しんげん神奈川のブログ一覧

　　今年も残り、あと僅かとなりました。

　皆様に置かれましても、波乱万丈の

　年になったかもしれないと思います（＾＾；


　　私の2013年は、波乱万丈とは対極の、

　至って、“平穏” な年となりました。余りに

　何事も無かったので、6キロ太っちゃいました（自爆）


　　今年、大きな衝撃を受けた事と言えば、強いて言えば、秋元才加のAKB48卒業

　位だったでしょうか・・・。


　　と思っていたら、次々と出て来るは出て来るは！


　　イプシロン打ち上げ成功や、2020年東京オリンピック決定や、バレンティンが本塁

　打を60本打ったりとか、日本カーオブザイヤーにゴルフが選ばれるとか、露西亜に

　隕石が落ちたりとか・・・。

　　と考えに耽っていると、いきなりシューマッハの危篤や、大島優子AKB48卒業を

　リアルタイムで見てしまったりとか…（＞＜）


　　と、色々有りましたが、今年1年有難う御座いました！　皆様、良いお年を！（＾＾）/


　※追伸：

　　えー、“振り向く…” シリーズと、“人生徒然草…” シリーズは、何とか来年中には

　　　完結させたいと思っておりますので、どうか気長にお待ちくださいませ！（自爆）　ｍ（＿）ｍ

　　今年は、豚鴨南蛮そば！！！


　　　　えー、取り急ぎご連絡まで！(爆)


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でわでわ！

　　年末が忙しいのは当たり前であるが、


　私個人の忙しさは半端では無い！


　　　何せ・・・・




　1週間遅れの一人クリスマスをしなければならないし・・・



　喰い納めもしなきゃならないし・・・



　喰い納めもしなきゃならないし・・・



　喰い納めもしなきゃならないし・・・



　喰い納めもしなきゃならないし・・・





　そして・・・




　喰い納めもしなきゃならないし・・・
（焼肉鰻丼、シチューと、チャーシューメンを添えて・・・）




あ、そうそう、話は前後しますが、クリスマスチキンを買いにスーパーに行った時、

　「やっぱり！」

の光景がありました！　それが↓コレ！
　

下段が、“支那産298円”、上段が“鹿児島産498円”（苦笑）　倍近く値段が違うのに、この現状(苦爆)

　「安けりゃイイっていう事ではない！」

という事ですな（＾＾；


　　それではこの辺で！　って、イケネ！　年賀状まだ書いていなかったぁ！！！（自爆）


　　でわでわ！

　数時間前、私の携帯に送信されたメールの中に、えりか

以外のメールが有った。しかし私はソレを無視した…。

　数時間前、眩いステージ上で、私に対しシャッターを切り

続けていた人が居た。しかし私は気にも留めなかった…。

　数十分前、会場の端にある休憩所で、突き刺す様な視線を感じた。しかし私は、更に詳しく調べ

もしなかった…。


　それまでバラバラだった点が線となり面となり、そして今、立体像として私の目の前に現れた。

呆然と佇む私に、まゆが躊躇なく近づいて来た。

　「ピシーッ！」

薄暗い駐車場に、頬を叩く音が響き渡った！　私の左頬が徐々に赤みと熱を帯びた。何年か振

りに、私の顔面をクリーンヒットしたのは、親でも無く、ヤー公でも無く、ストリートファイターでも無

く、官憲でも無く、一人のカヨワイ娘であった。

　「バカー！」

そう言って、まゆは私の胸元に飛び込んで来た。

　「ばかばかばかばかばかー！」

言葉と連動して、胸に顔を埋めたまま両手で私の胸を叩き続けた。

　事ここに至って、ようやく状況が飲み込めた私は、私を叩き続けるまゆをギュッと抱き締めた。

　「…スマ…ン」

その一言が、叩く手を止めて一気に感情の濁流を放出する引き金となった。

　「うわーんんん！！！」

涙でぐしゃぐしゃになった顔を、更に私の胸に押し当てた。みるみる私のシャツが涙と化粧で濡れ

ていく…。


　数分後、二人はベッドを共にしていた。あの後、私の方も抑えきれない或る感情が湧き起こり、

強引とも言える動作で彼女を抱き抱え、そのままホテルの一室へと連れ込んだ。が、予想に反し

て、まゆの抵抗は小規模に終わった。そして部屋に入った後は、私のなすがままに身体を開いて

行った…。

　「いつから…」

事が終わった後、まゆは身体を背け毛布に包まっていた。私は天井に向かって話し続けた。

　「いつから…、いたんだ？」

暫く嗚咽を堪える波動が、毛布越しに伝わって来た。

　「今朝。コン兄ィの家の近くから…」

振る絞るようにまゆが言った。

　「何で声をかけなかった？」

　「…あた…し」

　「…」

　「好きな…、好きな人が、…出来たの…」

　「そう…か」

　「だから…」

　「だから？」

まゆはゴクリと唾を飲み込むと、努めて明るい声で言った。

　「カイエン売っちゃった！」

　「……」

　「もう、アタシには、ポルシェに乗る資格無い…から」

　「そう…か」

先程近づいて来た黒いメルセデスが脳裏に浮かんだ。

　「お前さん、メルセデスはもういい！って言ってなかったっけ？」

　「ゴメン…なさい…。彼、彼が買ってくれたの」

　「そうか…」

　「だから、だからもう…」

　「……」

　「コン兄ィとは…、逢わない事にする…」

　「そうか…」

突然まゆが向き直り、私に抱き付いて来た。

　「うっうっう…、ごめんなさい…」

私の胸がまた涙で濡れた。私は一つまゆの頭を撫でると、思いっきり抱き締めた。

　「今まで…ありがとな…」

その言葉に、まゆも一層力を籠めて私を抱き締めた。そんな彼女の頭を撫でながら、まゆとの

日々が、まるで走馬灯の様に目の前に浮かんでは消えた。

　初めてクルマ屋巡りをした事。その後ラーメン博物館に行った事。東京モーターサイクルショー

に行った事。その後、海辺で別れた事。再度よりを戻し、カイエンを見に行った事。その後ベンツ

を売ってカイエンを買った事。犬仲間と大草原でBBQをしていたら、そのカイエンに乗って颯爽と

現れた事…。

　今となっては全て懐かしいセピア色の思い出と化しつつあった。

　「もう、もう行かなきゃ…」

そう言うとまゆは私から離れ、バスルームへと姿を消した…。

　十数分後、二人は薄暗い駐車場に居た。

　「…じゃ、…行くね！」

　「ああ…。元気でな」

まゆは泣き笑いのような顔でひとつ頷くと、ゆっくりメルセデスに乗り込んだ。

　ブオン！

駐車場にV8の野太いエンジンサウンドが轟いた。黒いメルセデスがゆっくりと動き出し、そして

私の前から去って行った。何故かその光景を見ない様に、私は視線を敢えて虚ろにしたままだった。

　「サヨウナラ…」

誰も居なくなった駐車場で、自分にしか聞こえない声で、自分に言い聞かせる様に、そう呟いた…。


　銀座に着いた頃には、既に夜の帳が降りて来ていた。これからポル仲間との、パラノイヤ忘年会

があった。傷心の身には少しキツイが、皆との語らいでこの傷が少しでも癒える様にしようと、忘年

会会場へと向かった…。

　相変わらずポルシェを愛する皆との会話は楽しかった。この時ばかりは皆童心に帰った。多少、

皺と白髪は増えていたが…。


　数時間後、この楽しいひと時も終わり、皆で来年の健闘を誓い、一本締めしてお開きとした。皆、

其々家族の元へと帰って行った。誰も待つものが居ない私は一人、未だ輝くネオン街へと、ゆっく

り歩き出した…。(そう言えば犬が一匹いた…(苦笑)



　数日後、“ふりだし”に戻った、次期愛車探しに、某ポルシェ専門店に私の姿は有った。そして…。

　私の傍には、新しいハニーの姿が有った。彼女は大のクルマ好きだった。キラキラとした瞳で、

心の底から楽しそうにポルシェに触れている。そんな姿を見ていると、どうやら彼女は、ジャケット

の色には拘わら無い様にしたようである。

　私は晴れ渡る空を見上げ、大きく背伸びした。


　　さあ、次のポルシェと共に、今日から、新しい恋が、始まる……。



　　　　－おわり－


　※、いつもの様に、コレはフィクションですので、皆様に置かれましては

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誤解無き様、お願い致します！（＾＾；

　※　尚、この模様は、各愛車紹介ポルシェのフォトギャラリー内にアップしておりますので

　　　最後となる画像、どうぞ御覧下さい！　因みにPCであれば 、“ココ” からでも御覧になれます！

　早めに会場を後にした私は、軽快に首都高をクルー

ジングしていた。視線を車窓の外に向けると、美しい

“Tokyo”の風景が広がっている。しかしソレに負けない

位の、美しい存在が私の横に座っていた。

　“えりか”は終始、私を見つめていた。その熱い視線に、しばしば頬も綻んでくる。二人だけの

車内。当然の様に二人の仲は急速に近寄って行く。繋ぎ合っていた手が、それぞれの太腿へと

伸びて行き、自然と根元へと這わせて行く。いつしか4つの眼が潤み、そして二人の唇がゆっくり

と重なり合った。車外は寒風が吹き荒れていたが、車内はまるで亜熱帯の様に暖かく、そして幸

せな空間と化していた…。


　高速を降りたフィットは、暫く某ホテル街を彷徨っていた。既にお互いの手は、お互いの秘密の

花園で蠢いている。後はこの辺りの何処かで愛の交歓を始めるだけとなり、そしてヒラヒラと簾状

のカーテンが舞うパーキングへとフィットを滑り込ませた。　・・・が、

　ソレは、ほんの些細な事から始まった。

　昂る気持ちを押さえながら、何気なく話題に上がったアニメについて楽しく話していた時だった。

しかし、そこから亀裂が生まれたのは確かだった…。


　過去、何回かリバイバルされた人気作品のうち、“オバQ” や、“ドラえもん”、“怪物くん” 等は、

えりかもゲラゲラと笑いながら楽しく聞いていた。が、或るキャラクターが話題になった瞬間、場

の空気が急転した！　お互い一歩も引かない状態となり、そこからあっという間に車内が険悪な

ムードと化す。相手は一回り以上年の違うオナゴだ。ココは勿論大人である私がチョット引くだけ

で全ては丸く収まったかもしれない。だが、どうしても譲れないモノが私にも存在している。それは

数少ない事ではあるが、私にとってジェネレーションプライドとでも言うべき絶対事項であった。

それは…。

　「ルパンのジャケットの色」

についてだ！　私にとってルパン三世の着ているジャケットの色は、“緑”で無くてはならない！(爆)

　しかし言うに事欠いて、えりかは私に対し宣言してしまった！

　「ルパンのジャケットの色は“赤”に決まっているじゃない！」

と……。

　確かに、厳密に言えば原作は赤っぽい色である。しかし、初めてリアルタイムでファースト(この言

い方も気に喰わないが)ルパン三世をテレビで見ていた我々の世代からすれば、ルパンの服装は

　「緑に決まっている！」

のである！！

　「違う！　コン兄ィは間違っている！　ルパンと言えば絶対に赤よ！」

口角泡吹き飛ばし、既にお互い一歩も引く事の出来ない瀬戸際まで追い込み、まるで離婚間際の

カップルが如き喧々諤々の様相となっていた。

　「もういい！　私、帰る！」

そう宣言し、えりかは勢い良くドアを開けると、そのまま飛び出すように去って行った。私もしばらく

は頭に血が上り、車内で怒りをぶちまけていた。

　「これだから最近の若造はなっとらん！　自分の無知を恥ずかしげも無く出しおって！」

しかし、数分も経てば落ち着きを取り戻すオッサンであったので、頭を冷やすべく、車外へと降

り立った。

　「ふー！」

薄暗い天井に溜息を一つ吐き、ふと辺りを見回す。平日のまだ明るい時間だというのに、駐車場

は、8割方埋まっていた。

　「みなさん、御盛んな事で…」

数分前の自分の姿を棚に上げ、そう毒づきたくなるのも仕方なかった…。


　そんな私の傍に、ゆっくりと近づいて来る黒いメルセデスの姿が有った。いまだ唖然と佇んでい

た私であったが、何となくそのクルマの方にぼんやりとした目を向けた。その視線の先に、ゆっくり

とクルマを降りてくる存在に、面倒臭くではあるが、焦点を絞ってみると、それは白い服を着た女性

の姿だった。その白い服は、極限まで裾を短くした超ミニのワンピースだった。私の脳内が徐々に

活発になり始めた。見覚えが有った。そしてその顔は、悲しみと憎しみに溢れていた。みるみる私

の瞳孔が開き、胸が締め付けられるような息苦しさが全身を覆った。


　　“まゆ”だった。


　　　つづく

　※　尚、この模様は、各愛車紹介ポルシェのフォトギャラリー内にアップしておりますので

　　　　　　　　　　　どうぞ御覧下さい！　因みにPCであれば 、“ココ” からでも御覧になれます！