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頑固一徹カズですのブログ一覧

2009年02月04日 イイね!

エコ・ズムズム

 今回マツダからi-stopシステムがマツダ3(アクセラ)に搭載されると発表されました。もともと「スマートアイドル・ストップシステム(SISS)」として技術発表されていたわけですが、マツダのアイドルストップはMT車でもAT車でも利用できるところがすばらしいのです。
 プロトタイプに実際に乗ってみるといままでのアイドルストップは条件が揃わないとなかなかエンジンが止まらなかったし、再始動のタイミングが遅れたり実際は使いにくいものが少なくなかったのですが、マツダの独自技術によって、使いやすいアイドルストップが実現したのです。
 スターターモーターだけで起動するのではなくシリンダー内に燃料を噴射し、火花点火することでエンジンを目覚めさせる仕組み。この技術はガソリン直噴だからこそ可能な技術で、実際はスターターモーターと併用してエンジンを起動するが、適切な位置にピストンを正確に止められるかどうかが肝。そのためにクランクシャフトの角度でピストンの位置を計測しながらエンジンを止めるのです。さらに シリンダー内に未燃焼ガスが残らないようにし、リーンな空気を確保することが重要。再始動の時間は0.35秒(AT車)とライバル車の半分という短い時間で始動が可能となっようです。
 ピストンを止めるはオルタネーター(発電機)の役割。回生エネルギーも可能だが、実際に回生しているかどうかはまだ未確認。スターターモーターの使用頻度が高まることを想定して、エンジンルーム内には二つのバッテリーが搭載されることになった。このシステムだけの効果は燃費換算で10-15モード10%、J08モード8%、欧州シティモード5%、複合モード(Combine)3%の燃費向上が期待できる。
Posted at 2009/02/04 11:37:23 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2009年02月02日 イイね!

ITSで日本を救え!

ITSで日本を救え!1/29テレビ東京のニュースファインという番組に出演し、短い時間でしたが、日本と世界の自動車業界の話しをしてきました。やはり当番組はハイブリッドで有利な日本メーカーの復活をかるく考えていたフシがありました。日米欧のハイブリッドは多様化し本格的な競争の時代がこれから始まると修正してコメントしました。

さらにアメリカのグリーンニューディール政策に対抗するために、日本は何をすべきか。「チームジャパンITS戦略」(勝手につけた名前)で新しい都市計画と交通環境の改革を一気に進めることを提言してきました。良いクルマをいかに作るかではなく、クルマが使いやすい社会や都市設計を見直すことが今必要なのです。

小学校などの建物の耐震構造に修復することが言われてますが、高速道路の対応年数もそろそろ限界に近づいているみたいです。オリンピックの時に作られた首都高速は、もうじき寿命がくるのですね。でも、その修理予算は?と聞かれてもどなっているのでしょうか?

「クルマをどうつくるのか」から「クルマをどうつかうのか」へ発想をシフトしないと、せっかくのハイブリッドもエコ・カレラも元気に走れないのは悲しいですからね。

来る2/25~27の間に、お台場で大規模なITSの実証実験のデモが行われます。私は二日目の経済産業省主催のシンポジウムで講演します。でっかい花火を打ち上げてきます。


Posted at 2009/02/02 01:21:01 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2009年02月01日 イイね!

ハイブリッドの多様化

日本時間で1/27に帰国しましたが、日本政府は相変わらず唯我独尊を訴えているだけでこの経済金融危機を有事とするするどい緊急政策が提言されていないのには驚きました。アメリカにならって、ギリスもドイツもスウェーデンも韓国も、いざとなったら自動車業界をサポートすると公言してます。やはり日本が心配です。

夕べ、テレ朝の「朝まで生テレビ」を見てて驚いたのですが、司会者の田原さんが「トヨタは平気。ハイブリッドをじゃんじゃん売っているから。ビッグ3は一台も売ってないから、やはりアメリカの自動車産業はあぶない」というようなことを言ってました。こうした認識は多くの日本の知識人が持っている共通認識ですが、以下の二つの点が間違ってます。

・フォードはエスケープSUVのハイブリッドを販売している(売れていないけど)

・トヨタもホンダもここ十年間に色々なハイブリッドを販売しているが、結局、売れたのはプリウスだけ

つまり、正しく理解するならハイブリッドで巧くいったのはプリウスだけ。だからじゃんじゃん出してもプリウス以外は失敗したのです。しかもこれから欧米メーカーは電気自動車にシフトする覚悟を決めてます。もちろん従来のガソリン・ディーゼル車も進化させながらですが。

実は電気自動車やハイブリッドはこれからが本格的な競争の時代に入ると思います。欧米メーカーからは電気自動車やレンジエクステンダーという新しいコンセプトのプラグインハイブリッド(航続距離が長い電気自動車)がもうじき登場します。つまり、田原さんの認識はあたらにしないといけませんね。2011年頃には日米欧のメーカーから続々と多様なハイブリッドが販売されるのです。

トヨタもホンダもハイブリッドでリードしているとは思っていないでしょう。膨大な利益にすがりつきたいと思った日本のメディアがトヨタをよいしょした結果、ハイブリッドを過大評価してしまったのです。私もメデイアの端くれなので発言の責任は重大ですね。 
Posted at 2009/02/01 00:57:22 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2009年01月23日 イイね!

ポルシェのふるさと巡り

ポルシェのふるさと巡り デトロイト通信(痛心!)も終わりました。アメリではオバマ大統領で盛り上がっています。リニューアルしたホワイトハウスのHPはクールですね。ジョージワシントンもでてきたりして。そしてオバマ政権が掲げているグリーンディール政策が実行されると、アメリカは一気に電気自動車に行くかもしれません。最近は単なる電気自動車やプラグインハイブリッドとは呼ばずに、レンジエクステンダーとかV2G(Vehicle to Grid)という言葉を使うようになりました。

 お隣の「スポーツカー爺さんととまなブログ」と一緒にポルシェのふるさとに来てます。これからポルシェ・ミュージアムのお披露目式が行われるみたいです。でも、二代目のフェリー・ポルシェが戦争のために疎開していたオーストリーのグミュントという本当に小さな町に、彼のワークショップが残ってます。ここで911の原型が作られたのですね。スパイダーの木型も残ってました。

 でも、欧州の金融危機はアメリカよりも深刻とTVで報道してます。実体経済の安定化のために、ありとあらゆることを行うそうでしす。欧州の病気を治す看護師さんの恰好をしたメルケン独首相の風刺が印象的でした。

Posted at 2009/01/23 19:08:43 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
2009年01月19日 イイね!

デトロイト通信~vol9

デトロイト通信~vol9怖~い話しの続きです


 10年くらい前に体験したデトロイトの怖い話しの続きです。深夜なんとかダウンタウンのホテルに着きましたが、すでにロビーはホームレスの人達が暖をとるために押し寄せてました。チェックインすると、部屋は従業員が雪ででてこれないので、ルームクリーンしてないと言われました。もう、そんな些細なことはどうでも良い状態まで追い込まれてきたので、素直に了承しました。部屋に入るとベッドは前の利用者が使ったまま。とにかく暖かいということだけでも幸せでした。

 朝起きてもロビーはごったがえしてました。荷物を部屋に残すのは危険と思い、荷物とパソコンケースを抱えてダウンタウンまで歩きました。当然、モノレールもタクシーも利用できません。雪で積もった歩道は人が一人で通れるくらいの道ができてました。すると正面からプロレスラーのような大きな男性が歩いてきます。道を譲るには新雪に踏み込まなければなりません。90%の確立でお金をよこせ!と脅かされると思いました。このまま前進するべきか引き返すべきか。

 結果的にこの大男は良いヤツだったので何もなかったのですが、この話しをフォードの広報部員にすると「そんな危険はホテルはだめです」と言って親切にデアボーンのリッツカールトンを取ってくれたのです。まさに天国と地獄。その時のフォードの担当者の心配りに感謝しているのです。

 写真はヘンリーフォードミュージアムの一こま。1910年頃のフォードの工場です。
Posted at 2009/01/19 23:53:27 | トラックバック(0) | 持続可能なモビリティ | 日記
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