋を見ていた。その部屋の大半を占めるベッドの上に、帰郷時に愚姉が

　溜め込んだ洗濯物が山のように積まれていた。

　　さて、自室に戻ろうとした時、何か違和感が脊髄を駆け上がって来た！

　　「ん？　いま、洗濯モノの山が動いた様な…」

　何の気無しに、戻ってその部屋の明かりをつけた。瞬間、部屋にゴロゴロという声が響き渡った！

　間違いなくお嬢の声だった。

　　「お嬢！ココに居たんか！」

　と言って積まれた洗濯物を一枚一枚剥がしていき、最後の掛布団を捲った。　お嬢が居た！

　　「良かった！　外で野垂れ死んでいるかと、思っ………」

　目前に物凄い違和感が湧き起こった。


　　　ん？

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　　　んんんんんっ？

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　ンゲゲェ――――！！…… ﾆｬﾝ♪ヾ(=ﾟ･ﾟ=)ﾉﾆｬﾝ♪　←壊れた声



　　　　　「お嬢！　お前…」


　　　　　　　　　　しんげん家に、“家族” が増えていた、ソレは瞬間だった…。


　　　つづく

　　ようやく、しんげん家に訪れた平穏な日々。　故に、

　ガッツリや東京モーターサイクルショーへと出向く事が

　出来る様になった。

　　が、やはりこの平穏な日々は一瞬で終わりを告げる・・・。



　　自分では珍しいというか、初めてじっくりと植物の写真を撮っていた時、何か身体の中を吹き

　抜ける風を感じた。

　　「確かに、今の俺はちょっと変だな…」

　と思ったが、モーターサイクルショーの開場が迫っていた為、一旦その思考を中断し、コンパ…

　い、いや、バイクへ意識を集中する事にした・・・。


　　そして帰宅後・・・。


　　「いない！居ない！　いくら探しても見当たらない！！」

　そう、“お嬢（仮名）” が、失踪したのだ！

　　“坊（仮名）” に聞いてみても、

　　「それより、はやく、遊んで遊んで！！」

　ふんふんふん！　と、アタックして来るだけで、埒が明かない・・・。


　　　そうした中、連日の疲労からか、睡魔に襲われた私は、あっという間に深い眠りに陥った・・・。



　　数時間後、何故か突然目が覚めた。スグに例え様が無い位、有る予感が湧き起って来た・・・。


　　　「お嬢…、もしかして…」


　　　でわでわ！ （爆）

　　徹夜明けの身体に鞭を打ち、今年も行って参りました、東京

　モーターサイクルショー！！！


　　昨年のコンパニャー画像も無事アップし、何とか間に合い

　ましたので、今回はゆっくりと、会場を観て廻りました！

　　何せ、次期愛車候補が展示されておりますから！(●´艸`)ﾑﾌﾌ



　　そう、　実は、ココだけの話ですが・・・・・。


　　既に、次期愛車バイクは、決まっておるのですよ・・・]*・ﾉ｡・)ｺｼｮ…（驚爆）


　　しかしながら、まだ公表は致しませんので、文章の行間、或いは、フォトギャラリーに

　アップされるバイクの雰囲気から、次期愛車を推察して頂ければ幸いで御座いまする！<（＿）>


　　　という訳で！！！！！


　　　　　寝ます・・・(-.-)zzZ 　（核自爆）


　　※尚、この日の模様は、愛車紹介ホンダ フィットのフォトギャラリー

　　　　　　　　　　　　　　内の→ “ココ” と、“ココ” にありますので、どうぞご覧下さい！

　　　　そろそろ禁じ手と化していた、

　　　“ガッツリ” を、したくなった。

　　　という訳で、先日世話になった

　　　某ラーメンチェーン店に間食を

　　　喰いに行った…。

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　喰った・・・。

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　ふう・・・、さて夕飯なんぞ・・・。
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　喰った・・・。

勿論、お代わりと、デザートもしっかりと・・・

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　喰った・・・。

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　ふう・・・、さて夜食なんぞ・・・。

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　喰った・・・。

　　やはり、ハンバーグ＆豚生姜焼き入り牛丼大盛りと、野菜うどんは、サッパリとして旨かった・・・




　　　さて、デザートも・・・・

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　旨かった・・・。


　　しかし、食べ終えた丼に落とす、≪プッチンプリン≫ の、何と風情な事よ・・・

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　　「あ、あの～、僕のご飯はいつ貰えるのでしょうか…？」



　　　と、ようやく平常運転となりつつ有る、しんげん家であった…。

　　　　　　!ｱｯﾋｬｯﾋｬ!ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉｱｯﾋｬｯﾋｬ!

　　　　　　はっ！？　(ﾟ◇ﾟ;)！！！

　　　　ピシッー！　 ピシッー！　 ピシッー！
　　　 (゜゜;)＼(--;)　(゜゜;)＼(--;)　(゜゜;)＼(--;)


　　　　でわでわ！

　　　※ 尚、この模様は、愛車紹介ヤマハPC28 フォトギャラリー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　内の→ “ココ” にありますので、どうぞご覧下さい！